GUNDAM WAR

-Destiny of Shinn-

PHASE-32「よみがえる正義」

 

 

 アロンダイトを振りかざすデスティニーに対して、フリーダムは回避で乗り切っていた。パワーではフリーダムよりデスティニーのほうが上だと、キラは直感していた。

「逃げるな!アンタはオレが倒す!」

 シンが言い放ち、デスティニーがフリーダムを追っていく。フリーダムもビームによる遠距離攻撃を狙うが、デスティニーに素早く回避される。

「オレは負けられない・・戦いのない世界を取り戻すためにも、負けるわけにはいかないんだ!」

 感情を高ぶらせたシンの中で何かが弾けた。彼が感覚を研ぎ澄ませ、デスティニーの動きがより速く正確になった。

 デスティニーの機敏さを感じ取ったキラも、意識を集中して感覚を研ぎ澄ませた。フリーダムの動きも加速し、互角の戦いが激化することとなる。

「くそっ!このままじゃ、ジブリールを見つけることができない・・!」

「シン!」

 焦りを募らせるシンに向けて、レイが声を掛けてきた。レイの駆るレジェンドが、デスティニーと合流した。

「あれは・・・!」

 キラがレジェンドを見て、驚きを覚える。彼はかつて戦った機体、プロヴィデンスを思い出していた。

「落ち着け、シン!自分を見失えば、倒せる敵も倒せなくなるぞ!」

「レイ・・・!」

 レイが呼びかけて、シンが落ち着きを取り戻していく。

「オレが追い込む。お前はその隙を狙え・・!」

「あぁ、分かった!」

 レイが指示を出して、シンが答える。レジェンドが前に出て、フリーダムに向けてビームライフルを発射する。

 キラが反応し、フリーダムが回避してビームライフルで反撃する。レジェンドがドラグーンからのビームを、フリーダムがレールガンを発射する。

 レジェンドとフリーダムがビームの撃ち合いを演じる中、シンがフリーダムの動きを見計らう。

(相手がフリーダムじゃ、ジブリールを見つけ出す前にヤツに追いつかれる・・先にヤツを倒すしかない・・・!)

 最善の方法を考えて、シンがフリーダム打倒に集中する。デスティニーがビーム砲を展開して、フリーダム目がけて発射する。

 キラが砲撃に気付き、フリーダムが素早くかわす。その先にレジェンドが回り込み、ドラグーンのビームを放つ。

 フリーダムがビームシールドでビームを防ぐが、体勢を崩して突き飛ばされる。

「シン、今だ!」

「もらった、フリーダム!」

 レイが呼びかけて、シンが目つきを鋭くする。デスティニーがアロンダイトを構えて、フリーダムに向かって加速した。

「やめろ!」

 そこへ声がかかり、シンが目を見開いた。スピードが弱まったデスティニーが横から突き飛ばされた。

 体勢を整えたデスティニーの前に現れたのは、アスランの乗るジャスティスだった。

 

 国防本部に到着したカガリは、ユウナが拘束されている管制室に駆け込んだ。

「カガリ様!」

 兵士とオペレーターたちがカガリに振り向いて声を上げる。

「ユウナ・・・!」

 カガリが憤りをあらわにして、ユウナが動揺する。

「ひ、ひどいよ、カガリ!あんまりだ!僕は君の留守を一生懸命・・!」

 不満をあらわにするユウナを、カガリが殴り飛ばした。

「お前だけを悪いとは言わない・・ウナトやお前、首長たちと意見を交わし、己の任を全うできなかった私も充分に悪い・・だがこれは何だ!意見は違っても、国を守ろうという思いだけは同じと思っていたのに!自己満足や己の保身のために、国を動かしたり国民を危険にさらしたり!」

「いや、だから、それは・・!」

 自分を責めながら怒りをぶつけるカガリに、ユウナが言い返す。するとカガリが彼の胸ぐらをつかんでつかみ上げる。

「言え!ジブリールはどこだ!?この期に及んでもまだ奴を庇い立てするのか!?

