GUNDAM WAR -Encounter of Fate-

PHASE-32「大蛇の魔手」

 

 

 ダークサイドとの壮絶な戦いを乗り越えたジーザスとクサナギのメンバー。しかし彼らにはまだ休息の時は訪れていなかった。

 黒曜軍の総攻撃を受けて、ヴィントブルムは甚大な被害を被っていた。その救済のため、ライトサイド、オーブが全力を挙げていた。

 本来の救助の任務は救助隊が請け負っているのだが、ジーザス、クサナギも彼らに助力を注いでいた。誰もが人々を助けたい。その一心で心身を費やしていた。

 

 黒曜軍の撤退から数時間後、ヴィントブルムを騒然とさせていた騒ぎも落ち着きを取り戻し、鎮火も完了していた。救助隊の先導で、負傷者は病院へと運ばれていった。

 その様子を見送って、ミドリとユキノは安堵の笑みをこぼしていた。

「悪いね、ユキノちゃん。ここまで手伝ってもらっちゃって。」

「いいですよ、ミドリさん。困っているときはお互い様ですから。」

 照れ笑いを見せながら感謝の言葉をかけるミドリに、ユキノは満面の笑みを浮かべて頷く。

「ヴィントブルムはいろいろ大変なことになっちゃってるけど、これでダークサイドはしばらく攻めてこられないわね。」

「そうですね。ミロク、キヨヒメは損傷。シディアにも攻撃を当てられましたし。」

「だけどまだこれで終わりってわけじゃない。またダークサイドが性懲りもなく攻撃してこないとも限らないし。」

「そのために今のうちに体勢を整えておいて損はないですね。」

 ミドリとユキノが笑みをこぼしながら言葉を交わす。

「さて、そろそろみんなに休むように言ってくるとしますか。」

「そうでしたら私も・・・」

 ミドリが気さくな態度で振り返ると、ユキノも同意してついていく。

 そのとき、このヴィントブルムの近くから凄まじい爆音が轟いた。

「えっ!?」

「な、何が・・・!?」

 足を止めたミドリとユキノをはじめ、周囲の人々もその轟音に驚きを見せていた。音の響いたほうをしばらく見ていると、突如大きな水しぶきが上がった。

「な、何なんだ、ホントに・・・!?」

 その突然の出来事に、ミドリはしばらく唖然となっていた。

 

 ヴィントブルム郊外に突如上がった水しぶきは、温泉だった。ヴィントブルムの襲撃のために放ったダークサイドの砲撃の1発が、地盤に亀裂を生じさせたことで、地下にあった温泉が外に噴出したのだった。

