Knight Of Strikers

ACT17「力・想い・胸に秘めて」

 

 

天宮市立中央高校

 

校門前

 

そこにはアインス・イシュタル・楓・紫亜・桜・カレンの姿が有った

それぞれ武装した姿を見て口を開く紫亜

「カレンを見てると、昔の私を思い出すわ。」

「それもそうね、さぁ、行くわよ。」

イシュタルの言葉に歩みを進める一同

 

昇降口前

 

そこに2人の女性が立っていた

「お待ちしておりました。私はルック。」

「私はビショップ。ここを通りたければ私達を倒してからにしなさい。」

2人の言葉を聞き口を開くアインス

「ビショップにルックね〜。楓、付き合って貰って良い?」

「構いません。」

そう言うとエルスハートを構える楓

「フフッ、よろしいでしょう。後の者はお行きなさい。」

「ビショップ!」

「これぐらいした方が良いでしょ?どうせ皆倒すのだから。」

ビショップの言い分に納得するルック

「アインス・楓、後でね。」

イシュタルの言葉に頷くアインスと楓

それを確認すると紫亜・桜・カレンを連れ校舎へ入って行くイシュタル

それを見送ると口を開く楓

「さ〜てと、行きますか?アインスさん。」

そう言うとエルスハートを回転させ構える楓

「そうね。」

同様にツヴァイベルンを構えるアインス

 

昇降口

 

中に入ってきて口を開くイシュタル

「ここからは二手に別れましょう。桜は私とカレンは紫亜と。

どちらか一方でも良いから、クイーンを倒しましょう。」

イシュタルの言葉に頷くと二手に分かれる一同

 

昇降口前

 

遠目でイシュタル達が去ったのを確認するアインス

「楓、行ったわよ。」

アインスの言葉を聞き口を開く楓

「了解。エルスハート、コードヴァルキリー、オン!」

Code Varukilery Set On

電子音声の後紅神装を纏う楓

その様子を見て驚くルックとビショップ

「悪いわね。こちとらゆっくりしていられないの。ツヴァイベルン、魔力装填。」

OK Magic Load

電子音声の後ツヴァイベルンに魔力が溜まる

「散りなさい。」

そう言うと駆け出す二人

 

―双竜漣撃―

―ニーベルンヴァレスティ―

 

双方共に一撃を入れると浄化されるルックとビショップ

それと同時に何処からか声が聞こえる

「お見事ね〜、あの二人を倒すなんて。まぁそのお陰で私は動き易くなったんだけどね。」

その言葉と共に姿を表す二人の女性

その姿を見て口を開くアインス

「ルナ。それにフェン。」

アインスの言葉の後口を開くフェン

「水代楓。実地試験。貴女一人で私とルナを倒してみなさい。もちろん本気でよ。」

そう言うと氷装を纏うフェン

一方ルナも既に臨戦態勢に入っていた

それを見て口を開く楓

「エルスハート、ストライクフォームオン。」

OK Strike Form Set On

電子音声の後騎士の鎧にも似た鎧を纏う楓

その両手には剣が握られていた

「…行きます。」

そう言った直後一瞬で距離を詰めルナを薙ぎ払う楓

それを横眼で見ながら口を開くフェン

「フリージングファルシオン!」

そう言うと同時にフェンの右腕に氷の刃が形成される

そのまま楓と剣を交わす

「中々ね、ルナを一撃だなんて。」

フェンがそう言い終わると同時に地面に落ちるルナ

「受け継いだ力の名に恥じぬようにしていますから。

それよりも、このままの状態で良いんですか?」

楓の言葉に疑問に思うフェン

その直後

無数のエネルギー体の槍がフェンを貫く

「なっ!」

それを見て距離を取ると槍を構える楓

「汝束縛せし鎖、我は解き放たん。神技!ニーベルンヴァレスティ!!!

叫ぶと同時に手に持っていた槍が蒼い炎を纏う

それを確認し、フェンリル目掛けて投げつける楓

そのままフェンリルを貫通する槍

「…楓、ありがとう。」

「礼には及びません。これでルナ共々戒めは解きましたから。」

楓がそう言うとフェンリルを貫いていた無数の槍が消える

「ルナ、大丈夫?」

ルナに声を掛けるフェンリル

「フェンリルさん。…まぁ、何とか。楓が程々にしてくれたので。」

そう言うと起き上がるルナ

それを確認して口を開くフェン

「さてと。楓、行くのなら行きなさい。私とルナは手助けする事は出来ないけど。」

フェンリルの言葉に疑問に思う楓

「…風濫成りのケジメなんだろうね。だから私とルナは手を出さない。

それ故に向こうに着いた。」

フェンリルの言葉に心配そうな顔をするアインス

「アインスさん。…そんな顔しないで下さい。

イシュタルさんも解ってます。だからこそ、信じてあげて下さい。」

「う、うん。」

戸惑いながらも頷くアインス

「さてと、行くのなら行きなさい、楓。風濫のケジメを。そして彼女の最後を、お願い。」

「フェンリル。いえ、雪さん。…解りました。」

そう言うと校舎の中へと去って行く楓

それを確認すると口を開くフェン

「さてと、大方裏切り者の始末って所かしら?ねぇ、ナイト!」

フェンの言葉と同時に姿を見せるナイトと無数のラバーメイド

「勘が良いわね、フェン。その通りよ。さぁ、これだけの兵を相手に何処まで戦えるかしら?」

ナイトの言葉に構えるフェン・ルナ・アインス

その直後両者の間に転移魔方陣が現れる

転移魔方陣からは一人の女性が姿を表す

その姿を見て驚くフェン・ルナ・アインス

そうとは知らずに静かに口を開く女性

「クライス、起動。セイバーフォームセット。魔力及び光弾装填。」

Wake Up Saver Form Set On Magic And Lighting Bullet Load

女性の手に剣が握られると、その剣に魔力が集中する

「行くよ、クライス。」

Lighting Slash

電子音声の後ラバーメイド達を薙ぎ払う女性

無数のラバーメイドはそのまま浄化され倒れ込む

「フフッ、中々やるわね。貴女、一体何者かしら?」

そう言うと剣を向けるナイト

「貴女に名乗る名等無いわ。けど、強いて言うのなら。ユイ。私の名前は、ユイ!」

 

続く

 

次回予告

 

ルナ達の前に現れた謎の女性

多数のラバーメイドを浄化すると彼女は「ユイ」と名乗った

ユイと名乗った彼女は?

次回ACT18「想い・遙か・彼方・遠くに」

 

 

 

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