「だから言ったじゃない!知らないって!」

「まだ言うか、ユウナ!」

「ホントだって!確かに家にはいるけど、今はどうしてるかは知らないって!」

 ジブリールの居場所を問い詰めるカガリに、ユウナが必死に言い返す。

「くっ!・・ジブリールを捜せ!ウナトもだ!そうすれば停戦の道も開ける!」

「はっ!」

 毒づくカガリが指示を出して、兵士が答えた。オペレーターもレーダーとモニターを注視して、ジブリールとウナトの行方を追った。

 

 ジャスティスに乗ってアークエンジェルから発進したアスラン。眼前に現れたジャスティスに、シンは驚きを隠せなくなっていた。

「その機体・・今の声・・・アスランなのか・・・!?

 シンが声を振り絞って、アスランに向けて言いかける。

「シン、やめろ・・自分が今、何を討とうとしているのか、お前本当に分かってるのか!?

 アスランがシンに向けて呼びかけてきた。

「戦争をなくす、そのためにロゴスを討つ、ロゴスを庇おうとするオーブを討つ・・それが本当に、お前が望んだことなのか!?

「な、何を・・・!?

「引かぬから討つしかないと、あの国に刃を向けることが、お前の望みなのか!?

 動揺するシンに、アスランが問い詰める。しかし彼のこの言葉に、シンが感情をあらわにする。

「オーブは連合の味方をして、綺麗事ばかり並べて戦いを起こしている・・今もロゴスを守って、自分たちのことしか考えてない・・アイツらがそういう態度なら、オレたちはオーブも討つ!」

「シン、お前・・・!」

「アスラン、あなたが生きていたのは嬉しい・・だけど、ザフトだったあなたが、どうしてオレたちの邪魔をして、オーブやジブリールを守ろうとするんだ!?

「違う!オレが守りたいのはオーブだ!ロゴスを庇おうとしたのは、一部の人間による自己満足に過ぎない!」

「それを見逃してきたくせに、オーブ自体は悪くないと言い張る・・オーブもみんな、身勝手でいい加減だ!」

 呼びかけるアスランにシンが怒りの声を上げる。デスティニーがジャスティスに対し、アロンダイトを構える。

「たとえあなたでも、オーブを守ろうとするなら、オレは許さないぞ!」

 シンが言い放ち、デスティニーがジャスティスに飛びかかり、アロンダイトを振りかざす。ジャスティスが加速して、デスティニーの攻撃をかわす。

「よせ、シン!オーブを討ってはダメだ!」

「アンタも、そんな勝手なことを言うヤツになっちまったのかよ!」

 呼びかけるアスランに、シンがさらに怒鳴る。ジャスティスが背部に搭載されているリフター「ファトゥム01」にあるビーム砲を発射するが、デスティニーは残像を伴った高速でかわす。

 ジャスティスが2本のビームサーベルを手にして、デスティニーに向かっていく。デスティニーが振り下ろしたアロンダイトをかわして、ジャスティスがビームサーベルを振りかざす。

 ビームサーベルがアロンダイトと当たり、ジャスティスとデスティニーが力比べを演じる。デスティニーが力を込めて、ジャスティスを突き飛ばす。

「オレはもう弱くない・・戦いを終わらせるだけの力が、今のオレにはある!」

「その力でオーブを滅ぼそうというのか、お前は!?

 自分の力に対する自信を口にするシンに、アスランが激情を募らせる。

「思い出せシン!お前は本当は、何がほしかったんだ!?

