GUNDAM WAR
-Destiny of
Shinn-
PHASE-30「黄金の意志」
ジブリールがオーブにいるという情報は、アークエンジェルにも伝わっていた。
「ジブリールがオーブに!?それは本当か!?」
「えぇ。ザフトもそれを知って、オノゴロ近辺に部隊を展開しているわ。」
声を荒げるカガリに、マリューが答える。
「それでオーブの動きは・・!?」
「まだ動きを見せていないわ。そればかりか、行政府はそのことを国内に知らせていないらしいの・・」
カガリがさらに問いかけて、マリューが深刻な面持ちを浮かべて答える。
「何だとっ・・!?」
カガリが動揺を隠せなくなって、オーブのほうへ目を向ける。
「アークエンジェルは出られるのか!?」
「急いで修復を進めているけど、すぐには出られないわ・・発進を最優先にしても、もう少しかかるわ・・」
問いかけるカガリに、マリューがアークエンジェルの現状を告げる。
「モビルスーツだけでも、オーブに向かうことになりそうか・・・!」
カガリはオーブにとっての最悪の事態を考えて、すぐにでもオーブへ行けるように備えていた。
ジブリールがオーブにいることをつかんで、ギルバートたちは緊張を募らせていた。
「我々は彼の身柄の引き渡しを要求する。ヘブンズベース戦での彼の責任、また既に得られた様々な証言から、彼の罪状は明らかなのだ。それを匿おうとするのは、決して許されることではない。」
「既にカーペンタリアから発進した部隊が、オノゴロにて待機している。グラディス艦長、あなたが部隊を指揮してもらいたい。」
ギルバートが断固たる意思を告げて、将校がタリアに呼びかける。
「しかし、ここからオーブへは距離はありますし、クルーもまだ先日の戦闘の疲れが残っています・・」
「それは承知しているが、こちらが本気だということを示すには、我々の最大の戦力となっているミネルバが出向くのが最も有力だ・・」
タリアが苦言を呈するが、将校がさらに進言する。
「オーブは軍事技術が高いだけでなく、マスドライバーなどの宇宙(そら)への道もある国だ。我々の1番の気がかりはそこなのだ。」
ギルバートがオーブのことを考えて、不安を口にする。
「ジブリールがオーブの軍事力を使って宇宙へ上がり、月の連合軍と合流するようなことになれば、地球だけではない。プラントが危機に陥る可能性も出てくる。彼こそがブルーコスモスの盟主であるということ、忘れたわけではあるまい。」
「まさか、オーブが手を貸すというのですか・・!?」
「そう考えるのが妥当だろう。現に彼はオーブにいるのだ。我々が彼を捜していることを、あの国だけ知らないはずがないだろう・・」
ギルバートの言葉を受けて、タリアが想像以上の深刻さを痛感していた。
「分かりました。クルーを招集して、直ちに出発します。」
タリアはギルバートたちに告げて、敬礼をしてから去っていった。
(オーブはユニウスセブンの件があるまでは友好国として親しくしてきた国だ。それを思うと残念でならない・・だが我々もこの度の件に関しては、一歩も引くことはできない・・・!)
ジブリールの確保という信念を、ギルバートは貫こうとしていた。自分の目指す平和の世界を思い描きながら。
ジブリールに関する情報は、既にシンたちにも伝わっていた。タリアがミネルバに戻ったとき、シンたちも戻っていた。
「全員、戻っているわね・・?」
「はい。オーブへ行くのですね。」
タリアが声を掛けて、レイが答えた。
「艦長、クルー全員帰艦しています。本艦武装の修繕、および各機の整備、完了しています。」
アーサーがミネルバの現状を報告する。
「連戦続きで大変だけど、ジブリールをまた逃がすわけにはいかない。私たちもオーブへ急行します。」
タリアが気を遣いながら、シンたちに呼びかける。
「はい!ミネルバ、発進!」
アーサーの号令で、ミネルバがオーブへ向けて発進した。
ミネルバがオーブを目指していた頃、カーペンタリアの部隊の指揮官が、オーブ行政府に向けて要請を投げかけていた。
「オーブ行政府、貴国に逃亡したロード・ジブリールの引き渡しを要請する。ロゴス、ブルーコスモスの盟主であるジブリールを放置すれば、プラント、地球双方の危機につながる。正確な位置を把握していない現状であるならば、捜索も協力願いたい。」
指揮官のこの呼びかけは、オーブ行政府に届いていた。
