Knight Of Strikers

ACT18「想い・遙か・彼方・遠くに」

 

 

ナイト率いるラバーメイド達の前に突然現れ浄化した謎の女性

その女性は「ユイ」と名乗った

 

剣を持ちナイトを見据えるユイ

その視線の先にはナイトの姿とそこから突き出されている剣が有った

「しばらく見ない内に頼もしくなったわね、彼女達も。

さてと、貴女は何がしたいのかな?」

「何がしたい?愚問ね。我がマスタークイーン様の下この世界を。」

そこ迄言いかけると一瞬で距離を詰めてナイトの首筋に剣を当てるユイ

「いちいち癇に障るわね。斬る気が失せるわ。」

そう言うとナイトに脊を向けるユイ

その直後ユイの身体を剣が貫く

その直後ユイの身体が消える

その光景に驚くナイト

「剣速が遅い。そんなんかじゃ聖騎士達は誰一人として殺せないわ。」

ナイトの後方で声が聞こえる

「せめて楽にしてあげるわ。クライス。」

―Shooting Form Set On Lighting Bullet Load―

「くっ!」

苦い声を出しながらユイに斬りかかるナイト

その斬撃を避け杖の先端をナイトの身体に突き立てると口を開くユイ

「クライス!!!

―Lighting Buster

電子音声の直後ナイトの身体を白い光が貫く

「浄化完了。」

そう言うと手元から杖が消え、倒れ込むナイト

それを見ると口を開くルナ

「唯さん。」

久し振り。色々とあったみたいね。」

ユイの言葉に頷くルナ

それを見るとアインスの方を見るユイ

「貴女の事はカヤキスさんから聞いているわ。女神アリス。いえ、アインス。」

ユイの言葉に膝を付くアインス

「どんなに変わろうとも、私は貴女に従います。我がマスター。」

「ありがとう、アインス。」

そう言うとフェンリルを見るユイ

「久しぶりね。レイピアはどうしたのかしら?」

「あの時に、一人残って。」

そう言うと俯くフェンリル

「そう。さてと、貴女達はどうするの?」

ふとユイに問われ最初に口を開くルナ

「私はこのまま事の成り行きを見守ります。」

「私も。ルナと一緒。」

ルナの言葉に同調するフェンリル

それを聞きアインスの方を見るユイ

「私は私も、見守ります。それが、一番良いと思いますから。」

「そう。なら私は行くわ。けど、見守るだけ。アインス、来る来ないは自由よ。」

ユイの言葉に口を開くアインス

「お待ちしております。」

「そう。解ったわ。」

そう言うと校舎の中へ消えるユイ

それを確認して煙草に火をつけるアインス

 

4階廊下

 

何事も無く合流するイシュタル・紫亜・桜・カレン

「無事みたいね。」

そう言うと廊下の奥の方を見るイシュタル

行きましょう。」

イシュタルの言葉に頷くと歩みを進める一同

 

廊下の奥の教室の前

 

そこにはシルヴィーの姿が有った

その姿を見て口を開くイシュタル

「シルヴィー。」

「勇気の有る者だけ入りなさい。」

そう言うとドアを開けるシルヴィー

それを見て口を開くイシュタル

「桜・カレン、貴女達は決められるわよ。紫亜、先に。」

イシュタルの言葉に先に中に入る紫亜

それを見ると桜の方を見るイシュタル

それを見て口を開くカレン

「行きたいんでしょ?桜は。」

「カレン。良いの?」

桜の問い掛けに静かに頷く

「私はまだまだだけど、桜は銀十字って言う素晴らしい力を持ってるから。

待ってるからね、桜。」

カレン、ありがとう。」

カレンに礼を言うと振り返る桜

「イシュタルさん、行きましょう。」

そう言うと歩みを進める桜

ふとシルヴィーの横を通る時に口を開くシルヴィー

「良いわね、友情って。フェンやレイと一緒だった時を思い出すわ。」

その言葉に疑問に思う桜

「何でも無いわ。」

そう言うと部屋の奥へと消えるシルヴィー

それを見送るカレン

 

部屋の中には漆黒の鎧を纏った女性らしき人物が居た

その女性に寄るシルヴィー

「マスタークイーン、お連れしました。」

「ありがとう、シルヴィー。さて、勇気有る者よ、歓迎するわ。私が、クイーンよ。」

そう言うと兜を外すクイーン

その下から出てきた顔を見て口を開くイシュタル

「やっぱり、貴女だったのね。」

 

フィーリア

 

続く

 

次回予告

 

クイーンの正体は魔族で有り、シルヴィーが尊敬するフィーリアだった

それぞれに取ってケジメを付ける戦いが始まる

次回ACT19「力・想い・貴女へと

 

 

 

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