Knight Of Strikers

ACT8「漆黒の薔薇の誘い」

 

 

昼休みの屋上

 

そこには桜・楓・ルナ・紫亜にアインスの姿が有った

 

「それじゃカレンって言う娘は今日は来てないのね?」

アインスの言葉に頷く桜

「成る程。シルヴィーづてだけど、相変わらず桜を引き込みたいみたいよ。彼女。」

アインスの言葉に真剣な表情になる楓・ルナ・紫亜

「近いうちに来る筈よ。もしくわ既に。」

アインスがそう言い切ると同時に姿を表すシルヴィーとハイネ

「来たわね。」

「久住桜。カレン様が貴女が来るのを望んでいる。」

シルヴィーの言葉に「やれやれ」と言った感じで桜の前に立つ楓・ルナ・紫亜

「どきなさい。やられたくなければ。」

シルヴィーの言葉に口を開く3人

「投影開始(トレース・オン)。」

「エルスハート。」

「ナイトオブムーン。」

「「起動!」」

Wake Up Saver Form On

魔術法衣を纏い剣を持つ楓とルナ

それと同時に銀十字の剣を持つ紫亜

「やれやれ。」

そう言うとレヴィキスを抜くシルヴィー

「レヴィキス、マジックブリッドチャージ。」

シルヴィーの言葉に薬莢を排出するレヴィキス

それを見て一斉に駆け出す楓・ルナ・紫亜

その直後、一瞬で通り抜け、桜の前に立つシルヴィー

疑問に思う楓・ルナ・紫亜

その直後、黒い気が立ちあがり波となり楓達を飲み込む

「ダークネスレイヴ。まだまだね。」

そう言うと桜の方を向く

それを確認すると桜を庇うようにして立つアインス

「やる気ですか?アインスさん。」

「あまり乗り気はしないけど、彼女を守る為だからね。行くよ、ツヴァイベルン。」

OK Set Up On Saver Form

電子音声の後双剣を持つアインス

それを見て口を開くシルヴィー

「ハイネ、姑息な手段は禁止だからね。…最初から全力。レヴィキス!マジックブリッドチャージ!!!

シルヴィーの言葉と共に薬莢を排出するレヴィキス

「成る程。ツヴァイベルン、魔力装填。フルドライブよ。」

―OK Magic Load Full Drive

「桜、下がっていて。」

そう言うと給水塔の上に飛び上るアインス

それを見て手すりに両足を掛けるシルヴィー

「…行くよ、シルヴィー。」

Twin Drive On

電子音声を聞くと飛び上るアインス

それを見て剣を後方に下げ飛び上るシルヴィー

「クロススラッシャー!!!

「ダークネススラッシュ!!!

屋上の上でぶつかり合う両者

あまりの強さに激突の際に衝撃波が発生する

その中心に居る状態で口を開くシルヴィー

「アインス、解っているでしょう。」

「…セフィリアも解っているみたいですし、…桜を、頼みますよ。…ごめんね、ツヴァイベルン。」

そう言うと若干力を抜くアインス

そのまま場の力場に押され吹っ飛ぶアインス

「アインスさん!」

「他愛も無いわね。」

そう言いながら桜の目の前に降り立つシルヴィー

「さぁ、貴女を助けてくれる人はもう居ないわよ。おとなしく私達と共に来なさい。久住桜。」

そう言うと手を差し伸べるシルヴィー

その手を跳ね除ける桜

「そう、拒むの。」

そう言うと桜に近づき耳元で囁き始めるシルヴィー

(安心して。私が居るし、セフィリアが居る。だから今は素直に従って。)

シルヴィーの言葉に疑問に思う桜

(大丈夫だから、お願い。)

「…(解りました。)

(ありがとう。…チャーム。)

シルヴィーの言葉に虚ろ目に変わる桜

「ハイネ、任務完了。戻るわよ。」

そう言うと桜を連れて消え去るシルヴィーとハイネ

 

某所

 

「…シルヴィー、戻ったのね。」

カレンの言葉に姿を表すシルヴィー・ハイネ・桜

「マスターカレン、シルヴィー・ハイネ、只今戻りました。」

そう言うと膝を付くシルヴィーとハイネ

「ふふっ、良くやったわね。シルヴィー・ハイネ、下がって良いわ。」

カレンの言葉に下がるハイネ

だがその場に残るシルヴィー

「シルヴィー?何故下がらないのかしら?私の言う事が聞けないの!」

カレンの言葉の後レヴィキスを抜くと口を開くシルヴィー

 

続く

 

次回予告

 

マスターカレンの前で剣を抜くシルヴィー

アインス・セフィリアと交わした事とは?

その内容、そしてシルヴィーの真意が明らかになる

次回ACT9「シルヴィー

 

 

 

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