魔法少女リリカルなのは -LightDark-

第4話「運命と怒りの衝突なの」

 

 

平凡な小学三年生だったはずの私、高町なのはに訪れた突然の事態。

受け取ったのは勇気の心。手にしたのは魔法の力。

 

ついに出会ってしまった運命と怒り。

2つの想いがぶつかって、津波のように荒れる。

 

何が正しいの?何を求めてるの?

みんなと一緒に、その答えを見つけていきたかった・・・

 

魔法少女リリカルなのは -LightDark-、始まります。

 

 

 フェイトを発見したライムは、胸に秘める激情の赴くまま、刃を出現させたクリスレイサーを振り上げる。その振り下ろされた白き刃を、フェイトは寸でのところで回避する。

「あなたは、いったい・・・!?

「フェイト・テスタロッサ・・君だけは、絶対許さない!」

 何事か分からない心境のフェイトに、ライムが憤りをあらわにする。さらにライムが刃を振りかざしたところへ、アルフが飛び込んできた。

「ぐっ!」

 奇襲を受ける形となり、顔を歪めるライム。アルフに突き飛ばされながらも、彼女は体勢を立て直してフェイトとアルフを見据える。

「フェイトの使い魔(あいぼう)か!フェイトをかばったのか・・!」

 ライムが歯がゆさを見せて、フェイトとアルフの出方をうかがう。アルフは当惑しているフェイトに呼びかけていた。

「フェイト、大丈夫・・!?

「うん・・ありがとう、アルフ・・」

 心配の声をかけるアルフに、フェイトは微笑んで答える。その様子が、ライムの心をさらに逆撫でする。

「でも、僕はフェイトを倒す・・絶対に・・・!」

 ライムが再びクリスレイサーを構える。そこへアルフがフェイトの前に出てライムに呼びかける。

「ちょっと待ってよ、アンタ!どうしてフェイトを襲うのよ!」

「どうして、だって・・・!?

 アルフの問いかけに、ライムはさらに腹立たしさを覚える。

「フェイトは優しい・・そんなフェイトが、誰かに恨みを買うなんてこと・・!」

「ふざけるな!君たちが何をしたのか、忘れたとは言わせない!」

 アルフの言葉を憤慨で一蹴するライム。彼女の言葉に、フェイトは驚愕を覚えて眼を見開く。

「ライムちゃん!フェイトちゃん!」

 そこへバリアジャケットを身にまとったなのはが駆けつけ、フェイトとライムが同時に振り向く。

「な、なのは・・!」

 アルフもなのはの登場に驚きを見せた。

「なのはちゃん・・それに、その相棒・・・!」

 ライムがなのはとユーノに眼を向けて、歯がゆさをあらわにする。

(魔法使いが2人と、その相棒が2人・・いくらなんでも、僕が不利だ・・・!)

 危機的状況を悟って、ライムが徐々に後ずさりをする。

「ライム!」

 そこへラークが駆けつけ、フェイトの姿を見て息を呑む。

「フェイト・テスタロッサ・・・!」

「ラーク、ここは下がろう。出直したほうがいい・・・」

 ライムの指示を受けて、ラークは当惑したまま頷く。ライムはなのはたちを警戒しながら、ゆっくりとラークのそばに移動する。

「フェイト、君は必ず僕が倒すから・・・!」

 ライムは吐き捨てるようにフェイトに告げると、背に翼を広げて、ラークとともに飛び去っていった。フェイトもなのはも困惑しきってしまい、彼女たちを追うことができなかった。

 やがて気を落ち着けたなのはが、フェイトに視線を向ける。金髪の少女の姿とともに、彼女の眼には友情と懐かしさが映っていた。

「フェイト、ちゃん・・・」

 囁きかけるようななのはの声に、フェイトも戸惑いながらも振り返る。

「なのは・・・」

「戻ってきたんだね・・フェイトちゃん・・・」

 喜びのあまりに、なのははフェイトに寄り添った。フェイトは微笑みながら、なのはを受け止める。

「フェイトちゃんなんだね・・フェイトちゃん、なんだね・・・」

「・・また会えたね・・なのは・・・」

 再会の涙をこぼすなのはに、フェイトは優しく答える。2人の再会を目の当たりにして、ユーノは微笑み、アルフは喜びに涙していた。

「ホント・・ホント、よかったね・・フェイト・・・」

「そうだね、アルフ・・僕もうれしいよ・・・」

 こぼれてくる涙を拭うアルフに、ユーノも素直に気持ちを伝えた。

 

 追い求め続けてきた相手、フェイトを発見したものの、なのはの介入のために撤退を余儀なくされたライムとラーク。2人は自宅のマンションに戻り、一時休息を取っていた。

(やっとみつけた・・フェイト・テスタロッサ・・・今度は必ず・・・!)