 ライトサイド、オーブにとって予想していなかったプレゼントだった。

 そこで思い立ったミドリは湧き出した温泉に仕切りを作り、即席の浴場を設置したのだった。仕切りはもちろん男湯と女湯の区分けとのぞき防止のためである。

「うおおぉぉぉーーー♪うわーい♪」

 その温泉に無邪気に飛び込んできた人物がいた。先ほどまでミロクに乗ってマイと対峙していたミコトである。

「こーら、ミコト!アンタはムチャできる状態じゃないんだからね。」

「私はヘーキだぞ、マイ!私の体は私が1番よく知っている!」

 叱るマイだが、ミコトは活気あふれる態度のまま、彼女に大きく手を振っている。2人に続いて、アリカが喜び勇んで浴場に飛び込んだ。

「もう、アリカちゃんまで・・・」

 もはや叱るのが馬鹿馬鹿しく思えてしまい、マイは頭を抱えて呆れるしかなかった。その前で、ミコトとアリカが湯のかけ合いを始めていた。

「お、さっそくやってるねぇ。」

 そこへミドリがのん気な口調で呟きながら、浴場に姿を見せた。そしてナツキ、ニナ、エルスティン、ユキノ、アカネ、イリーナが姿を見せてきた。

「全く。相変わらず恥ずかしいところを見せてくれるわね、アリカ。」

「えっ?何言ってるの、ニナちゃん。温泉なんだから、やっぱり楽しく入らないとね♪」

 言いかけるもアリカに笑顔で言葉を返され、ニナも呆れた面持ちを見せる。

「楽しいのはけっこうだが、それにも限度というものがあると思うが・・」

 二ナの隣でナツキも苦笑を浮かべている。

「でもアリカちゃんらしくて、私はいいと思いますよ。」

 エルスティンが微笑みながら言いかける。

「まぁ、元気なのは悪いことじゃないね。やっぱ笑顔が1番ってことよねぇ・・さてと、こんなところで立ち話もなんだから、早く入っちゃおう。」

 ミドリが気さくな態度で語ると、胸に巻いていたタオルを外して浴場の前に立ちはだかった。

「ち、ちょっとミドリちゃん!マッパで腰に手を当てて仁王立ちしないでよ!」

 それを見たマイが気恥ずかしく声を荒げる。しかしミドリは気にせず、恥じらいなど全く感じずに大笑いを上げていた。

 そしてミドリは後ろでモジモジしているエルスティンと、ムッとした面持ちを見せているナツキに視線を向ける。2人とも胸にバスタオルを巻いたまま外そうとしない。

「ちょっと〜、せっかくの温泉なんだからさ〜・・恥ずかしがることはないわよ〜!」

 ミドリは言い放ちながら、ナツキとエルスティンのバスタオルを奪い取る。エルスティンがふくらみのある自分の胸を両腕で隠してうずくまり、ナツキが頬を赤らめて憤慨する。

「な、何をする、貴様!?」

「いいじゃないの〜。別に減るもんじゃないし〜。」

 上官を相手にしていることも忘れ抗議の声を上げるナツキだが、ミドリはからかう素振りを見せていた。チエ、アオイ、キヨネが遅れて浴場に現れたのはその直後だった。

 

「やれやれ。何だか隣は騒がしいなぁ。」

 女湯に比べ、その隣の男湯は落ち着いていた。湯に浸かりながら、ユウが苦笑を浮かべていた。

「それはこっちの人数が少ないからだよ。」

「アハハ、そうッスね。」

 後から浴場に入ってきたキョウジが声をかけ、ユウが笑みをこぼして答える。

「ふぅ・・何だか久しぶりな気がするよ。こうして体を休めるのは・・」

「そうッスね。ちょっと前まで命がけで戦ってましたからね。」

 キョウジが唐突に声をかけると、ユウも安堵の笑みを浮かべて答える。

 彼らにとってこのようなひと時は久しかった。光と闇の壮絶な戦いを潜り抜けて、心身ともに疲労がたまってきていたのだ。

 特にユウはシホとマイのことで、キョウジはサクヤとナツキのことで苦悩を繰り返していた。この安らぎは、そんな2人にとって重宝だった。

「そういえば、君には妹さんがいたんだよね、ユウくん?」

「えっ?・・まぁ、1人・・いつも手におえないヤツですけど・・」

 唐突にキョウジに問いかけられたユウが照れ笑いを見せる。するとキョウジは微笑んで、大空を仰ぎ見る。

「オレにも妹がいるんだ。多分、君の妹に似てやんちゃだよ。たまにとんでもないことを仕掛けられたり、1度、調味料を間違えて入れた肉じゃがを出されて、危うくあの世逝きになるところだったよ。」