「力だ!戦いを終わらせる力、大切なものを守れる力を!」

 さらに問い詰めるアスランに、シンが言い返す。

「力がないのが悔しかった・・家族が殺されたのに、戦争だけじゃなく、何もできなかった自分も許せなかった・・でも今は違う!無力なオレとは違う!」

「シン・・昔の自分の無力を呪って・・・!」

 自分のことを口にするシンに、アスランが戸惑いを覚える。

「オレは強くなった・・まだまだできないこともあるけど、オレの手で戦いを終わらせることができる!前のフリーダムにも勝てたんだ!」

「溺れるな!力の使い方を間違えるな!」

 自信を強めるシンに、アスランが呼びかける。デスティニーとジャスティスがビームブーメランを投げつける。

 ジャスティスのビームブーメランが、デスティニーのビームブーメランの1本を破壊した。しかしもう1本はジャスティスに向かって飛んでいく。

 デスティニーとジャスティスがビームシールドを発して、互いのビームブーメランを防いで弾いた。

「力に溺れてしまえば、守りたいと思うものさえも傷つけてしまう!」

 アスランのこの言葉を聞いて、シンはさらに彼の言葉を思い出していく。

“誰かを助け、何かを守るための力でも、使い方を間違えれば、自分が誰かを泣かせることになる!力を持ったなら、力の重さを自覚しろ!”

“力は力でしかない。何かを守る、戦いを止めるとどんなに言い聞かせても、使い方を間違えれば誰かを泣かせたり傷つけたりするものになってしまう・・オレやお前の家族を死なせたように・・・”

 アスランがザフトに戻っていたときに投げかけた言葉に、シンが激情を募らせていく。

「あんなことを言ったアンタが、オーブの味方をするなんて・・!」

 オーブを守ろうとするアスランへの怒りを募らせていくシン。デスティニーがアロンダイトを構えて、ジャスティスに向かって突っ込む。

「そこまでオーブを滅ぼそうというのか!?・・お前が暮らしていたオーブを・・!」

 オーブを倒そうとするシンに、アスランも怒りを感じていく。彼の中で何かが弾けて、感覚が研ぎ澄まされた。

 ジャスティスの動きも機敏になり、デスティニーを迎え撃つ。デスティニーのアロンダイトと、ジャスティスのビームサーベル。放たれるビームの刃がかすめるように衝突する。

「ぐっ!」

 デスティニーとアロンダイトのパワーにジャスティスが押されて、アスランがその衝撃に揺さぶられてうめく。

(あの機体・・ものすごいパワーとスピードだ・・まともに戦っても止められない・・・!)

 デスティニーの力を痛感して、アスランが危機感を覚える。

(あの剣を振った瞬間にできる隙を突くしかない・・タイミングを外せば、確実にやられることになる・・・!)

 アスランがさらに感覚を研ぎ澄ませて、デスティニーの動きを見計らう。

「アスラン!」

 キラが声を上げて、フリーダムがジャスティスの援護に行こうとする。しかしレジェンドがフリーダムの行く手を阻む。

「お前の相手はオレだ・・もはやアスランもオレたちの敵だ・・・!」

 キラと対峙するレイが、アスランに対しても敵意を向けていた。レジェンドがドラグーンのビームを放って、フリーダムが回避する。

 デスティニーがジャスティスに向かって飛びかかり、アロンダイトを振りかざす。ジャスティスがこの一閃を紙一重でかわして、デスティニーの腕目がけてビームサーベルを振りかざした。

 シンが即座に反応し、デスティニーが両腕を動かしてアロンダイトでジャスティスのビームサーベルを受け止めた。

「何っ!?

