Knight Of Strikers

ACT15「彼女の目的」

 

 

とあるファミレス

 

そこには桜・カレン・風濫・紫亜・楓・ルナ・アインス・フィーナに

イシュタルの姿が有った

その中で最初に口を開くフィーナ

「さて、本題に入る前に、

現在女性のみが行方不明になると言う事件が多発しているのは、知っているわね?」

フィーナの言葉にイシュタルを除き頷く一同

「んでこの行方不明になっている女性達はクイーンの元で兵士にされている。

具体的に言うのならラバーメイド達がそうね。」

フィーナの言葉にイシュタルを除き驚く一同

「彼女の目的は表の世界を乗っ取る事。

そしてその為に少しずつだけど、表へと侵略しているわ。」

「つまり彼女は全てを妖艶なる黒で染める気なんですね?」

風濫の言葉に頷くと口を開くフィーナ

「そう。だからこそ止めなくてはならないわ。…先ずは、ここを片付けますか。」

フィーナの言葉に銀装を纏う桜とレヴィンクライスを抜く風濫

浄化はものの数分で終わった

「この様子だと明日の学校はもう。」

風濫がそう言うと口を開く桜

「上等ですよ。私は魔を討つ剣。銀装妖精なのですから。」

そう言う桜の目は何かを決心していた

それを見て口を開く風濫

「カレン、良いの?桜はあぁ言ってるけど。」

「はい。私は決めたんです。何が有っても桜の側に居るって。」

カレンの言葉に呆れる風濫

それを見て口を開くアインス

「私達の負けね、風濫。桜、カレン。私達が教えられる事は全て教えるわ。覚悟してね。」

「「はい!」」

アインスの言葉に元気よく返事をする桜とカレン

 

天宮市中央公園

 

中央広場

 

そこには風濫の姿が有った

「誰かしら?こんな所に呼び出して。」

そうぼやくと一人の女性が姿を表す

「始めましてかしら?私はクイーンよ。」

「間宮風濫よ。敵の御大将が何の用かしら?」

そう言うとクイーンの方を向く風濫

「貴女だけに、伝えておきたい事が有ってね。」

「私だけに?」

クイーンの言葉に疑問に思う風濫

 

駅前広場

 

そこには風濫とアインスの姿が有った

「風濫。どうしたの?いきなり呼び出して。」

アインスの言葉に渋る素振りを見せながら口を開く風濫

「…アインスさん。私、もう一度だけ、闇に身を置いてみようかと思ってます。」

風濫の言葉に驚くアインス

「風濫、それ本気で言ってるの?」

アインスの言葉に頷く風濫

それを見て呆れながら口を開くアインス

「解ったわ。何かしら理由が有ると思うけど、聞かないわ。それと、ルナ。居るんでしょ?」

アインスの言葉に姿を表すルナ

「シル姉。ごめんなさい!公園での出来事、全部知っています。」

ルナの言葉に「えっ?」っと驚く風濫

「それにシル姉が別れた後に、私もクイーンと出会ってます。だから!」

「解ったわよ。アインスさん。そう言う訳ですから楓達をお願いします。」

アインスにそう言うとお辞儀をする風濫

「やれやれ。けど、敵として出会った時は…。」

「解っています。」

そう答えルナを見る風濫

ルナも頷く

「それじゃ、私は退散するわね。」

そう言うとその場から去って行くアインス

それと同時に姿を表すクイーン

「シルヴィー、ルナ。本当に良いの?」

「マスタークイーン。はい。私も、ルナも、自身で決めた事ですから。」

風濫の言葉に頷くルナ

「そう。それでは、行きましょう。」

「「はい、マスタークイーン。」」

 

再び中央公園

 

そこには一人、アインスの姿が有った

「…はぁ。あの様子じゃ、相当の決意ね。」

そう独り言を呟くと何処からか声が聞こえる

「そりゃそうでしょう?風濫があそこまで決意するのなら、その対象はただ一人よ。」

「この声。フィーナね。」

「正解。」

そう言いながら姿を表すフィーナ

「それより、どう言う意味?風濫をそこまで決意させる理由って?」

 

続く

 

次回予告

もう一度だけ闇に身を落とす

そう決意した風濫とルナ

その理由をフィーナに問うアインス

フィーナが口にしたその理由とは?

次回ACT16「光と闇の決意」

 

 

 

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