「そいつは大変ッスね、お互い・・・」

「全く、お互い様で、ハハ・・」

 互いに苦笑いを浮かべるも、ユウとキョウジは屈託のない談話を続けていた。しかしキョウジはすぐに笑みを消す。

「だけど今はダークサイドにいる。オレを守ろうって思って、ライトサイドとオーブからオレを助け出そうと思い込んで、オレたちに戦いを挑んできている・・・」

「オレの妹もダークサイドにいました。スサノオーに乗ってました・・今はスサノオーは倒されて、アイツも今は病院で療養中です。」

「・・戻ってきたのかい、君の妹さんは・・・?」

 笑みを作るユウの言葉に、キョウジが一瞬眉をひそめる。

「今はアイツはあまりムチャできる状態じゃなさそうだし、オレもオレでダークサイドとの戦いがあったんで、なかなかお見舞いに行く暇がなくって・・」

「そうか・・それなら今度こそお見舞いに行かないとね。」

 語りかけるユウに、キョウジは微笑んで励ましの言葉をかけた。

「とりあえずはこの時間を満喫しましょうか。」

「同感。」

 再び笑みをこぼして、ユウとキョウジは体を休めた。女湯からは男湯の落ち着きと対照的といえるほどにぎわっていた。

 

 その女湯は、人数が多いのもあり、賑わいを見せていた。温泉で体を休めるマイやナツキたちの前で、ミコトやアリカたちが湯の掛け合いなどをして楽しんでいた。

「もう、ミコトもアリカちゃんもはしゃいじゃって・・」

「全くだ。」

 アリカとミコトの姿に、マイとナツキがため息をつく。

「何はともあれ、まさかここに温泉が湧き出すとは思わなかったよ〜。」

「そうだね。こんな贅沢しちゃっていいのかなって気もあるけど・・」

 ミドリが大きく深呼吸すると、マイも照れ笑いを見せる。

「まぁ、あの戦いの戦利品と思えば少しは肩の荷が軽くなるかな。」

「まぁ、そういうことにしておきますか。」

 ミドリのもらした言葉にチエが微笑んで頷く。そしてチエはマイの胸元に視線を向ける。

「それにしても、これはまたすごい成長だね、マイちゃん。」

「えっ?・・ち、ちょっと、チエちゃん・・!」

 チエに胸のことを指摘されてると思い、マイはとっさに自分の胸を隠そうとする。するとチエだけでなく、ミドリも笑みをこぼす。

「好きでこんな胸してるわけじゃないよ。いつの間にかここまで育っちゃったっていうか・・・」

「でもそんなに謙そんすることもないんじゃないかな?」

 気恥ずかしそうな面持ちを見せるマイの言葉に、チエは視線をエルスティンに移した。彼女の視線に気付いたエルスティンも、マイと同様にとっさに自分の胸を隠す。

「そういえばエルスちゃんも、けっこう胸あったんだっけ。」

 イリーナが関心そうにエルスティンを見つめると、エルスティンはさらに赤面する。

「胸は大きければいいというわけではない。」

 そこへナツキがムッとした面持ちを見せて愚痴をこぼしていた。その声を耳にしたミドリがニヤリとして、

「あら〜?もしかしてマイちゃんとエルスティンちゃんに僻んでんのかな〜?」

「バ、バカなことをいうな!わ、私は僻んでなど・・!」

「そりゃそうよね〜。ナツキちゃんはスレンダーな体系だし、モデルというべきかな〜。」

「貴様!それでも1戦艦の上官か!?」

 赤面しながら声を荒げるナツキだが、ミドリはからかいの面持ちを崩さない。

「気にすることはないですよ、ナツキお姉様。そのお体、私はすばらしいと思いますよ。」

「そ、そうか・・ありがとう、ニナ・・・」

 そこへニナが淡々と弁解すると、ナツキは照れながら微笑んだ。

「でも男の子はやっぱり胸の大きい子に引かれるもんなのよねぇ〜。」

「うるさいっ!」

 さらにミドリがからかうと、ついにナツキが憤慨してつかみかかりに来た。それをミドリは浴場の真ん中のほうへ逃げ出す。

 そのとき、ミドリは足をつまずいて前のめりに湯の中に倒れ込む。あられもない姿をあらわにする羽目になった彼女に、マイやナツキ、アリカたちは唖然となったり呆れ果てるしかなかった。

 

