ガルヴォルスLord 第10話「謀られる正義」
警官たちを切り裂き、カナメの前に乱入してきた2人の少女。その姿にカナメは覚えがあった。
1人は紅い長髪と凛とした雰囲気を持っており、1人は蒼いショートヘアをしており、明るい雰囲気を放っていた。
「久しぶりだね、カナメ。」
「カオリ・・カナエちゃん・・・」
悠然とした態度を見せる桜井(さくらい)カオリに声をかけられ、さらに笑顔を絶やさないでいる桜井カナエに眼を向けられ、カナメは当惑していた。
「あんまり変わった気がしないわね、カナメは。でも懐かしくて逆にいいかな、アハハ・・せっかくの仲間のよしみだからね。特別に助けてあげるわ。」
カオリがカナメに言いかけると、取り囲んでいる警官たちを鋭く見据える。彼女の頬に異様な紋様が浮かび上がる。
「昔の仲間によくもちょっかい出してくれたわね・・ただで済むと思わないでよ・・・!」
いきり立ったカオリが変貌する。コウモリに似た姿のバットガルヴォルスに。
その威圧感に一瞬怯むも、警官たちはカオリに向けて発砲する。カオリは翼を振りかざしてかまいたちを放ち、向かってきた弾丸を一気に弾き飛ばす。
かまいたちはさらに警官たちの体を切り裂く。鮮血と断末魔の叫びが飛び交い、警官たちに恐怖を植え付けていた。
脅威を見せるカオリに、リオンは歯がゆさを覚えていた。
様々な感情と葛藤にさいなまれていたライは、気晴らしに外に出ていた。近くでガルヴォルスが暗躍しているかもしれないという憶測も念頭に置いて。
河川敷を歩いていた彼は、警官たちが集まっているのを見つける。
「何だ?」
ライがその警官の集まりに眉をひそめる。その直後、彼はその中からガルヴォルスの気配を感じ取り、同時に集まりから鮮血が巻き上がった。
「まさか、警察を・・・!?」
怒りを覚えたライがその集まりに向かっていく。彼の姿が狼の姿をしたウルフガルヴォルスに変化した。
突如乱入してきたカオリとカナエに追い込まれていたリオン。そのとき、彼女はまた新たに飛び込んできた1人の青年が、異様な姿に変貌したのを目の当たりにする。
青年、ライは混乱状態にある警官たちをかき分けて、バットガルヴォルスに拳を繰り出す。バットガルヴォルスはライの乱入に気付いて、飛翔して攻撃をかわす。
ライとの距離を置いて着地するカオリ。ライの視線はスワンガルヴォルス、カナメに向いていた。
「またお前かよ・・今度こそケリをつけてやるよ!」
怒号を放つライがカナメに向かって飛びかかってきた。
「ショーくん、離れて!」
カナメはショーに呼びかけると、ライが繰り出してきた拳を翼で受け止める。2つの力は相殺、反発し、2人は弾き飛ばされる。
「またあなたなの・・・いくら私たちと同じガルヴォルスでも、もう容赦しないわ!」
憤りを覚えたカナメが、ライに向けて羽根の矢を放つ。ライは地面に拳を叩きつけて砂煙を巻き上げ、矢の群れを阻む。
攻撃を阻まれて毒づくカナメ。その砂煙を突っ切って、ライが飛びかかってきた。
だが、虚を突かれたカナメの前に立ち、カオリがかまいたちを放ってきた。ライは跳躍してその一閃をかわし、標的を外した刃は再び警官数人の体を断裂した。
飛び上がったライに向けて、突如触手が飛び込み、彼の体を縛り上げた。
「何っ!?」
毒づくライが視線を向けると、蛭を思わせる姿をしたリーチガルヴォルスがいた。彼を縛っている触手は、リーチガルヴォルス、カナエの体から伸びていた。
「カナメ、ショーくんを連れて逃げて、今のうちに!」
「カナエちゃん・・・!?」
カナエの呼びかけにカナメが困惑を見せる。だがカナメはすぐに我に返って、ショーを連れてこの場を離れた。
「ま、待て!・・くそっ!」
毒づくライが全身に力を込める。爪を振りかざして、体を締め付けている触手を切り裂く。