 ベットで横たわっていたライムが、フェイトに対する敵意を抱いていた。そんな彼女に、ラークが沈痛の面持ちで近づいてきた。

「ライム、大丈夫・・・?」

「ラーク・・僕は大丈夫だよ。やっとフェイトを見つけたんだ。参っている場合じゃないよね。」

「ライム・・・」

 笑顔を見せるライムだが、ラークは喜べなかった。

「今は少し様子を見たほうがいいよ。なのはお姉ちゃんと戦うことになっちゃう・・」

「分かってるよ・・僕だって、なのはちゃんと戦いたくはない・・・」

 ラークの心配にライムが答える。フェイトを倒すためでも、2人ともなのはと戦いたくはないのが本心だった。

「とにかく、フェイトとなのはちゃんを引き離さないと。なのはちゃんはフェイトが危なくなったら、必ず止めに入るからね。」

「分かったよ。ラーク、なのはお姉ちゃんを見てる。でもライム、あまりムリしないでね。」

 心配そうに見つめるラークに、ライムは自信のある面持ちで頷く。ラークは「ひばり」の姿から小鳥の姿になり、なのはとフェイトの監視のために飛び立った。

(頼むよ、ラーク・・僕たちの“笑顔”は、フェイトを倒した先にあるんだから・・・)

 母の笑顔を消したフェイトを倒すため、ライムたちは再び行動を開始しようとしていた。

 

 なのは、ユーノとの再会を果たしたフェイトとアルフ。彼女たちは公園内のベンチに座り、語り合おうとしていた。

 しかし喜びと戸惑いがあまりに大きく、なのはもフェイトも切り出す言葉がなかなか出なかった。

 しばらく続いた沈黙を破って、先に声をかけたのはなのはだった。

「フェイトちゃん・・裁判は、無事に終わったんだよね・・・?」

 唐突に何を聞いているのだろうと思いながら、なのははフェイトに問いかけた。するとフェイトは微笑んで首を横に振る。

「裁判はまだ終わっていない。特別に本局から出ていいことになったの・・・」

「特別?」

 フェイトの言葉になのはが疑問符を浮かべる。

「今回の事件は、私に深く関わりがあるみたいって、リンディさんに言われて・・」

 フェイトはなのはに事情と、この世界に来た理由を語った。最近起こっている異常現象の解明と解決のため、リンディはフェイトたちに対する一時的に本局からの外出許可を申し出たのだった。本局はフェイトたちを管理局の監視下の上で了承し、彼女たちは再びなのはのいるこの世界にやってきたのだった。

「そうだったの・・じゃ、この事件が解決したら、フェイトちゃんとアルフさんはまた・・」

 不安の面持ちを見せるなのはに、アルフが弁解しようとする。

「だ、大丈夫よ、なのは。あたしとフェイトは信じてる。ちゃんとした形でなのはたちと会えるって。」

「アルフさん・・・」

 アルフの言葉を受けて、なのはは安心の笑みを浮かべた。

「ところで、さっきのあの子・・いったい何だったの・・・?」

 アルフのこの唐突な問いかけに、なのはの表情が曇った。もしもフェイトを敵視していることを知らなかったら、素直にライムたちを親友として紹介していただろう。

「もしかして、あの子が今回の事件の・・・!?

「違うよ!ライムちゃんはそんな子じゃないよ!」

 アルフが口にした言葉になのはが反論する。感情的になった彼女に、アルフは唖然となる。

「あ、ゴメンなさい・・ただ私、ライムちゃんのことが・・・」

 我に返ったなのはが慌てて弁解しようとする。それを見てフェイトが笑みをこぼしていた。

「なのはの友達だから、私とも分かり合えるかもしれない・・」

「フェイトちゃん・・・ありがとう・・・」

 フェイトの優しい言葉に、なのはは笑顔を見せて頷いた。

「あのー・・そろそろ歩かないかな?・・ここで話し込んじゃっても仕方がないし・・・」

 そこへユーノが苦笑いを浮かべながら声をかけ、なのはたちが一瞬唖然となる。すぐに気を取り直したなのはがベンチを立つ。

「そうだね。いろんなところを立ち寄りながら話したほうが楽しいよね。」

 なのはの提案にフェイトが微笑んで頷く。ユーノもアルフも笑顔で頷き、4人はこの場を移動することになった。

 だが、彼女たちの様子を、小鳥の姿となっていたラークが見下ろしていた。

 

 ラークになのはたちの監視を任せ、ライムはたったひとり、自室のベットで横になっていた。彼女の心は今も悲しみと怒りが渦巻いていた。

 ついに見つけた倒すべき相手、フェイト。押し寄せる悲しみを断ち切ろうと決意を秘めながら、ライムは透き通った宝石の姿のクリスレイサーを手にとって見つめていた。

(フェイト・・テスタロッサ・・・君たちは僕が、必ず・・・!)

