まじかる☆ふらりん 〜運命の邂逅〜

ACT4「羽咲市攻防戦3〜羽咲女子・集う戦乙女〜」

 

 

羽咲女子校庭

 

警察・自衛隊の連合軍相手に不殺を貫きながら倒していく唯とフィーナ

一旦離れ息を整える2人

「さて、結構倒しましたけど、まだ随分居ますね。」

「そうね。…それよりか、増えてるわよ、フィーナ。」

「えっ?」

唯の言葉に疑問に思い連合軍を見ると増えてるのに気付くフィーナ

「うっわ〜、最悪。」

「状況はいつも最悪。けどそれが当たり前。そうでしょ?」

「…確かにね。」

そう言うと連合軍を見る唯とフィーナ

その瞬間

連合軍の中で爆発が起きる

その光景に驚く唯とフィーナ

「大丈夫でしたか?唯さん。フィーナさん。」

「風濫。…来てくれてサンキュー。」

唯の言葉に側に降り立つ風濫

「ルイさんが飛空挺を出しました。もうしばらくすれば来ます。」

「…そぅ、それなら早く排除しましょうか。高度なネクロマンシー使われたみたいだ

し。」

唯の言葉に連合軍を見るフィーナと風濫

「…浄化するしか、無いんですか。」

風濫が呟く

「えぇ。そうする事が、彼らにとって最良だから。」

そう言うと剣を抜く唯

そしてその剣が光り輝く

「…確かにね。」

続いてフィーナが口を開くと、フィーナの双銃が光り輝く

「…解りました。覚悟を決めます。」

そう言うと手の中に気の塊を作る風濫

その気の塊は光輝いている

「…風濫、私が合図したら思いっきりぶち込んで。

その時には私とフィーナはあそこに居ないから。」

「はい。」

唯の言葉に風濫が答える

「さぁ、行くよ、フィーナ。」

「はい。」

唯の言葉に答えると共にゾンビと化した連合軍の中に突っ込んでゆく唯とフィーナ

次々と浄化していく唯とフィーナ

「フィーナ、そろそろ!」

唯の言葉にその場から飛び立つフィーナ

「風濫!打ち込んでぇぇぇ!!!」

そう言うと同時にそこから去り、そして同時に打ち込む風濫

風濫が打ち込むと気の柱が立ち上がる

「浄化完了。」

唯の言葉に唯に寄るフィーナと風濫

神装具を解くとその場に泣き崩れる風濫

「どうして、どうして何の罪も無い人を殺さなければならないんですか!」

「…風濫。私達は幾度もこんな事を経験してきたのよ。

だから、ここで立ち止まる訳には行かないの。フィーリアも、そう言うでしょうね。

“フィーリア”

その名前を聞き涙を拭く風濫

「そうですね、解りました。私達はこんな所で立ち止まっちゃいけないんです。」

「…えぇ。」

唯がそう言うと上空には飛空艇が来ていた

 

校庭に着陸して中からルイとフェルミナが出て来る

「唯様。」

「…良いのよ。ありがとう。…そして、行きましょう。中央へと。」

「…はい。」

唯の言葉に元気よく答えるルイ

 

飛空艇ブリッジ

 

艦長席に唯が座り副長席にはルイ

武装管制にはフェルミナが座っている

そしてブリッジには風濫・雪・青葉にイリア・セリス・イリスの姿があった

「唯さん、中央に向かう前に行きたい場所が有るんですけど…。」

ふと口を開く風濫

「…解ってるわ。ついて来て。ルイちょっと出るわ。直ぐ戻る。」

「はい。」

唯の言葉に返事するルイ

 

格納庫

 

そこには唯の機体があった

「神装機ヴァルキリー。レナスが言ってるのよ、お姉さまを向かえに行ってと。

言ってる意味、解るわよね?」

「はい。」

「それじゃ、おいで。」

そう言うとヴァルキリーに乗り込む唯と風濫

「システム起動。…オールグリーン。レナス、OK?」

そう言うとコクピット前方のサークルが現れそこにレナスが現れる

「OKです。マスター。」

「良し。ルイ、ハッチは?」

通信が入る

「大丈夫です。いつでも行けますよ。」

「OK。水月唯、ヴァルキリー。行くよ!」

そう言うと勢いよく発進するヴァルキリー

 

発進して数分

羽咲市北部の海岸へやってきたヴァルキリー

海岸に降り立つととある岩場に何かを感じる風濫

「…アーリィ、ここに。ここに有るのね。」

そう言うとその場から消える風濫とアーリィ

その直後岩場が崩れ、漆黒のヴァルキリーが現れる

 

「…ヴァルキリーと一緒。」

その瞬間サークルにフィーリアの立体映像が現れる

「フィーリア、さん。」

「これを貴女が見てるって事は、起動させた証拠ね。…正直、見て欲しくは無かった

けど。

けど、起動させた以上、これは貴女の機体。けど、私も何処かで見守ってるわ。

アーリィ、彼女に力を貸してね。風濫、死なないでね。」

そう言うとフィーリアの立体映像が消える

「…フィーリアさん。ありがとうございます。唯さん、行きましょう。」

そう言うとヴァルキリーに乗り込む唯

「…行くよ、アーリィ。」

そう言うと同時に飛び立つ2体のヴァルキリー

飛び立つと飛空艇に戻る2体のヴァルキリー

 

ブリッジに戻って来ると艦長席に座る唯

「さぁ、行くよ!!!」

そう言うと中央へ出発する飛空艇

 

続く

 

次回予告

エクスカリバーを駆り、中央へと進む唯達

ヴァルキリーを駆り出撃する唯と風濫

地面に降り立ち地表を進む青葉達

そんな青葉達の前に現れたのは…

次回ACT5「紅に染まる中央〜白獣と蒼眼の男〜」

 

 

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