触手を切り刻まれて顔を歪めるカナエだが、触手はトカゲの尻尾のようにすぐに生え変わる。
広がっていく混乱に乗じて、カオリとカナエもこの場を離れていく。3人のガルヴォルスを仕留め損ない、ライは怒りを膨らませながらこの場を後にする。
河川敷にはリオンとミミ、錯乱している警察官、そして惨たらしい死を受けた血と肉片が残っていた。
カオリとカナエの乱入で難を逃れたカナメとショー。林の中に身を潜めたところで、2人の前にカオリとカナエが降り立った。
「カオリ・・カナエちゃん・・・」
困惑の色を浮かべるカナメの前で、カオリとカナエの姿が人間に戻る。
「本当に久しぶりだね、カナメ。それにショーくんも。」
「カナエちゃん・・ショーくんを知ってるの・・?」
カナエの声にカナメが疑問を投げかけると、ショーがそれに答える。
「うん。僕をガルヴォルスにしたのは、カオリお姉ちゃんだから・・」
「カオリが・・・!?」
ショーの答えにカナメが驚きを覚える。彼女が視線を向けると、カオリが悠然さを込めた笑みを浮かべる。
「私は人間に噛み付くことで、その人をガルヴォルスにすることができるのよ。でもガルヴォルスになれるのはほんのわずかで、それ以外はそのまま命を落としてしまうのよ。」
「僕はカオリお姉ちゃんからそのことを聞いて、自分からガルヴォルスになりたいって言ったんだ・・」
カオリに続いてショーが答えると、カナメがさらなる困惑にさいなまれる。
「警察に恨みをぶつけるために、ガルヴォルスに・・」
カナメがもらした言葉にショーは頷く。するとカナエが明るい笑顔を浮かべて、カナメに声をかけてきた。
「カナメ、今はどうしてるの?カナメの話を聞きたいなぁ。」
「カナエ、あまりわがまま言っちゃダメよ・・ゴメンね、カナメ。カナエがヘンなこと・・」
カオリがカナエに言いとがめると、カナメに苦笑いを見せる。だがカナメは微笑んで、胸のうちをこの姉妹に話すことにした。
「いいわ。話せる範囲でなら、話すわ・・・」
ガルヴォルスたちを仕留め損ない、ライは苛立ちを隠せなかった。気晴らしに外に出たつもりが、逆にストレスを膨らませる結果となってしまった。
そんな彼の横に突如フェラーリが平行し、クラクションを鳴らしてきた。その声に気付いてライが足を止めると、フェラーリも合わせて停車して、運転席の窓が開かれる。
その運転席には、黒髪の女性が座っていた。微笑みかけてくる彼女に、ライはいぶかしげな面持ちを浮かべる。
「霧雨ライくんね?」
「えっ?・・誰だ、アンタ・・?」
女性、リオンが訊ねると、ライが眉をひそめて答える。するとリオンは警察手帳を見せて、自分の身分を証明する。
「警視庁の樋口リオンよ。ライくん、ちょっと話を聞かせてもらえないかしら?」
「警察?悪いが任意同行ってヤツに付き合うつもりはねぇよ。」
「・・ガルヴォルスについて、でも?」
リオンの言葉に、この場を立ち去ろうとしたライが足を止める。彼が興味を持ったと見て、リオンは微笑んだ。
「乗りなさい。このことは極秘事項になっているから、場所を変えて話すわ。」
リオンの言葉を受けて、ライは彼女のフェラーリに乗り込むことにした。
リオンに連れられてライが訪れたのは警察署ではなく、郊外の高層ビルだった。なぜそこに来たのか理解できず、ライはいぶかしげな面持ちを浮かべていた。
「ついてきなさい。ここは限られた人しか入れない場所にしてあるから・・」
リオンが振り向いて声をかけると、ライは疑問を抱えたままビルの中に入った。
ビル内は部屋のひとつひとつがオートロック式になっており、子虫1匹通さない勢いの造りとなっていた。それはそのビルに威圧感を漂わせることとなった。
その張り詰めた空気を突っ切るように進んでいくリオンとライ。そして2人はビルの地下の奥の部屋にたどり着いた。
