まじかる☆ふらりん 〜運命の邂逅〜

ACT2「羽咲市攻防戦1〜水月邸〜」

 

 

水月邸ロビー

 

階段の上に立ちロビーを見るルイとフェルミナ。それにアインスとフィーア

「来たわね。ここにも。」

第一に口を開くフェルミナ

「えぇ。アインス・フィーア。皆を連れて例の場所へ。あれを使うわよ。」

「…はい。」

そう答えるとロビーから去っていくアインスとフィーア

「さて、フェルミナ。殺さずに何処まで行ける?」

「難しい事言うわね。系統が系統だから、結構難しいわね。」

「…珍しく不安がってるのね。貴女らしくないわね。」

「…やれる所迄やってやるわよ。ヴォルケス!!!」

そう言うと右手にヴォルケスを掴むフェルミナ

「…前衛を頼める?」

「上等。後ろから援護してね。」

「えぇ。」

ルイのその言葉を聞くと階段を飛び降りるフェルミナ

「炎装!」

そう言うと一瞬でヴォルケスが弾け、真紅の鎧を纏い右手には真紅の剣が握られてい

降り立つと同時に警官隊・自衛隊が持っている銃を一瞬で切り裂く

「さぁ、死にたい奴からかかって来なさい!!!」

そう言うと更に集団の中へ突っ込んで行くフェルミナ

その後ろで詠唱をするルイ

「永久なる扉を開け。汝我が声に耳を傾け我が敵を討つ剣と成れ!」

そう言うとルイの前に多数の光が現れる

「どいてフェルミナ!」

ルイの言葉に天井すれすれ迄飛ぶフェルミナ

「永久なる封鍵(エンスセレスティア)!!!」

そう言うと一気に放つルイ

多数の魔法の矢が警官達の急所を反れ当たる

ルイの隣に降り立つフェルミナ

「ヒュ〜。相変わらずね。」

「元に戻ったからよ。」

「ルイメイド長。」

ふとアインスが現れる

「アインス。何?」

「準備が整いましたんで、呼びに来ました。」

「解ったわ。フェルミナ、アインスと先に行ってて。私はもうちょっと抑えてから行

くから。」

「…死んじゃ駄目よ。」

「勿論。」

ルイの言葉を聞くとアインスと共にロビーから去っていくフェルミナ

「さて。封印術式Sの零番解放。」

そう言うと一気にルイの魔力が膨れ上がる

「さ〜て、もう少し付き合って貰うわよ。警官や自衛隊の皆さん。」

 

水月邸地下格納庫

 

そこにある戦艦に乗り込みブリッジに着くフェルミナ

「…何これ?外から見た時から疑問に思ったけど。」

「唯様が技術部と内密にお作りになられた物です。名前はエクスカリバーと聞いてい

ます。」

「エクスカリバー、ねぇ〜。」

困惑するフェルミナ

「フェルミナさん。」

ふとフィーアに声を掛けられる

「何?フィーア。」

「本来ならこの艦の指揮はルイメイド長なんですが、代わりに指揮をしてくれません

か?」

「…良いわよ。」

そう言うと艦長席に座るフェルミナ

「総員第一種戦闘配備!ハッチ開けて!ルイを回収して!

発進と同時に対地砲用意!戦闘車両を蹴散らすよ!」

フェルミナの言葉に慌しくなるブリッジ

「ハッチオープンを確認。上昇用エンジン点火。対地砲スタンバイ。」

「エンジン点火完了。上昇します!」

そう言うと上昇するエクスカリバー

 

ロビー

 

「…来たわね。」

そう言うと部隊の中を強引に突破し、空へ上がるルイ

そのまま搭乗口からエクスカリバーに乗り込む

 

ブリッジ

 

ブリッジに入ってくるルイ

「ルイメイド長。」

ブリッジの各所から声がする

「…心配かけてゴメン。フェルミナ、代役ありがとう。武装管制に回ってくれる?」

「えぇ。」

そう言うと艦長席から立ち上がり武装管制指令席に座るフェルミナ

それを見ると艦長席に座るルイ

「とりあえずエルミナド教会へ向かうわよ。エクスカリバー。行くよ!」

そう言うと発進するエクスカリバー

 

水月邸で戦闘が始まったと同時刻

 

エルミナド教会

 

礼拝堂の前で対峙するイリア・セリス・イリスと警官隊・自衛隊

「さて、どうしようか?」

ふと呟くイリア

「どうするって、殺さずにやっつけるしか無いでしょう?」

「…そうよね、セリス。」

イリアがそう言った直後

その場に突風が走る

「なっ!」

驚くイリア

するとその場に風濫・雪・青葉の姿が居た

「助太刀に来ましたよ。イリアさん。」

「風濫。それに雪に青葉も。」

その言葉を聞くと構える風濫・雪・青葉

 

続く

 

次回予告

政府の命令で動いた警官達や自衛隊はエルミナド教会に迄及んでいた

羽咲女子から救援に来た風濫達

この戦いの結末は?

次回ACT3「羽咲市攻防戦2〜エルミナド教会〜」

行くよ。アーリィ

 

 

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