 攻撃を止められたことに、アスランが驚く。デスティニーが左手を突き出して、パルマフィオキーナを放ってきた。

 ジャスティスが右肩にパルマフィオキーナの当てられてふらつく。その直後にデスティニーがアロンダイトを振りかざして、ジャスティスの左腕を切り裂いた。

「アスラン!」

 キラが叫び。フリーダムが加速する。レジェンドがビームを放つが、フリーダムがかいくぐり、ドラグーン以外の全ての銃砲を展開して一斉発射した。

 フリーダムのビームに気付いたシンが、回避行動をとる。その瞬間、ジャスティスが右足にビームブレイドを発して、デスティニー目がけて振りかざしてきた。

 デスティニーがビームシールドを展開して、ビームブレイドを防いだ。だがフリーダムのビームまでは回避しきれず、デスティニーが左腕を撃たれて破壊された。

「しまった・・!」

「シン!」

 うめくシンにレイが叫ぶ。レジェンドがビームを連射して、フリーダムをけん制する。

 互いに負傷したデスティニーとジャスティス。これ以上の激しい戦闘を続けても共倒れになるだけだと痛感して、シンもアスランも焦りを募らせていた。

 

 ザフトとオーブの攻防、デスティニーたちの戦いをジブリールも見ていた。シャトルに乗っていた彼らは、脱出の好機を狙っていた。

「ザフトもオーブを相手に全力を出している・・今だ!全速力で宇宙へ上がれ!」

「我らはジブリール様を護衛した後、ザフトを食い止めます!」

 ジブリールが呼びかけて、ウィンダムに乗っている護衛のパイロットが答える。天井が開放されて、シャトルが浮上、発進した。

 

 カガリのいる国防本部のレーダーとモニターが、発進した1隻のシャトルを捉えた。

「本島二区にシャトル・・セイラン所有のものです!」

「何っ!?

 オペレーターの報告を聞いて、カガリが緊張を募らせる。

(まさか、あれにジブリールが・・!?

「ムラサメを拘束に向かわせろ!撃ち落としてもいい!絶対に宇宙(そら)に上げるな!」

「はっ!」

 思い立ったカガリが指示を出して、オペレーターが答えた。ザフトの機体と直接戦闘していないムラサメのうちの数機が、シャトルを追って加速した。

 

 ジブリールのシャトルが発進したのを、ミネルバも捉えていた。

「オーブ本島より発進したシャトルあり!上昇しています!」

「何だと!?

 メイリンが報告して、アーサーが声を荒げる。

「ルナマリア発進!今上がったシャトルを止めて!」

 タリアがドックにあるコアスプレンダーにて待機していたルナマリアに呼びかける。

「ジブリールの逃亡機の可能性が高いわ!最悪の場合は撃墜も許可します!」

「はいっ!」

 タリアからの指示にルナマリアが答える。コアスプレンダーが発進体勢に入る。

「ルナマリア・ホーク、コアスプレンダー、いくわよ!」

 ルナマリアの駆るコアスプレンダーが、ミネルバから発進した。同じくシャトルを追うムラサメも続く。

(コアスプレンダーだけじゃ追いつけない・・・!)

 ルナマリアが毒づく、コアスプレンダーが続けてミネルバから射出されたチェストフライヤー、レッグフライヤー、フォースシルエットと合体して、フォースインパルスとなった。

 コアスプレンダーを1度追い抜いていたムラサメたちが、シャトルに向けてビームを放つ。インパルスもムラサメたちを抜き返して、ビームライフルを手にして発射する。

「ジブリール様!」

 ジブリールの護衛をしていたウィンダム3機が、インパルスとムラサメたちの前に立ちはだかった。

「手出しはさせんぞ、お前たち!」

 パイロットが言い放ち、ウィンダム2機がインパルスの腕を押さえる。

「ちょっと!邪魔しないで!」

 ルナマリアが怒鳴り、インパルスがウィンダムを振り払う。そのウィンダムの1機がムラサメたちが放ったビームに撃たれて落下する。

 インパルスがシャトルを狙い、ビームライフルを撃つ。操縦士が必死に動かして、シャトルがビームを紙一重でかわす。

 ルナマリアが集中力を高めて、インパルスがビームライフルを発射した。ビームはシャトルに向かって真っ直ぐ飛んでいた。

「ジブリール様!」

 そこへウィンダムの1機が割って入り、シャトルを庇ってビームに撃たれた。

 直後に残り1機のウィンダムがインパルスに後ろから組み付いて、動きを止めようとする。

「どうしても止めようっていうの!?絶対に逃がさない!」

 ルナマリアが怒りを募らせ、インパルスがビームライフルをウィンダムに突きつけて発射した。ウィンダムがビームに貫かれて、インパルスから離れて落下した。

 ウィンダムが食い止めている間に、ジブリールを乗せたシャトルは加速して、インパルスとムラサメたちを振り切って宇宙へ上がってしまった。消えていくその機影を見て、ルナマリアは愕然となった。