そこには片隅で情報整理を行っているミミの姿があった。
「リオンさん、おかえりなさい。」
「ミミ、悪いんだけど2人だけにしてもらえる?それと、しばらく誰もここに立ち入らないようにお願いできる?」
「はい、分かりました。では、何かありましたら連絡してください。B3号室にいますので。」
「ありがとう、ミミ。」
リオンとのやり取りを終えると、ミミは部屋を後にした。ライとリオンを残して、部屋には鍵がかけられて密室となった。
「それで、話というのは何だ?」
ライが改めて問いかけると、リオンは真剣の面持ちで語り始めた。
「あなたも分かるように、私たちは警察よ。犯罪や罪人から人々を守るのが私たちの任務よ。もちろんガルヴォルスも、その加害者として例外ではないわ。私たちは今、ガルヴォルスの調査とその暴挙に対する防衛のために行動している。もちろんその任務の中で、私はあなたがガルヴォルスとなったところを見ているわ。」
リオンの説明にライが眼つきを鋭くする。
「あなたはガルヴォルスでありながらガルヴォルスに敵意を向けている。その対立には、あなたの深い何かがあると見ているの・・もちろんあなたの過去をムリに掘り返すようなことは考えていない。ただ私は、あなたの力を借りたいと思ってるの。」
「オレの力を?」
リオンの挙げた提案にライが意表を突かれる。
「ガルヴォルスの大半は、本能の赴くままに人間に襲い掛かっている。これに対して私たちは防衛手段を取らなければならない。でも私たちの人としての力だけでは、ガルヴォルスに太刀打ちできない。そこでガルヴォルスでありながら人として戦っているあなたの力が必要なのよ。」
「毒をもって毒を制すってやり方だな。生憎オレはあんまりそういうのは好きじゃねぇんだ。」
「気に入らないというなら、ムリにとはいわない。でもガルヴォルスから人々を守りたいという気持ちは、私もあなたも同じはず・・あなたの力を、みんなのために貸してほしいのです。」
切実な思いでライに頼み込むリオン。彼女の真っ直ぐな気持ちを垣間見て、ライは渋々頷いた。
「ガルヴォルスはオレが倒す。それだけはアンタも分かってほしい。だがそれだけだ。オレはアンタたちを仲間だとは思わない。ガルヴォルスという共通の敵がある。それだけなんだよ。」
「分かってる。それだけでも、あなたがガルヴォルスを倒すために立ち上がってくれるなら、私たちはあなたを歓迎したいわ。」
ライの考えとともに、リオンはライを快く迎え入れた。そしてリオンは1枚の写真をライに見せた。
写真に写っていたのは幼い少年、ショーだった。
「この子供がどうかしたのか?」
「ただの子供ではないわ。彼もガルヴォルス。しかも警察ばかりを狙って動いているようなのよ。この子をこのまま放置しておけば、私たち警察の混乱につながる恐れまで出てくる・・だからもしあなたにその気があるなら、この子を捕まえてほしいの。それがムリなら命を奪うのもやむを得ないわね・・」
リオンの説明を聞いて眼つきを鋭くするライ。穏便にことを済ませようと提案するリオンだったが、ライの意思に変わりはなかった。
「悪いが、コイツがガルヴォルスだっていうなら、たとえ子供だろうと叩き潰す・・そうしないと、オレみたいに辛い思いをする人を、さらに増やすことになるからな・・・」
「本当に感謝するわ・・本来なら、警察が一般市民にこんな頼みごとをするのはご法度なんだけど・・」
ガルヴォルスへの憎悪を募らせるライだが、リオンはそんな彼に対して感謝の意を示した。
ライとの協力を得たリオン。ミミにライを送らせ、リオンは部屋で1人佇んでいた。
その中でリオンは、歓喜を込めた不敵な笑みを浮かべていた。
(所詮あの男もガルヴォルス。決して存在してはならない・・フフフフ。せいぜい潰し合えばいいわ。醜いバケモノ同士で・・!)