 ダークサイド、アルタイ城。真の黒曜の君の登場に、城内は奇妙な困惑と高揚感に包まれていた。

 黒き君の侍女、マリーとミーアに連れられて、シズルは地下の整備工場に足を踏み入れていた。そこはミロクが封じられていた部屋だった。

「こんなとこにうちを呼び出して、何の用どすか?」

 シズルが淡々とした態度でマリーとミーアに問いかける。2人は部屋の前で振り返り、マリーがシズルに答える。

「ここにはダークサイドが開発した機体や武装が封印されていました。ミコトさんとレイトさんが扱っていたミロクも、ここに封じられていました。」

「でもここに封印されていたのはミロクだけじゃないニャン。シズルちゃん、あなたのキヨヒメをベースにした機体も、ちゃんと作ってここに置いてあるニャン。」

 続けてミーアが答えると、シズルが微笑みかける。

「その機体に乗ってほしいということやろか?」

 彼女の言葉にマリーが微笑んで頷く。

「あなたはダークサイドと完全な結託をしていません。考えも違います。でもライトサイド、オーブを倒そうという目的は同じです。キヨヒメを失ったあなたには是非、この機体に乗ってほしいと思いまして。」

 マリーは語りながら部屋の扉を開く。そしてミーアが無邪気に振舞いながら、部屋の明かりをつける。

 部屋の片隅に置かれている機体のうちの1体。その姿はまさしくキヨヒメだった。白と黒のモノクロカラーとなっているが、姿かたちは明らかにキヨヒメである。

「これは・・・!?」

「そうです。これこそがキヨヒメをベースにダークサイドが開発した機体“オロチ”です。」

 驚きを覚えるシズルに、マリーが微笑んで語りかける。

「基本的な操作はキヨヒメと大差ありません。キヨヒメの性能に加えて、オロチにはビーム砲や大型ビームサーベルなど、遠近を問わない戦法を備えています。キヨヒメを扱えるあなたなら、オロチも扱えると思います。」

 そびえ立つ白黒の機体を、シズルはじっと見つめている。そしてふと隣の2体の機体が眼に留まる。

「あれは・・?」

「あれはあたしたちが乗る機体、“ヤマト”と“ホムラ”だニャン♪これでライトサイドのみんなを、コテンコテンのケチョンケチョンにするんだニャン♪」

 シズルの問いに、ミーアがはしゃぎながら答える。

「そして今、新たに1体機体を製造し、完成直前まで製作が進んでいます。その機体に乗り込むのは・・」

「オレだ。」

 マリーが言いかけたところで、彼女たちの背後から声がかかった。3人が振り返ると、1人の青年が不敵な笑みを浮かべていた。オレンジの髪。右目は黒い眼帯で隠されている。

 黒曜軍所属、ハイネ・ヴェステンフルスである。

「こちらに来ていたのですね、ハイネさん。」

「あぁ。オレの新しい機体が完成するまで暇なんでね。ちょっとよらせてもらったわけ。」

 マリーが声をかけると、ハイネは笑みをこぼして答えた。以前と変わらない気さくな態度で。

「アンタがシズル・ヴィオーラかい?オレは黒曜軍所属、ハイネ・ヴェステンフルスだ。」

 ハイネは自己紹介をすると、シズルに向けて手を差し出す。

「お初にお眼にかかりやす。シズル・ヴィオーラどす。」

 シズルも微笑んで、ハイネの手を取って握手を交わす。

“仲がいいみたいですね、みなさん。”

「この声は・・・!」

 突如部屋に声が響き渡り、マリーたちが耳を傾ける。黒曜の君からの通信だった。

“シズルさん、マリー、ミーア、早速だけど、あなたたちにはある部隊を殲滅してほしいのです。”

「殲滅ですか?」

「もしかして、ライトサイド?」

 黒曜の君の言葉にマリーが眉をひそめ、ミーアが期待に胸を躍らせていた。

“いいえ。僕が本当の黒曜の君だということに不満を見せている人がいまして、その一部の人間がMS隊を編成して反旗を翻しているのです。彼らを殲滅し、僕たちの力を示してください。”

