ガルヴォルスextend 第6話「示される存在」

 

 

 突然の街の爆発に、悟は外に飛び出した。逃げ惑う人々をかき分けて、その現場へと辿り着いた。

 彼は突然の襲撃に備えて、ガルヴォルスに変身する。しかし現場は静けさを取り戻していて、敵意が感じられなくなっていた。

「いなくなったのか・・」

 敵の気配が感じられなくなったと踏んで、悟は戦意を弱めていく。

 そのとき、横から奇襲を仕掛けてくる何者かがあった。悟が振り返ったその先には、剣を振り上げて敵意をむき出しにしているドラゴンガルヴォルスの姿があった。

 悟はとっさに剣を具現化させて、振り下ろされた剣を受け止める。すぐ様弾き返し、反撃に転ずる。

 しかしドラゴンガルヴォルス、ガクトは力押しで悟に追撃を仕掛ける。

「くっ!」

 舌打ちをしながら、悟は形態を変化させる。スピード重視の姿に変わり、ガクトの攻撃をかわす。そして増大したスピードでガクトを再度翻弄する。

「く、くそっ!」

 苛立ったガクトが飛翔する。空中に避難して、眼下の悟の行方を追う。

 だが思い立ったガクトはさらに飛翔する。その横に、飛び上がっていた悟の姿があった。

「同じ手を食うか!」

 ガクトは言い放って、悟に向けて剣を振りかざす。今度こそ仕留めたとガクトは疑わなかった。

 ところが、悟は突き出された剣を紙一重でかわし、逆に剣でガクトの右肩を薙ぐ。

「ぐっ!」

 うめくガクトが悟の剣の衝突で吹き飛ばされる。悟もその反動で弾き飛ばされる。それぞれビルの壁に叩きつけられ、その中に叩き込まれる。

 それほどのダメージを受けなかった悟が起き上がり身構えるが、ドラゴンガルヴォルスの姿は見られなかった。力を抜き、人間の姿に戻る。

「もしかして、あのガルヴォルスが・・・」

 ドラゴンガルヴォルスを不審に感じながら、悟は彼が落ちたほうへと駆け出した。

 