胸中で歓喜を囁くだけでは耐え切れず、ついに哄笑を上げるリオン。彼女の本性を知る者は、警察の中にはいなかった。
カオリとカナエは、カナメが人間不信に陥っていた頃に交流を深めた姉妹だった。同じガルヴォルス同士ということで関係を深め、互いに励ましあう仲にまで発展していった。
2人と別れてからのことをカナメは知らない。だがどこかで自由気ままに過ごしているのだろうと思っていた。
「なるほどねぇ。ということはカナメは、落ち着いた生活をしているってわけね。」
カナメの事情を知って、カオリが淡々と答えて頷く。
「カナメもカナメなりに生きてるってことなんだね。」
「えぇ。でもあなたたちは相変わらずというか、自由に生きてきたみたいね。」
口を挟んできたカナエに、カナメが微笑んで答える。
「あなたはどこか変わったような気がするけどね。」
「えっ・・・?」
カオリが口にした言葉に、カナメが当惑を覚える。その反応を楽しんでいるのか、カオリは悠然さを崩さずに続ける。
「ホントに何となくなんだけどね。私たちの勘違いかもしれないかも・・」
カオリの言葉が意味深に感じずにはいられず、カナメは困惑を募らせた。
「ところでショーくん、これからどうするつもりなの?」
カオリが唐突に訊ねると、ショーは真剣の面持ちを浮かべて答える。
「リオンの息の根を止める・・あの女は自分の高い地位をうまく使ったり、周りを平気で利用したり切り捨てたりするヤツだから・・・」
「なるほどね・・それじゃ、私もそのリオンっていう人をやっつけに行こうかな。」
ショーの話を聞いたカナエが気さくな笑みを浮かべて意気込みを見せる。
「カナエちゃん・・・」
カナメが戸惑いを見せると、カオリが微笑みかけて言いかける。
「カナメ、アンタも来る?まぁ、無理に引っ張り出すつもりはないけどさ・・一応言っておくわね。」
そこへカオリが声をかけ、カナメが眉をひそめる。
「アンタ、リオンたちの前でガルヴォルスになるところを見られてるんでしょ?・・だったら何か手を打ってきてるんじゃないかな?たとえば、指名手配とか。」
「指名手配・・・!?」
カオリが告げたこの言葉に、カナメが緊迫を覚えた。
そのとき、カナエが眼つきを鋭くして周囲を警戒する。
「どうしたの、カナエちゃん・・・!?」
「・・人間が近くにいる・・それも、警察・・・」
カナメが訊ねるとカナエが警戒を消さずに答える。その直後、木陰に身を潜めていた武装警官たちが次々と姿を現し、カナメたちに銃口を向けてきた。
「お前たち、一緒に来てもらおうか・・!」
その中の指揮官と思しき男がカナメたちに呼びかける。カナメはこの場から逃れようと身構えるが、カオリとカナエは笑みをこぼしていた。
「どうせ指名手配してきてるんでしょ?だったらここで倒しても同じことよね。」
カオリが言い放つと、バットガルヴォルスへの変貌を遂げる。その言動にカナエが笑顔を浮かべ、カナメが当惑する。
彼女たちの眼前で、カオリは腕を振りかざしてかまいたちを放つ。その一閃を受けて警官の数人が断裂し、鮮血をまき散らす。
「カオリ・・!」
「ためらう必要は何もないのよ、カナメ。だって私たちはガルヴォルスで、アイツらは人間。殺したって何の罪にもなんないよ!」
カナメを諭しながら、カオリがさらに刃を放つ。だがカナメは込み上げる困惑を払拭できないでいた。
「カナメ、ここは私とお姉ちゃんが相手をするから、ショーくんを連れてここから離れてちょうだい。」