 遠くまで見通せるほど鮮明な宝石の中で、ライムはフェイトの顔を見ていた。金髪の魔法少女を打ち負かすことだけが悲しみを打ち消すものと彼女は信じていた。

(ライム!)

 そのとき、彼女の心にラークの声が響き渡った。彼女は気持ちを切り替えて、ベットから起き上がる。

(ラーク、どうした・・・!?

(ライム、なのはお姉ちゃんがフェイトから離れたよ!)

(分かった。僕も今から向かうよ・・!)

 ラークからの連絡を受けて、ライムは部屋を飛び出した。

 

 フェイトとの再会を喜び、なのはは親友とのひと時を楽しんでいた。なのはの両親が経営している喫茶店を目指していたが、公園を出ようとしたところで、フェイトはふと足を止めた。

 彼女が見ていたのは、クレープを売っている屋台だった。親子や女性がやってくるこのクレープ屋を、彼女は見つめていた。

「フェイト、どうしたの?」

 彼女の様子を気にしたアルフが声をかけた。

「アルフ・・・ゴメン・・・」

 フェイトが物悲しい笑みを浮かべると、アルフも彼女が見ていたクレープ屋を見やる。

「なるほど。それならあたしが・・・」

「私が買ってくるよ。」

 微笑んだアルフになのはが声をかけた。

「フェイトちゃんとアルフさんへの私の友情の第一歩として。」

「なのは・・・じゃ、お願いしちゃおうかな・・」

 なのはの申し出に同意して、アルフはフェイトとともに彼女に任せることにした。そしてなのははフェレット姿のユーノを肩に乗せて、クレープ屋に向かった。

 楽しそうに駆けていくなのはの姿を見て、フェイトもアルフも嬉しくなっていた。

 そのとき、1羽の小鳥が急降下して2人の間をすり抜けてきた。その鳥に何かを感じ取って、フェイトとアルフが振り返る。

「フェイト、この鳥、この前の女の子だよ!」

「うん。おそらく、あのライムって子の・・・!」

 眼前で停滞しているラークを見据えるアルフとフェイト。ラークはきびすを返して2人から離れていく。

 アルフがとっさにラークを追いかける。フェイトもなのはに視線を向けてから、ラークの後を追った。

 ラークを追うフェイトとアルフは、公園内の人気のない場所までたどり着いた。そこでラークが突如2人に飛び込み、その間を再びすり抜ける。そしてそのまま2人から離れていった。

「どういうこと・・・?」

 ラークの意味深な動きに疑問を感じるフェイト。彼女たちの前に、バリアジャケットを身に着けたライムが姿を現した。

「あなたは・・・」

「また会ったね、フェイト・テスタロッサ・・」

 当惑を見せるフェイトに、ライムがクリスレイサーを向ける。

「まさか、あたしたちをおびき出したの!?

 アルフが声を荒げると、ライムが視線を彼女へと移す。

「その通りだよ。だけど君をここに導いたのは、君と勝負をするためだけじゃない。邪魔をされないためでもあるんだよ。」

「それじゃ、あのラークっての、なのはを足止めするために・・!」

 アルフの言葉にライムは笑みを向けた。

「今度は邪魔は入らない。勝負だ、フェイト。僕は必ず君を倒す!」

 憤慨をあらわにして言い放つライム。しかしフェイトは戦意を見せない。

「どうして・・どうして私を狙うの?・・どうして私に・・・?」

「どうして!?・・君のせいで、テスタロッサのせいで・・・僕の家族はムチャクチャになったんだ!」

 ライムのこの言葉にフェイトは愕然を見せる。動揺を隠せなくなった彼女に、ライムがクリスレイサーを構える。

Launcher mode.”

 砲撃形態へと変化した杖から、白色の光弾が放たれる。

「フェイト!」

 アルフの呼びかけに我に返るフェイト。即座に三角形の金色の宝石を取り出す。

「バルディッシュ、起きて・・!」

yes, sir.”

 フェイトの呼びかけを受けて、バルディッシュが形を変えていく。同時に彼女を黒装束が包み込む。

 これは彼女のバリアジャケットであり、防御力の強化を目的としているなのはのものと違い、接近戦に長けた彼女の高速戦闘の最適化を目的としている。

 そして杖の形状へと変化したバルディッシュが彼女の手に握られる。接近戦に長けた斧の形状を成している。

 フェイトはバルディッシュを駆使して魔力を放出し、光弾を撃ち抜く。弾け飛んだ魔力の先には、クリスレイサーを握り締めているライムの姿があった。

「これが君の魔法か・・だけど、僕は負けない!」

Blade mode.”

 笑みを見せてから、ライムは光刃を出現させたクリスレイサーを構える。

scythe form.set up.”

