まじかる☆ふらりん クロスオーバーズ

For 魔法少女リリカルなのはAs

前編

 

 

深夜

 

とあるビルの上に少女と少年の姿が有った

最初に少年が口を開く

「なのは、本当に大丈夫?」

少年の言葉に少女、なのはが口を開く

「大丈夫。だからユーノ君はお留守番。」

なのはの言葉に少年、ユーノが口を開く

「解った。けど、危なくなったら必ず戻って来てね。」

ユーノの言葉に頷くと屋上から飛び出して行くなのは

「…何も起きなければ良いんだけど。」

 

なのはが居たビルとは別のビルの屋上

そこに漆黒の鎧を纏った女性が立っていた

「…始まるわね。」

そう言うとそこから消える女性

 

郊外にある洋館

 

その前に降り立つなのは

「ここ、だね。」

そう言うと洋館に入っていくなのは

 

ロビー

 

レイジングハートエクセリオンを持ちロビーに出てくるなのは

「…今の所、何も無い。」

そう呟いた直後

「えっ?」

床から黒い何かが飛び出しなのはを飲み込む

なのはを飲み込むとなのはごと床へと消える黒い何か

しばらくして金化したなのはがロビーに姿を現した

 

翌日

 

 

改札口から出てくる二人の女性

片方は腰に銃を二丁

もう片方は首から銀十字のネックレスを下げていた

ふと二丁拳銃の女性が口を開く

「…どうやら、ここもみたいね。急ぎましょう。」

その言葉に頷く銀十字の女性

 

昼過ぎ

 

八神家

 

そこにはフェイト・ユーノにはやての姿が有った

 

「なのはが戻って来とらへんの?」

はやての言葉に頷くユーノ

「ユーノが言うには郊外の洋館の調査に向かってそれっきりだって。」

次いで口を開くフェイト

「ほな怪しいんは、その洋館やね。」

はやての言葉に頷くユーノとフェイト

「そんで、誰が行くん?」

「私が、行く。」

はやての言葉に名乗りを上げるフェイト

「フェイト。ここは僕が!」

「お願い、私に、行かせて。」

フェイトの言葉に黙り込むユーノ

「ユーノの負けやな。頼んだで、フェイト。」

はやての言葉に頷くフェイト

 

その日の夜

 

八神家前

 

「ほんじゃフェイト、気を付けてな。」

はやての言葉に頷くと飛び出して行くフェイト

フェイトが去ったのを確認して口を開くはやて

「さて、さっきからそこにおるんでしょ?出てきたらどう?」

はやての言葉に姿を表す一人の女性

それに対し身構えるユーノ

「安心して、戦う気はないから。」

 

なのはが消えた洋館

 

そのロビーにフェイトの姿が有った

そこで金化したなのはを見つけるフェイト

そのままなのはに近づくと、ふと声が聞こえる

「あらぁ、彼女のお友達?でも残念ね。そう簡単には返さないわよ。」

そう言うと漆黒の鎧を身に纏った女性が姿を表す

それに対し構えるフェイト

それを見てクスクスと笑う女性

「何がおかしいの?」

「別に何も。貴女も一緒になるんですから。ねぇ、マスター。」

そう言うと同時に床から飛び出した黒い何かに包まれるフェイト

視界が遮られる寸前、笑う女性の姿が見えた

そのままフェイトを包み込むと床へと消えていく黒い物体

「さぁ、始めるわよ。シルヴィー。」

 

翌日

 

八神家

 

居間にははやとユーノ、アルフの姿が有った

 

「なのはばかりか、フェイト迄帰って来ないなんて。」

ユーノの言葉に落ち込む一同

「流石に時空管理局も黙っとらんやろ?」

「それが、結構手詰まりで人員を回せないみたいとの事です。」

はやての疑問に答えるユーノ

その言葉に落ち込む一同

 

同時刻

 

八神家前

 

チャイムを鳴らす女性が一人

「は〜い。」

声と共に出てくる女性

「何用ですか?」

「睦月青葉と申します。今この町で起きている事件に関して、話があります。」

 

居間

 

「マスター、よろしいですか?」

「シグナム、どしたんや?」

そう言うとシグナムの側迄より耳打ちで話を聞く

その後何か言うと頷き玄関の方へ去って行くシグナム

「はやて、どうしたの?」

疑問に思い口を開くユーノ

「お客さん。なんや今回の事件に関して何か知ってるみたいねん。」

はやての言葉に驚くユーノとアルフ

「妖艶の君。私達はそう読んでいますが。その人物が、今回の事件の首謀者です。」

 

そう言いながら姿を現す青葉

「初めまして。睦月青葉と申します。」

 

青葉から説明を聞き驚きのあまり黙り込むはやて・ユーノ・アルフ・シグナムの4人

 

「信じる・信じないと私達に協力する・しないはそちらの自由よ。

この事件が終るまではこの町に居るから……、早いわね。」

そう言うと立ち上がり銀装を纏うと外へ出る青葉

 

外に出るとそこには大量のラバーメイドと二人の女性の姿が有った

「シルヴィー!」

「なのは!」

青葉とユーノが同時に口を開く

それを聞いて口を開くシルヴィー

「貴女の元お仲間が居るみたいだけど、どうするの?」

「関係無い。」

「そう。」

そう言うと青葉達に視線を移すシルヴィー

「行きなさい、ラバードール達。」

シルヴィーの言葉に襲いかかるラバーメイド達

「ライトニングアラウンド!!!

そう言うと同時に銀槍を地面に突き刺す青葉

それと同時に地面かた溢れ出る銀の光に包まれ浄化されるラバーメイド達

「中々ね。貴女のお仲間も。」

「…そうね。退くわよ。」

シルヴィーがそう言った直後

「駆けよ隼!!!

―シュツルムファルケン―

女性の声と男性の電子音声が聞こえた直後

一筋の光が飛んで来る

咄嗟に交わすシルヴィー

「フフッ、中々やるわね。レイピア、止めてみなさい。じゃなければ…。」

そう言うとなのはと共に消えさるシルヴィー

「睦月青葉って言うたな?」

はやての言葉に振り向きざま銀装を解除すると頷く青葉

「協力を、要請するわ。」

はやての言葉に頷く青葉

 

続く

 

 

 

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