 一方、ガクトも悟の攻撃を受けてガラスとビルの破片の埋もれていた。這い出たところで人間へと姿が戻る。

「くそっ!・・やれると思ったのに、反撃を食らっちまった・・・!」

 毒づきながら立ち上がるガクト。だが、突如響いてきた右肩の痛みに顔を歪める。

 悟の反撃を受けて傷ついた肩を押さえるが、その痛みがガクトの体に響き渡る。

 それでも必死に前に出ようとするが、思うように体が動かない。近くの壁に座り込んで体を預けるしかなかった。

 右肩を押さえながら体力の回復を図るガクト。そこへ誰かの手が差し伸べられてきた。

 顔を上げて誰なのかを確かめる。そこにいたのは夏子ではなく、気の優しそうな青年だった。

「君、大丈夫かい?」

 青年、悟が優しく声をかける。彼の言動に、ガクトはあえてぶっきらぼうな面持ちを見せて視線をそらす。

「誰かに助けられるほど辛いわけじゃねぇ。自分で立てるさ。」

 その手を取らずにガクトは満身創痍の体に鞭を入れて立ち上がる。

「本当に大丈夫?もしかして、ここに現れた怪物にやられたとか・・?」

 さらに心配の声をかけてくる悟に、ガクトは半ば呆れた面持ちを見せる。

「そんなに気を遣わなくてもいいんじゃねぇのか?」

「えっ?」

 その言葉に悟が一瞬唖然となる。

「優しいのはいいけどさ、あんまり度がすぎてもかえってナメられるだけだぜ。馴れ馴れしくするのも大概にしとけよ。」

「そうかもしれない・・でも、君もあまりムリしないほうがいいと思うよ。」

 この場を離れようとしたところで悟に言いつけられ、ガクトは足を止める。いつしか2人は眼を合わせると、ほとんど同時に微笑む。

「お前、何か面白いヤツだな・・オレは竜崎ガクト。お前は?」

「オレは速水悟。とりあえずよろしく。」

 それぞれ自己紹介をする2人。ガクトは振り返り、そのままこの場を後にした。

 彼の姿が見えなくなったところで、夏子が悟のところに駆け寄ってきた。

「悟くん!」

「えっ?・・先輩?先輩も来てたんですか?」

 彼女に呼びかけられ、悟が振り返る。

「えぇ。爆発を聞いてここまで来たの。もう事件を引き起こしていたガルヴォルスは亡くなったわ。」

「えっ?まだガルヴォルスがいて、今オレに向かって・・」

「あの竜のガルヴォルスは違うわ。アイツがあのガルヴォルスを倒したの・・・」

 夏子が苛立ちを押し殺しながら答える。彼女の事情の説明を受けて、悟は頷く。しかし彼女は彼にガクトのことをあえて告げなかった。

 彼女はガクトと悟が、一触即発しそうな雰囲気を放っているように思えたのだ。わざわざ火に油を注ぐようなマネはしたくなかったのだ。

「とにかく、とりあえず事務所に戻りましょう。いろいろ整理しておかなくてはいけないこともありますし。」

「待って。事務所には私が戻るわ。あなたは怪我人を助けてやって。」

「分かりました。ではまた後で。」

 夏子の指示を受けて、悟は人々の救助に向かった。彼が見えなくなったところで、彼女は安堵の吐息をつく。

 彼を事務所に向かわせなかったのは、事件の整理が自分のほうがやりやすいからだけではない。今事務所に戻れば、ガクトと鉢合わせになる危険があったからでもあった。

 複雑な心境のまま、夏子は事務所へと戻っていった。

 

 インターネットが栄えたこのご時世。自宅にいながら情報収集や交流を行うことが少なくない

 しかしその交流の中には、見えない落とし穴が存在する。自分や相手の姿が見えていないことを利用し、悪さを引き起こすことも見られる。

 とある家でパソコンでネットを開いている1人の青年。彼はネット内のページの書き込みに苛立ちを感じていた。

「アイツら・・勝手なことばかり言いやがって・・僕のことを全く知ろうともしない!それなのに、勝手な思い込みだけで僕をみやがって・・・!」

 1人しかいない自室で、青年は叫ぶ。その声が相手に伝わるはずもないと分かっていながらも、叫ばずにはいられなかった。

 そんな彼の顔に、異様な紋様が浮かび上がっていた。

 

 街中の救済を手伝い、一息ついた悟。とりあえず夏子が戻った事務所に向かうことにして、彼は街を歩いていた。

 人気がなくなって歩きやすくなり、悟は肩の力を抜いた。そこで彼は見覚えのある顔を見つけた。

「賢治!」

 悟はその黒髪の青年に呼びかけた。後ろ姿を見せていた青年が振り返ってくる。

「悟?・・悟なのか?」

「賢治・・久しぶりじゃないか。元気だったか?」

 しばし唖然となっている青年に、悟が微笑みかける。

 真島賢治(ましまけんじ)。悟の小学生時代の級友である。1年前の同窓会で久しぶりに顔を会わせたので、悟は彼の顔を覚えていたのである。

「同窓会で、君がトップクラスの大学に入ったと聞かされたときは、みんなビックリしたよ。小学生のときは、みんなの中でも成績よくなかったのに。」

「ずい分な言い草じゃないか。そういうお前こそ、短大はちゃんとやってるのか?」

「いや・・今は高校の先輩の手伝いをしてるよ。今、私立探偵をしてるんだ。」

 ムッとする賢治に、悟が苦笑いを浮かべながら答える。

「今、事件の処理を終えて事務所に戻るところなんだ。賢治はどこに行くんだ?」

「あぁ。ちょっと気分転換に漫画喫茶にでも行こうかと思ってな。」

 悟の問いに賢治が苦笑を浮かべながら答える。

「見違えた優等生も、たまには息抜きが必要なときがあるってことか・・」

「そういうこと。じゃ、お前も仕事頑張れよ。」

「あぁ。それじゃ。」

 それぞれ挨拶を交わして、悟と賢治は別れた。賢治の顔が後ろめたい面持ちを浮かべていたことを、悟は気付いていなかった。

 

