まじかる☆ふらりん 〜幻夢幻想曲〜
第２０楽章「漆黒の殺戮人形舞曲」
洋館へと突入したクリス・カヤキス・フィーリア・レイピアの４人
その様子を別室で観察するハイネ
「さぁ、踊りなさい。殺戮と言う名の人形舞曲を！」
ロビー
「とりあえず、誰も居ないか。」
カヤキスが辺りを見回しそう言う
直ぐ様口を開くフィーリア
「いえ、来てます。回り、囲まれてます。」
フィーリアの言葉に周囲を見る３人
そこには漆黒の鎧に身を包み、仮面をしている女性達が居た
「フィーリア、頭が何処に居るか解る？」
「…えぇ。はっきりと。」
「そこに行く道は？」
「左斜め前。解る？」
「ＯＫ。」
そう言うと槍を構えるレイピア
その直後
「タスケテ。」
「えっ？」
ふと聞こえた声に疑問を持つ一同
「タスケテ…。タスケテ…。」
「まさか、この声。」
「そうみたいよ、カヤキス。声の主は、この女性達！」
クリスの言葉に槍を突き立てるレイピア
「クリスさん、先に行って下さい。ここは私が引き受けます。」
「…任せて良いの？」
「はい。」
そう言うと槍を引き槍を構えるレイピア
「…レイピア、死なないでね。」
「えぇ、フィーリア。」
そう答えるとシルバードストライクを放つレイピア
それで空いた所を駆け抜けるクリス・カヤキス・フィーリア
槍を仕舞うと剣を持ち斬りかかるレイピア
通路
走りながら口を開くカヤキス
「クリス、任せて良いのか？」
「大丈夫よ、彼女なら。まぁ、それに関してはフィーリアの方が解っているし。ねっ
♪」
「えぇ。今はとにかく奥へ進みましょう。」
「そうね。」
そう言うと奥へ向かい走る３人
ロビー
クリス達が去ってから５分
そこには残り数体の漆黒の鎧の女性とレイピアが居た
「ふぅ、さぁ、どうしたの？私は浄化の力を持つ者よ。戻りたいのなら、掛かって来
なさい！」
レイピアの言葉に一斉に襲い掛かってくる女性達
それを見て剣を突き刺すレイピア
「銀の光よ！漆黒の闇を浄化せよ！シルバーアラウンド!!!」
そう言うと銀の光が漆黒の鎧の女性達を飲み込む
光が止むとそこには普通の洋服を着て倒れている女性達が居た
「ふぅ、さて、追い付かないと。」
そう言うと剣を抜きクリス達が去っていた廊下に入るレイピア
通路を抜けた広間
そこには漆黒の鎧を身に纏った女性が居た
「ハイネ！」
クリスが口を開く
「漆黒の人形達を突破してきたのですか。それにしては一人足りませんね。」
「信頼出来る仲間に任せて来たのよ。」
「…そう。さて、誰が私の相手をしてくれるのかしら？」
ハイネの言葉に出ようとするクリスを制するフィーリア
「クリスさんはカヤキスさんと一緒に奥へ。する事が有るんでしょう？」
「…フィーリア。」
「ハイネ！お前の相手は私よ！」
そう言うと剣を抜くフィーリア
「行って下さい。クリスさん。」
「…ありがとう、フィーリア。」
そう言うとハイネの後ろに有る通路を進んで行くクリスとカヤキス
「さぁ、始めましょうか。」
「えぇ。」
そう言うと兜を被り剣を抜くハイネ
続く
次回予告
広間にて繰り広げられるフィーリアとハイネの闇同士の対決
漆黒の闇に身を染めたハイネ
魔族と化しながらも黒神装を纏う風濫ことフィーリア
この戦いを制するのは？
そしてクリスとカヤキスはクレスと対峙する