「そうどすか・・これは丁度いい練習になりますわ。うちの新しい機体、オロチの力、試させてもらうさかい・・」

 黒き君の命令に、シズルは奇妙な高揚感を覚えていた。ナツキを自分のものにするために新しい力の真意。彼女はその追及を求めていたのだ。

「今回はオレは出られない。まだ機体が完成してないでな。高みの見物をさせてもらうぜ。」

 ハイネは苦笑を浮かべながら告げると、きびすを返して部屋を後にした。彼を見送った後、マリーがシズル、ミーアに呼びかける。

「それでは、自分の機体の調整と確認を兼ねて、その力を示しましょう。」

 その言葉の後、3人はそれぞれの機体に乗り込んだ。システムチェックを済ませ、開かれた天井の先の空を見上げた。

「シズル・ヴィオーラ、オロチ、行きますえ!」

 シズルのかけ声とともに、モノクロカラーのMS、オロチが飛び立った。マリーの乗るヤマト、ミーアの乗るホムラも続いて飛翔した。

 3機が向かったのはアルタイの城下町の郊外の荒野だった。そこではその岩場を隠れ蓑にしていた反乱軍が出撃の準備をしていた。

「な、何だ、あの機体は・・!?」

「まさか、アルタイのMSか!?」

 突然の来襲に、反乱軍は動揺をあらわにする。その混乱を目の当たりにして、マリーとミーアは笑みをこぼしていた。

「アハハハ。何だか向こうは分け分かんなくなっちゃってるニャン♪」

「こういうのを惨めというのですね。見苦しくないようにして差し上げないと。」

 そういってマリーとミーアが反乱軍に対して身構える。近距離戦に長けているヤマトがビームサーベルを、長距離戦を得意とするホムラがビーム砲を構える。

 そしてシズルの駆るオロチも大型ビームサーベルを振りかざす。そして両翼に装備されているドラグーンを発進させ、狙いを定める。

 奇襲に攻を焦る反乱軍が、続々とMSを発進させ、迎撃を行う。しかし冷静さを欠いた彼らは、雲泥ともいえる機体の性能の差も相まって、オロチ、ヤマト、ホムラの攻撃になす術がなかった。

 圧倒的な力の前に手立てを失い、反乱軍の中から逃亡を図る者も出てきた。しかしマリーとミーアはこれを見逃さなかった。ヤマトがビームライフルを発射して敵機を射抜き、ホムラがビーム砲で逃げ惑う人々を吹き飛ばす。

 ダークサイドの新たなる3機の力によって、反乱軍は全滅した。

「愚かですわ。私たちの君に逆らうなんて。」

「これで他のみんなも大人しくなるはずだニャン♪」

 マリーとミーアが優越感に浸り、立ち上る煙を見つめていた。

「どうでしたか、シズルさん?あなたが熱かったオロチの力は?」

 マリーがシズルに訊ねるが、シズルは悠然と笑みをこぼすだけだった。

「ナツキ・・これで今度こそアンタを・・うちのもんにしてみせます・・・」

 シズルがもらした魔性の囁き。それはマリーとミーアにも聞こえていた。

「どうやら最高だったみたいだニャン・・」

 今まで無邪気な笑顔を見せていたミーアが妖しいものへと変わる。強大なオロチの力に、シズルは完全に魅入られてしまっていた。

 そして彼女は改めて誓った。オロチを使って、今度こそナツキを自分のものにすることを。

 

 

次回予告

 

少女たちに訪れたひと時の休息。

街での楽しい時間を過ごすマイたち。

彼女たちが望み、そして追い求める世界。

この幸せがいつまでも続いてほしい。

それが少女たちの一途な願いであり、決意だった。

 

次回・「輝ける日々」

 

平和への記憶、築き上げろ、ハロ!

 

 

作品集

 

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