「いらっしゃいま・・あら?ガクトさん、利樹さん。」

 普段どおりに調理と営業を行っていたセブンティーン。開いた店のドアに振り向いた美代子が、帰ってきたガクトと利樹に気付く。

「ただいまぁ・・あっ・・お前、来てたのか・・・?」

「うん、まぁね・・今日はオフだったけど、時間ができちゃってね・・」

 かりんの返事にガクトは眉をひそめる。いつも憎まれ口を叩いてくる彼女のこの様子を不審に思ったのだ。

「どうしたんだ?元気がないように見えるんだけど?」

 ガクトが皮肉めいた態度を見せるが、かりんは反論してこない。そこへ華帆が厨房から出てきて話に加わる。

「さっき、店にお客さんが来てね。そのイケメンに一目惚れしちゃったみたいなのよ。」

「ち、ちょっと、華帆!」

 からかうように言ってきた華帆に、かりんが赤面しながら抗議する。

「なるほど・・お前みたいなヤツに好かれるなんて、そのイケメンも災難だな。」

「ちょっと!それってどういうことよ!」

 意地悪な言葉をかけたガクトに、かりんがムッとして突っかかってきた。するとガクトは気さくな笑みを見せる。

「いつものお前になってきたじゃねぇか。やっぱお前はこうでないと調子が狂うな。」

 完全にガクトのいいようにされたと思い、かりんはムッとして押し黙るしかなかった。

 

 悟のことが心配になり、彼の帰りを待たずにサクラは事務所に戻ってきた。そこには夏子がテーブルに就いて事件の整理をしていた。

「ただいまぁ・・あら?夏子さん、帰ってたんですね・・・あれ?悟、帰ってませんか?」

 不安の面持ちを浮かべて事務所内をきょろきょろするサクラに、夏子は作業を中断して振り向く。

「あ、サクラさん・・悟くんは今、事件の処理と救助の手伝いをしているわ。もうそろそろ帰ってくると思うけど・・・」

 そういって夏子は事務所内の時計を見つめた。彼女は悟の他に、ガクトのことを気にかけていた。

 彼女が事務所に戻ると、そこにはガクトも利樹もいなかった。行方を追おうと思ったが、彼女はあえて自分のすべきことに専念した。

 サクラが安堵を見せたところで、悟が帰ってきた。

「あっ、悟、おかえり。」

「サクラ?・・お前、戻ってたのか・・?」

 驚きを見せた悟に、サクラは笑みを見せて頷く。

「よかった。悟のことが心配になっちゃって・・今、お茶を入れるね。夏子さんの分も入れますね。」

 そう振舞って、サクラはキッチンのほうに入っていった。彼女の様子に笑みをこぼした悟と夏子。

 夏子は気分転換を考えて、TVの電源を入れた。画面に現在のニュースが映し出される。

 今流されているニュースは、最近続発している殺人事件についてだった。死体が砂のように崩壊するという奇妙な死に方をしていた。

「もしかして・・・」

「多分、これもガルヴォルスの仕業かと・・・」

 夏子の呟いた言葉に悟が答える。思い立った夏子は、すぐに事件を整理し始める。そこで事件の共通点を見出す。

 事件が起きた場所が、ある1種の施設を指し示していた。

「漫画喫茶・・ネットカフェ・・」

 悟は地図に赤く記された地点に眼を見開いた。彼は親友、賢治の言葉を振り返っていた。

(もしも賢治の行った漫画喫茶に、あのガルヴォルスが現れたら・・・!)

