Silver Fairy〜クロスオーバーエディション〜
For 月姫×空の境界×アージュ
第1話「始まりは何時の日も突然に」

 

 

白陵柊

 

3年の教室

 

「おっ、委員長おはよう。」

「白銀君、おはよう。」

いつもの挨拶を済ますと席に座る男性

「タケル。今日の放課後はどうするつもりだ?」

「…その時になったら考えるよ、冥夜。」

「そうか。鑑も同様か?」

冥夜の問いに頷く鑑

「タケルタケル〜。」

「尊人か。どうした?」

そう言ってタケルの元へ掛けて来る尊人に声を掛けるタケル

「聞いた?今日転校生が来るんだって。」

「…へぇ、珍しいな。もうすぐ冬休みだろ?冥夜が来てからそんなに経ってないぞ。

「そうだよね?珍しい。」

そうこう話をしている内に時間になり担任の神宮寺まりもが入って来る

それに合わせ委員長と言われて女性が号令を掛ける

「は〜いそれじゃ知ってると思うけど転校生を紹介するわ。入ってらっしゃい。」

まりもの声に教室に入って来る転校生

その数は3人だった

「それじゃ順番に自己紹介を。」

「はい。水月唯です。短い間ですけとよろしくお願いします。」

「両義織。よろしく。」

「シエルです。よろしく〜。」

「それじゃ、それぞれ空いてる席に座って頂戴。」

まりもの言葉に座ってる席に座る3人

 

昼休み

 

屋上

 

そこには唯達の姿があった

「両義、あれはどうかと思うわ。」

「関係無い。」

「…全く。フィーナ・ルイ、そっちはどう?」

「取り合えず聞き込みしてみます。」

「そぅ。解ったら教えて。…シエルは?」

疑問を口に出す唯

「カレー食べてる。食堂で。」

「…そぅ。それじゃ、よろしくね。」

そう言うと屋上から去って行く一同

「…さて、少しお話をしませんか?綾峰慧さん。」

唯がそう言うと後ろの方で着地する音が聞こえる

「不思議な人。どうするつもり?」

「さぁ?」

 

廊下

 

「茜。」

「千鶴。どうかしたの?」

「うん、ちょっと噂を聞いたから。」

「噂?」

千鶴の言葉に疑問に思う茜

「えぇ。最近化粧をした速瀬さんを柊町の駅前で頻繁に見かけるのよ。」

「水月先輩を?」

「えぇ。一回休みの日に尾行してみたら白塚にある古びた洋館に入っていったの。」

「…水月先輩が、洋館に?」

益々疑問に思う茜

「茜、どう思う?」

「にわかには、信じたくない。」

「…そうでしょうね。」

「あれ〜?何話てるの〜?」

2人の間に割り込んで入る唯

「ちょ、何ですか?いきなり。」

「水月さん。」

「あれ?千鶴、知り合い?」

「今日転校してきた人の1人。水月唯さんよ。」

「あれ?もう覚えてくれたんだ。ありがとう、榊千鶴さん。んで、こっちの彼女は?

「あぁ、彼女は涼宮茜。私の親友で有り将来を期待されてる水泳選手。」

「千鶴、そんな…。」

照れ隠しをする茜

「それで、白塚って所にある古い洋館がどうかしたの?」

唯の言葉に黙り込む2人

その中で口を開く千鶴

「茜の、憧れの先輩が出入りしてるみたいなんです。」

「千鶴!」

「茜、それが気になってて。」

「…本当なの?涼宮さん。」

「…はい。」

唯の問いに素直に答える茜

「放課後、案内してくれるかしら?」

「…はい。」

茜がそう言うとチャイムが鳴る

「チャイムね。戻りましょう。」

唯の言葉にそれぞれの教室に戻って行く茜と千鶴

 

放課後

 

校門

 

「お待たせ。待たせちゃったかしら?」

「いえ、全然。」

唯の言葉に答える茜

「それよりも、何ですか?後ろの集団は?」

「榊さんがうっかり口を滑らせてね。まっ、私も少し居るから良いんだけどね。」

そう言って視線を移すとそこにフィーナとシエルの姿があった

「シエル、遠野と両義は?」

「後から来るそうです。」

「そっ。それじゃ、ちょっち人数多いけど行きましょうか?」

唯がそう言うと移動を開始する

 

電車の中

 

「唯姉。本当に大丈夫なの?こんな人数で。」

「さぁ。けど、本当に居るわね。白銀武・鑑純夏・御剣冥夜・榊千鶴・鎧衣尊人・涼

宮茜。

それに私とフィーナにシエル。大所帯ね。」

そう言っていると車内放送が入る

「まもなく〜、白塚〜。終点白塚です。」

「さて、いざ真相を確かめに。」

そして電車は白塚に着き、駅を出る一同

 

続く

 

次回予告

白塚に着いた一同

そこで一同が見たのは買い物をし、

洋館へと向う速瀬水月の姿だった

真相を確かめる為速瀬水月を追う唯達

果たしてその真相は?

次回第2話「闇と彼女と…」

嘘ですよね?水月先輩

 

 

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