 フェイトの意識に呼応して、バルディッシュが光刃を出現させる。その形は死神の鎌を連想させるものだった。

 振りかざしたクリスレイサーの光刃が、バルディッシュの光刃を叩きつける。金色と純白の2つの刃が、火花を散らして衝突する。

 ライムが一瞬刃を引き、再び刃を振りかざす。フェイトは飛翔してそれをかわし、上空からライムに向けてバルディッシュを向ける。

 金色の魔力の雨がライムに向けて放たれる。ライムも同時に魔力を放出してこれを相殺する。

「やっぱりテスタロッサはすごいね。でも、ホントの勝負はこれからだよ。」

 笑みを見せて言い放つライムが、クリスレイサーの光刃を消して振りかざす。

「クリスレイサー、アクセルフォームだ!」

accel form.set up.”

 ライムの呼びかけを受けてクリスレイサーが反応する。すると彼女の衣服が弾け、新たなバリアジャケットを身にまとう。

 彼女のバリアジャケットは、スピード戦を重視しての軽量化を目的としている。そして彼女が新しくまとったこのバリアジャケットは、さらなる軽量化が成されている。

accel action.start up.”

 クリスレイサーの音声の瞬間、ライムが一気にフェイトに飛び込んできた。速く振り下ろされた光刃がバルディッシュを叩く。

 強い衝撃を受けて、フェイトが怯んで落下する。顔を歪めながらも、彼女は地面すれすれで体勢を立て直す。

 だがそこへさらにライムが追撃を繰り出す。あまりに速い動きと攻撃に、フェイトは反撃がままならなかった。

「フェイト!」

 アルフが加勢に入ってライムを狙うが、彼女の動きでも、フェイトの高速魔法「ブリッツアクション」でも、ライムに追いつくことができない。

 ライムがアクセルフォームとなることで発動した高速魔法「アクセルアクション」は、全ての行動を10秒間、通常の1/1000にする。その速度はなのはやフェイトを凌駕する。

(追いつけない・・・あたしとフェイトが・・・!?

 自分たちよりも速く動く相手に、毒づくアルフ。やがてライムの攻撃にフェイトは地面に叩きつけられ、アルフも体力の浪費を実感した。

3,2,1 time out.”

 その瞬間、アクセルアクションの発動時間が終わり、ライムのバリアジャケットが元に戻る。ひとつ呼吸をついてから、彼女は必死に立ち上がるフェイトに振り返る。

「ホントなら確実に倒せたけど、そのくらいじゃ僕の怒りは収まらないからね。」

 ライムがフェイトに向けてクリスレイサーを構える。

Launcher mode.”

 砲撃用へと形状を変えるクリスレイサー。フェイトも反撃のため、バルディッシュを構える。

「ホワイトスマッシャー!」

 ライムが遠距離魔法「ホワイトスマッシャー」を放つ。フェイトも同時に遠距離魔法「サンダースマッシャー」を発射する。

 荒々しい魔力放射の激突。だが満身創痍のフェイトは次第に押され始めていた。それ以前に、彼女はライムに対して迷いを抱いていて、無意識に全力を出せないでいた。

 やがてライムに魔法がフェイトの魔法を押し込み、やがて彼女を閃光に包み込む。

「フェイト!」

 主の姿が光の中で見えなくなり、アルフがたまらず叫ぶ。光が治まったその先には、透き通った氷に閉じ込められたフェイトの姿があった。

「フェイト・・・」

 氷漬けになったフェイトに、アルフは愕然となった。フェイトは呆然とした表情のまま、氷塊の中で動かなくなっていた。

「まだ生きているみたいだね。普通の人だったら、僕の氷を受けたらアウトなんだけど・・・」

Blade mode.”

 フェイトに近づくライムの意思に応えて、クリスレイサーが刃を出現する。その形は従来の剣ではなく、バルディッシュのような湾曲した鎌の形状を成した。

「フェイト!」

 アルフが駆けつけようとしたとき、ライムがクリスレイサーを振りかざして魔力を解き放つ。地面を這うように広がる魔力が、アルフの両足を凍てつかせて動きを止める。

「し、しまった・・!」

「悪いけど、君は大人しく見ててもらうよ。」

 歯がゆさを浮かべるアルフに一瞥してから、ライムはフェイトに視線を戻す。

「フェイト・テスタロッサ、君がよく使う武器の形で終わりにするよ・・」

 ライムが鎌の形のクリスレイサーを振り上げ、氷漬けのフェイトにとどめを刺そうとしていた。

 

 

次回予告

 

ついに起こってしまった事態。

心の傷がさらに広がってしまった友達。

どうしてここまで憎むの?

憎んだって、結局悲しむのは自分なのに。

教えて・・あなたの気持ちを・・・

 

次回・第5話「すれ違っていく気持ちなの?」

 

リリカルマジカル、気持ちを伝えて。

 

 

作品集

 

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