「まずい!」

 悟はたまらず立ち上がり、事務所を飛び出していく。

「あっ!悟くん!」

 夏子がたまらず悟に呼びかけるが、彼の姿は見えなくなってしまっていた。

「どうしたんですか、夏子さん?」

 そこへお茶を持ってきたサクラが夏子に声をかける。

「サクラさん、今、悟くんが飛び出してっちゃったのよ。」

「えっ・・・!?」

 夏子に言われてサクラが驚く。

「今度は私も連れてってください!私も、悟のことが心配なんです・・!」

「サクラさん・・・」

 サクラの切実な思いに夏子は戸惑う。しかしすぐに真剣な面持ちに戻って頷いた。

「そこの地図を持ってついてきて!悟くんを追うわよ!」

「・・・はいっ!」

 笑みを向けて駆け出していく夏子を、サクラは満面の笑みを見せて追いかけた。

 

 街中にある漫画喫茶。そこで賢治は気分転換を目的にして訪れていた。

 そこはネットカフェを兼ねていて、インターネットをつなげたパソコンが数台置かれていた。ネットを目的にここに訪れる客も少なくなかった。

 お気に入りの漫画が多かったため、賢治は満足げな心地を覚えていた。そして気持ちを切り替えて、店を出ようとした。

 そのとき、賢治は店の中にあるパソコンに眼を留めた。その画面が彼の眼に飛び込んでくる。

 それは彼がつなげているサイトだった。その書き込みに彼は驚愕を覚えた。

 彼が不快に感じている中傷と暴言。それをあざ笑いながら打ち込んでいく男の姿。

「おい・・・」

 賢治はたまらずその男のところに向かっていった。呆然となっている彼に気付いて、男が書き込みしている指を止める。

「おい・・何だよ、その書き込みは・・・?」

 賢治が唐突に声をかける。突然問いかけられて、男が嫌そうな顔を向けてくる。

「最近調子に乗ってる漫画とかTVとかあるからさ。そいつを好きになってるヤツらを、ちょっとからかってるんだよ。」

 男が実に満足げな面持ちで賢治に答える。

「するとそいつらが必死になって言い返してくるんだよ。何そんなに必死になってんだって話だよ。だからさらにからかってやろうと思っちまうわけさ。」

 言い放って哄笑をもらす男に、賢治は次第に怒りを募らせていた。

「あとこの“ケン”ってヤツ。書き込みの内容や仕方から、間違いなく女だ。キャラにマジで惚れてやがる・・・」

 悠然と言いかけている男の胸倉を、突然賢治がつかみかかった。騒然とした雰囲気に、周りの客や店員も振り向いてくる。

 男が示した「ケン」というハンドルネームは、賢治が使用していたものだった。賢治は勝手な解釈で偽りの偶像を作り上げた人間の1人であるこの男に、ついに怒りを爆発させたのだった。

「誰が女だって言うんだ・・・ケンは・・僕は男だ・・・!」

 賢治の言葉に男が驚きを見せる。しかしその理由はこれだけではなかった。賢治の顔には異様な紋様が浮かび上がっていた。

「僕のことを知りもしないくせに・・勝手なことを言うな!」

 憤った賢治の姿が、アルマジロのような怪物に姿を変えた。その変貌に男をはじめ、周囲の人々が驚愕をあらわにする。

「お前のような陳腐なヤツ・・僕が息の根を止めてやる!」

 怪物に変化した賢治が、男の腹部に爪を突き立てた。急所を突かれた男から次第に力が抜け落ちていく。

 その場に倒れこんだ男の体が、その直後に崩れ去る。ガルヴォルスの手にかかった人間は、1度石のように固まり、そして砂のように消滅するのである。

「僕を見ろ・・僕の本当の姿を!・・僕はここだ!本当の僕を、その陳腐な頭に刻み付けるんだ!」

 怒り狂うあまりに叫び声を張り上げる賢治。その咆哮を受けて、人々がいっせいに逃げ始めた。

 