 

 シャトルが撃墜されずに逃走したのを、タリアたちもモニターで確認していた。深刻さを募らせながらも、タリアは冷静になろうとした。

「信号弾、撃て!全軍、一時撤退する!」

「艦長!?

 タリアが下した指示に、アーサーが驚く。

「ジブリールには逃げられた・・戦況もこちらが不利・・これでは戦闘継続は無意味だわ・・・!」

「しかし、それでは議長の指令に・・・!」

「議長が命じたのはジブリールの身柄確保よ!オーブと戦えということではないわ!」

 声を荒げるアーサーにタリアが言いかける。アーサーが動揺しながらも、黙って頷いた。

「メイリン、信号弾を・・全軍、オーブ領域外へ一時撤退する!」

「はい!」

 タリアからの指示にメイリンが答える。ミネルバから信号弾が放たれ、ザフトへの撤退が指示された。

 

 ミネルバからの信号弾に、シンたちも気付いた。

「打つ手なしか・・・シン、戻るぞ。」

 レイが毒づきながらシンに呼びかける。しかしシンのデスティニーは戻ろうとせず、ジャスティスと対峙したままである。

「アスラン・・ホントにオレたちの敵になったのかよ!?・・アンタは、何のためにザフトに戻ってきたんだよ・・・!?

 シンがアスランに問い詰めて、体を震わせる。

「オレはオーブを守りたい・・だけど、今のアークエンジェルのやり方には納得していない・・」

「それで納得できると思ってるのか!?・・結局アンタも、アスハと同じなのか!?・・身勝手でいい加減で、オレたちを苦しめようとするのか!?

 自分の思いを正直に言うアスランだが、シンは怒りを膨らませていくだけだった。

「オレはこれからも戦う・・敵に回るっていうなら、オレは容赦しないぞ・・オーブも、フリーダムも、アンタも・・!」

 アスランに対して怒りを噛みしめるシン。デスティニーがジャスティスの前から離れて、レジェンドとともにミネルバに戻っていった。

「アスラン、大丈夫・・・!?

 フリーダムがジャスティスに近づいて、キラがアスランに声を掛ける。

「オレたちは戦いを止めるだけじゃなく、ジブリールを見つけ出すこともしなくちゃならなかった・・オーブを守ることしか考えなかったから、オーブもオレたちも世界の敵だと思われてしまった・・・」

「アスラン・・・」

「キラ、何のために戦うのか、どうするのがいいのか、本当に考えないといけない・・お前たちも、オレも・・・」

 アスランが口にする言葉を聞いて、キラが深刻な面持ちを浮かべる。

 戦いは終わらせないといけない。そのために自分の力を使う。そうするしかないと考えるキラだが、戦いが終わるどころか拡大している事態に、苦悩を深めていた。

 

 ジブリールは宇宙へ逃亡した。彼を庇い立てしたオーブは、ユウナによる独善的な言動によるものとはいえ、プラントとの溝を深めることとなった。

 そしてシンの溝も深まっていた。オーブとの、キラたちとの溝だけでなく、アスランとも。

 

 

次回予告

 

戦いのない世界を目指すギルバート。

真の平和を訴えるカガリ。

苦悩を深めながらも、自分の信念を貫こうとするシン。

様々な思惑が交錯する中、ジブリールが魔の引き金を引いた。

 

次回・「レクイエム」

 

姫君を守る一陣の風となれ、ドム!

 

 

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