カナエがリーチガルヴォルスに変身してカナメに呼びかける。
「でも、それじゃカオリとカナエちゃんが・・・!」
「私とお姉ちゃんをバカにできないことは、カナメも分かってるはずだよね?・・大丈夫。ちょっと遊んでくるだけだから。」
困惑を見せるカナメに、カナエは自信を見せる。そしてカオリとカナエが、銃を発砲する警官たちに飛びかかっていく。
「カオリ、カナエちゃん・・・ショーくん、こっち!」
警官たちをカオリとカナエに任せて、スワンガルヴォルスになったカナメは、ショーを抱えて飛び上がり、この場を離れた。
警官隊を送り込みつつ、その場を離れたカナメとショーの動きを見据えていたリオン。彼女は後ろにいるライに振り返り、声をかける。
「田丸ショーはこの先よ。進行方向から廃工場に降り立つみたいよ。」
「そうか・・アンタたちは手を出すな。ガルヴォルスは全員、オレが片付ける・・・!」
リオンの報告を受けて、ライは廃工場に向かって駆け出す。彼の頬に紋様が走り、姿が怪物へと変わる。
狼の身体能力を活かし、ライは一気に速度を上げていく。彼が廃工場にたどり着いたのは、カナメとショーが降り立った直後だった。
ライが駆けつけたことに気付き、カナメは緩めようとしていた緊迫を再び張り詰めた。
「ショーくん、下がってて・・あのガルヴォルスは、私たちを敵としているわ・・・」
「う、うん・・・」
カナメが低く言いかけると、ショーは戸惑いを浮かべながら離れ、近くの物陰に身を潜める。それを確かめてから、カナメはライを鋭く見据える。
「そんなにガルヴォルスを憎むというなら、それも仕方がないわね。でも、私はおめおめとやられるつもりはない・・」
カナメは憤っているライに向かって言い放ち、身構える。
「倒されるくらいなら、私はあなたを倒す!」
持てる力を振り絞って、カナメがライに飛びかかる。
「ガルヴォルスのくせにきれいごとばかり言いやがって・・お前たちのせいで、みんなが辛い思いをするんだろうが!」
ライも負けじと言い放ち、駆け出す。2人が同時に拳を繰り出して衝突、互いの攻撃を相殺する。
攻撃の反発によって、弾き飛ばされるライとカナメ。だが2人とも再び踏みとどまり、互いを鋭く見据える。
拮抗した2人の戦いを、ショーは固唾を呑んで見守っていた。だが背後から漂ってきた気配を感じ取り、恐る恐る振り返る。
その先には、銃を構えるリオンの姿があった。両親を死に追いやった仇を目の当たりにして、ショーが憤りを募らせる。
「気付かないうちに撃ち殺そうと思ってたけど、そうすんなりやらせてはくれないみたいね。」
「お前は僕のパパとママを平気で殺すだけじゃなく、僕やカナメさんたちまで・・・どこまで・・どこまで身勝手なんだ、お前は!」
不敵な笑みを浮かべるリオンに向けて、ショーが怒りをあらわにする。彼の姿がアルマジロに似たアルマジロガルヴォルスになる。
「つくづく虫唾が走る畜生だねぇ・・身勝手なのは貴様らのほうだろうが!」
眼を見開いて叫び、銃の引き金を引くリオン。向かってくる弾丸をかわし、ショーはリオンに飛び掛った。
次回
「カナメが、指名手配・・・!?」
「白雪カナメはここで働いていたそうですが?」
「やっぱりアイツは、自分以外のものを邪魔にしてるだけなんだ・・・!」
「所詮貴様らはガルヴォルス。不様に共倒れするのがお似合いなんだよ!」