Silver Fairy 〜クロスオーバーエディション〜
For 月姫×空の境界×アージュ
第8話「Blue Moon」

 

 

ロビーでの戦いを終え、館内を奥へと進んで行くフィーナ・茜・ティル

ふと何かに気付く茜

「・・・何だろう?これ。」

そう言うと壁を押す茜

壁を押すとそのまま外れ転がり落ちていく茜

「茜さん!くっ!」

そう言うと滑り降りるフィーナとティル

 

「う、う〜ん、ここは?」

「茜さん!」

「・・・フィーナさん。ティルさん。」

「大丈夫?」

「えっ?あっ、はい。何とか。」

「そぅ。・・・それよりも、ここは一体。」

そう言うと辺りを見回すフィーナ

「ここは侵入者を排除する為の場所。けど、プリエの遊び相手にされる事が多いけ

ど。」

突然聞こえる女性の声

声の聞こえた方向に銃を向けるフィーナ

「・・・誰?新しいお友達?」

また別のかよわい感じの女性の声が聞こえる

「姉さん?」

茜がふと口を開く

「えっ?」

その言葉に疑問に思うフィーナとティル

「彼女の名前はプリエよ。」

「水月、先輩。」

「・・・私はマリーツィア。水月などでは、有りません。」

その言葉に愕然とする茜

「涼宮さん!」

「・・・セリユ、彼女を医務室へ。」

最初に声を出した女性がそう言うとメイド服の女性が現れる

「・・・ティル、行ける?」

周囲を見たフィーナが小声でティルに呼び掛ける

「・・・純粋な人間相手ですから、かなり手加減しないと。」

「・・・そう。なら涼宮さんをお願い。」

「・・・はい。」

ティルの返事を聞くと銃を仕舞いセリユに向かい突撃するフィーナ

驚いた表情をするセリユ

その直後

「双雷掌!」

フィーナの攻撃で吹っ飛ぶセリユ

セリユを吹っ飛ばすと視線を移すフィーナ

「マリー!プリエを非難させて!」

そう言うと剣を持ちフィーナの前にたちはだかる女性

「アメリア。・・・気をつけて。」

そう言うとプリエと共にそこから去るマリー

「逃がさないよ!」

そう言うとマリーの方へ向かうフィーナ

「マリー!」

叫ぶアメリア

「・・・プリエ、少しだけ我慢して下さい。」

そう言うとプリエを離しフィーナの方を見るマリー

「蒼月の輪舞曲。」

そう言いながらフィーナとすれ違うと床にたたきつけられるフィーナ

「ガハッ!」

「フィーナさん!」

たまらず口を開くティル

その様子を見ていた茜

「・・・今のは、水月先輩の。」

「えっ?」

茜の言葉に疑問に思うティル

「アメリア、後をお願いね。」

そう言うとプリエと共にそこから去るマリー

それと同時にフィーナに近づくアメリア

「フィーナさん!」

叫ぶティル

「あ〜、効いた。」

ふと口を開くフィーナ

突然の言葉に軽く驚く一同

その様子を横目に起き上がるフィーナ

「けど、確証はついた。とりあえずは・・・。」

喋ってる途中のフィーナの首筋に剣を当てるアメリア

「・・・排除って言うか、気絶程度?」

そう言うと器用に身体を逸らし蹴りをかますフィーナ

蹴りをまともに食らうアメリア

体勢を立て直すと詠唱を始めるフィーナ

「イカヅチよ。我が剣と成りて敵を討て!トロン!」

イカヅチの剣がアメリアにダイレクトヒットする

そのまま吹き飛び気絶するアメリア

そのまま周囲を見渡すフィーナ

「・・・そこか。」

そう言うと壁にトロンを打ち込むと壁が崩れ通路が現れる

「ティル!涼宮さん、こっち!」

フィーナの言葉にその場から走る二人

そのまま通路へと入っていく3人

 

同じ頃館内を捜索していた冥夜・月詠・フェルミナ・セフィリア・イリアの5人は

通路の途中で漆黒の鎧の女性と会っていた

「・・・イリア、彼女の相手は私に任せてもらえるかしら?」

「セフィ、大丈夫なの?」

「大丈夫。だから行って。ねっ。」

「・・・うん。気を付けてね。セフィ。」

そう言うとそこから漆黒の鎧の女性の横を通り去っていくイリア達

「・・・さて、真意を聞かせて貰いましょうか?」

 

続く

 

次回予告

漆黒の鎧の女性

館のメイドマリー

そして館の中で交錯するそれぞれの思い

その思いの全貌は?

次回第9話「それぞれの思い〜二つのBlue Moon〜」

 

 

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