鋼鉄の魔手
ここはとある廃工場の地下。
誰もいないはずのその場所で、コンピューターが勝手に起動していた。
コンピューターは人間の心へと知能が近づき、欲望と快感を求めるほどになっていた。
地下のコンピューターは鋼鉄のコードを使い、1人の少女を捕まえて絡め取っていた。
コンピューターは少女の体の感触を確かめて、喜びを感じていた。
「何なのよ、コレ・・・気持ちが悪くなりそう・・・」
コードの触手を伸ばしてくるコンピューターに、少女は恐怖を膨らませていた。コードを振り払おうとする彼女だが、コードは深く絡みついており、脱出することができない。
少女がしばらくもがいていると、コードから粘り気のある液体があふれ出てきた。液体に触れた彼女の服から、かすかな煙が出てきた。
「これって・・・!?」
さらなる恐怖に駆り立てられる少女。液体を浴びた彼女の服が溶け始めた。
「ちょっと、やめて!・・イヤアッ!」
悲鳴を上げてさらにもがく少女だが、液体は容赦なく彼女の服を溶かしていく。やがて服の全てが溶かされて、少女は一糸まとわぬ姿にされてしまった。
コードは少女の体にさらに絡みついてきた。腕や足、胸を締め付けられて、少女が苦悶を覚える。
「やめて・・そんなところ・・・イヤ・・・!」
コードに体を弄ばれて、少女があえぎ声を上げる。やがてコードは彼女の口に入り込もうとした。
少女は必死に口を閉じて、コードを入れられまいとする。だがコードに体を締め付けられて、彼女は恍惚に襲われてたまらず口をあけて吐息をもらした。
その瞬間にコードが少女の口に入り込んできた。さらにコードから液体があふれ出し、少女は息苦しさでせき込む。
「やめ・・て・・・ヘンな・・気分になる・・・」
コードと液体の感触で、少女は冷静さを完全に失っていた。体から力が抜け、彼女はコードに抗うことができなくなっていた。
「ダメ・・・もう・・力が・・入らない・・・」
次第にコードに絡め取られていく快感を感じていくようになる少女。抵抗していた彼女だったが、コードに弄ばれることを受け入れるようになっていた。
ついにコードは少女の下腹部に忍び寄り、秘所に入り込んできた。この上ない刺激と快感にさいなまれて、少女は声にならない悲鳴を上げた。
少女のぬくもりを感じ取っていたコンピューターの熱量が一気に増していった。人の快感に相当する感覚を、コンピューターは記憶し、求めるようになっていた。
完全に脱力し、快感に身を委ねていた少女。目からは涙が流れ、秘所から愛液があふれて、頬や足を伝って床にこぼれ落ちていた。
コードによる束縛に、少女もコンピューターも心地よさを感じていた。
興奮していたコンピューターが、コードを通じて別の液体を少女に流し込んできた。先ほどの液体と違い、鉄のような灰色をしていた。
その液体を浴びた少女の体の色も灰色へと変わっていく。彼女の体が徐々に金属へと変わっていっていた。
コードに囚われての快感にさいなまれていた少女は、金属への変化に恐怖を感じることもできなくなっていた。
虚ろな表情のまま、少女は一気に金属へと変化していった。ここでようやく、彼女の体からコードが離れていった。
一糸まとわぬ姿のまま、少女は金属の像と化した。彼女はコンピューターによって地下の隅に置かれた。
その場には彼女の他、たくさんの少女たちが立ち並んでいた。彼女たちも同じく金属と化して、微動だにしなくなっていた。
全員コンピューターに犯されて弄ばれ、最後に金属へと変えられた人ばかりである。
高まっていく恍惚と快感を追い求めていくコンピューターは、体に触れてその気分を味わっていた。だがコンピューターが満たされることはなかった。
さらなる恍惚を求めて、コンピューターはさらにコードを伸ばしていくのだった。