Silver Fairy 〜クロスオーバーエディション〜
For 月姫×空の境界×アージュ
第7話「姉妹」

 

 

白塚の洋館へ足を踏み入れるフィーナ・クレイ・ティル・茜の4人

「あらあら〜、新しいお客様ですか〜?」

「姉さん、見た顔が一人居ます。」

「そう言えば〜。自己紹介しま〜す。」

「翡翠と申します。」

「琥珀です。私達姉妹がここを通させはしませんよ〜。」

そう言うと構える琥珀と翡翠

それを見て溜息を付くフィーナ

「全く。クレイ・ティル、手出し無用よ。」

「OK。」

「行きます。」

翡翠のその言葉に姉妹同時に突っ込んでくる

「雷撃閃!!!」

イカヅチの一閃が琥珀と翡翠を吹き飛ばす

床に倒れこむ翡翠と体勢を立て直して着地する琥珀

「ありゃ〜、中々手ごわいですね〜。

ですが、こういう時の為にこんな物作っちゃいました♪」

琥珀がそう言うと翡翠型のロボットが多数出て来る

「メカ翡翠ちゃん登場。やっちゃいなさい♪」

琥珀の言葉に一斉に襲いかかって来るメカ翡翠

「・・・うざったい!」

そう言うと同時に両手に銃を持ち次々とメカ翡翠を破壊していく

最後の一体を倒すと琥珀に銃を向けるフィーナ

「もう終わりかしら?」

「・・・こうなったら奥の手です。」

琥珀がそう言うと漆黒の鎧に身を包んだ女性が3人出て来る

それを見て驚く茜

「千鶴。」

その言葉に気付くフィーナ

「成る程。身近な人物なら手出しが出来ないだろうと、考えは良いわね。」

「フィーナさん。」

フィーナの言葉にフィーナの名を叫ぶ茜

「けど、私の前じゃ、通用しない!」

そう言うと一瞬で銀装を纏うフィーナ

それを見て兜をかぶる千鶴・珠瀬・純夏

それと同時に槍を手に持つフィーナ

「フィーナさん。」

「大丈夫、直ぐ終わるから。」

そう言った直後純夏の体を貫くフィーナ

「先ず一人。」

そう言うと槍を抜くフィーナ

それと同時に銃をフィーナに向ける珠瀬

それに気付くと槍の先端で銃を弾くとそのまま珠瀬を貫くフィーナ

「二人目。」

そう言って槍を抜くと残っている千鶴に視線を移す

「あらあら。けど、彼女には無駄ですよ〜。彼女は自分の意思でこちらに来たんです

から。」

「えっ?」

琥珀の言葉に同様する茜

「琥珀、って言ったっけ?」

「はい。そうです。」

「本物の彼女は何処かしら?」

フィーナの言葉に驚く茜

「はてはて、何の事でしょうか?彼女ならここに居るじゃありませんか?」

「まぁ、確かに居るわ。複製体(クローン)だけどね。」

驚く茜とニヤリと笑う琥珀

「やっぱりね。とりあえず、偽者は倒させて貰う。」

「あれあれ?そんな事しても良いんですか〜?」

「・・・どう言う事かしら?」

「ここに居る彼女を倒したら、本物の彼女はどうなる事やら。」

「汚い。千鶴を、千鶴を帰してよ!」

たまらず叫ぶ茜

「勝つためには手段を選ばないんですよ。」

琥珀のその言葉に詠唱に入るフィーナ

「十二の聖なる血よ。我が盟約に従い我が敵を討ちたまえ!」

そう言うとフィーナの前に五芒星が現れる

「食らえぇぇぇ!!!トールハンマー!!!」

そう言うと五芒星から巨大な竜が飛び出し千鶴と琥珀を飲み込む

それと同時に洋館に大きな穴が開く

「・・・知りませんよ〜。どうなっても。」

そう言うと倒れこむ琥珀

「フィーナさん!何故放ったんですか!」

「・・・そろそろかな?」

そう言うと床に五芒星が現れそこから神装騎を纏った千鶴が現れる

「千鶴。」

「茜。」

そう言うと抱き合う二人

それを見て銀装を解くフィーナ

「・・・解ってたのか?」

「何の事かしら?・・・シルメリア、ご苦労様。」

フィーナがそう言うと千鶴から離れ姿を現すシルメリア

「いえ、ただ言われた事をしただけですから。」

「・・・そうね。下がってて良いわ。」

「はい。」

そう言うとそこから消えるシルメリア

「フィーナさん。」

「・・・さてと、榊さん。あそこで気絶してる二人と、ここのクレイと一緒に戻っててく

れる?」

「・・・はい。」

「ありがとう。」

フィーナのその言葉の後珠瀬と純夏を回収してクレイと共に去っていく千鶴

「さて、こんだけ派手にやって出て来る気配が無い。・・・内部探索かな?行くよ。」

フィーナの言葉に更に館内へと足を進める茜とティル

 

フィーナ達がロビーから去って10分後

冥夜・月詠・遠野・両義・シエル・イシュタル・フェルミナ・セフィリア・フィーリ

「な、何だこの穴は?」

先程フィーナが空けた穴を見て驚く冥夜

「魔力の残り具合から考えると、フィーナかしら?」

冷静に分析するセフィリア

「セフィリア、正解。しかも、トールハンマーを放ったようね。」

セフィリアの考察に答えるイシュタル

「やっぱり。」

「さて、とりあえず二つに分けて、館内の捜索及びフィーナ達との合流を。」

イシュタルの言葉に頷く一同

「とりあえず、御剣さん・月詠・フェルミナにセフィに私。

んで遠野君と両義、それにシエルとフィーリアで。」

メンバー分けに頷く一同

「んじゃ、生きて会いましょう。」

「えぇ。」

そう言うと分かれるイシュタル達とフィーリア達

 

続く

 

次回予告

洋館を奥へと進んでいくフィーナ達

それにイシュタル達とフィーリア達

そして洋館の奥でフィーナ達はとある人物と出会う

次回第8話「Blue Moon」

 

 

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