 ピザの配達を済ませ、その帰る途中のガクト。街の大通りの道を彼は進んでいた。

(ふう。今回も時間内にやれたか・・)

 胸中で安堵しながら、ガクトはセブンティーンに戻ろうとしていた。

 そのとき、前方に見えるビルの1つが突如爆発を起こした。その衝動で街中の人々や自動車たちが動きを止める。

「な、何だ!?」

 ガクトが何事かと、爆発の起きたほうに眼を凝らす。すると爆煙を噴き出しているビルの窓から、1つの不気味な影が飛び出してくる。

「ガルヴォルス・・!?」

 外に出てきたアルマジロガルヴォルスに、ガクトは眼を見開いた。道の傍らに店のバイクをとめて、そのビルのほうに駆け出す。

 逃げ惑う人々をかき分けてきたガクトの前に、アルマジロガルヴォルスが大きな音を轟かせながら着地してくる。いきり立つガクトの顔にも紋様が浮かび上がり、彼もガルヴォルスへと変身する。

「お前・・何やってんだよ、こんなところで!」

 叫ぶガクトが剣を出現させ、眼前の怪物に向かって飛びかかった。ガルヴォルスに対する強い憎悪を秘めて。

 

 真っ先に飛び出した悟に追いついた夏子とサクラ。悟はひとまず足を止め、夏子の説明を聞くことにした。

 彼女は地図に記された点を指差していく。その点の横には小さく数字が書かれていた。事件が発生した順番だ。

「事件は、ガルヴォルスの襲撃は、徐々に街から離れていってるわ。だから今度現れるとしたら、この辺りになるわね。」

 夏子の推測に悟とサクラは頷く。

「それで、この付近で漫画喫茶やネットカフェがあるのは・・・」

 サクラが考えながら、地図を指でなぞっていく。そしてその指先が1つの点で止まる。

「ここです!」

 彼女が悟と夏子に呼びかけた直後だった。街中に爆音が轟いた。

「何、今の!?」

 夏子が爆発が起こったほうに振り向く。その横の悟が思い立ったように駆り立てられ、そのほうに向かって走り出した。

「悟!」

 サクラも夏子も彼の後を追いかけた。

 爆発が起きたと思われる現場に辿り着いた。そこで彼は2人のガルヴォルスの激突を目の当たりにした。

(ガルヴォルス・・!?)

「賢治!賢治、どこだ!?」

 賢治の行方と安否を求めて、悟が声を張り上げる。

 そのときだった。

「悟!?」

 激しい激闘を繰り広げていた2人のガルヴォルスのうちの1人が動きを鈍らせる。間合いを取ったところで、アルマジロガルヴォルス、賢治の眼光が悟の姿を捉える。

「悟・・・!?」

 その呟きが、振り向いてきた悟の耳にも届いた。変わり果てた級友の姿に、悟が驚愕を浮かべていた。

「賢治・・・!?」

 眼を疑い、必死に声をもらす悟。賢治も彼を見つめたまま動かない。

「まさか賢治、人を殺したのか?・・・ダメだ・・やめろ!やめてくれ!」

 沈痛さを感じながら、悟はおもむろに呼びかける。しかし賢治は動揺しきってしまい、頷こうとしない。

 そこへいきり立ったままのガクトが、賢治目がけて飛びかかる。

「危ない、賢治!」

 たまらず悟が呼びかける。その声を受けて、ガクトは悟の存在に気付く。

 振り下ろそうとしていた剣が勢いを失くして止まる。眼前のガルヴォルスが悟の知り合いであることが、彼に動揺を植え付けていた。

 

 

次回

第7話「断ち切れる絆」

 

「僕はこの思い上がったクズを始末する!」

「きっとそのお友達も安らぐときが来ます。」

「賢治、眼を覚ましてくれ!」

「アイツを助けてやりたい。たとえ傷つけることになっても、オレが全力で止める!」

 

 

作品集に戻る

 

TOPに戻る

inserted by FC2 system