ザフトからの要請を、ユウナのいる行政府本部にも流れていた。
「セイラン様、いかがいたしますか・・・?」
「今の我々は、ロゴスとつながりのある地球連合との同盟関係にあります。それでもザフトの要請に応じるのですか・・?」
オーブ軍の兵士が、オーブ政府を指揮しているユウナに問いかける。
「私に任せてもらおう。私がやれば万事うまくいく。」
ユウナが優雅に振る舞って、ザフトの部隊に向けて呼びかけた。
「私はオーブのユウナ・ロマ・セイラン。オーブ政府を代表して、通告に対し回答する。貴官らが引き渡しを要求するロード・ジブリールなる人物は、我が国には存在しない。」
ユウナの告げた回答に、ザフトの部隊やアークエンジェルの面々だけでなく、彼のそばにいた兵士やオペレーターたちが耳を疑った。
「このような武力をもっての恫喝は、一主権国家としての我が国の尊厳を著しく侵害する行為として、大変遺憾に思う。よって、直ちに撤退することを要求する。」
ザフトやプラントに対する批判を告げるユウナ。これで誰もが納得するものと思い込んでいた彼だが、ザフトの面々の感情を逆撫ですることになるのは、オーブ軍にも明らかだった。
「何だ、あの物言いは・・・!」
「まるで、我らのほうが悪者であるかのような態度・・・!」
ユウナの言動に、オノゴロで待機していたザフトの部隊のクルーたちが憤りを覚える。
「もはや話にならん・・向こうがそのような態度を取るなら、ジブリールを庇おうとするなら、我々も相応の手段に打って出る他ない・・!」
指揮官がいら立ちを噛みしめて、部隊に指示を出す。
「しかし、このまま攻撃すれば、オーブにいる市民が戦火に巻き込まれることに・・!」
「そんなことは分かっている!しかしそれを気にしてジブリールに逃げられれば、もっと多くの命が戦火に巻き込まれることになる!」
兵士の1人が不安を口にするが、指揮官に叱咤される。
「たとえ本物の悪の烙印を押されることになろうとも、真の平和のため、ジブリールを引きずり出すために、オーブへの攻撃を開始する!ただし、市街地や住民への被害は極力避けろ!」
「り、了解しました!」
指揮官からの命令を受けて、兵士が答えた。部隊の戦艦からモビルスーツが次々に発進して、オーブ国内に侵入した。
要請への反論をしたのにザフトが侵入をしてきたことに、ユウナは驚きを感じていた。
「あー、もー!どうしてこうなるんだー!?彼はいないと言ったのに、何でヤツらは攻めてくるんだよー!?」
「ウソだと知っているからです。ロード・ジブリールがオーブに入ったという確かな情報をつかんだ上で、ザフトは要請してきたのですよ・・!」
不満の声を上げるユウナに、指揮官が苦言を呈する。
「なぜあのような馬鹿げた回答をしたのですか!?ジブリール捕獲のため、ザフトが強硬手段に出ることになるのは目に見えていたはずです!」
「いや、だって、要求のんだら連合を敵に回すし、イヤだって言ったらやっぱりザフトに攻撃されるし、こう言っておけば丸く収まるはずじゃないか!」
「それですんなり通るほど、今の情勢は単純ではありません!」
「え、あ、いや・・・あー、うるさい!とにかく、こっちも防衛体制を取るんだよ!護衛艦軍出動!迎撃開始!モビルスーツ隊発進!ヤツらの侵入を許すな!」
指揮官からの叱責に反発して、ユウナが語気を荒げて命令を出す。あまりにも無責任なユウナの態度や言動に、オーブ軍の兵士やオペレーターは不満を膨らませていた。
オーブにとっての最悪の事態に、カガリは危機感を募らせていた。
「ユウナのヤツ・・この状況でそんな言葉が通じると思っているのか・・・!?」
ユウナの対応への憤りを浮かべるカガリ。
「オーブ軍は!?避難状況はどうなっている!?」
「まだ動いていないわ。避難勧告も出ていない。それどころか、オノゴロがこうなってることすら、市民には知らされていないみたいよ・・」
カガリが問いかけて、マリューがオーブの状況を告げる。アークエンジェルはまだ発進できる状態にも修復されていない。
「アマギ、ムラサメ隊は出られるな!?」
「あ、はい・・!」
カガリの声のオーブ軍士官、アマギが当惑を感じながら答えた。
「艦長、我々だけでも発進する・・このままオーブが焼かれるのを、指をくわえて見ているわけにはいかない!」
「そんなムチャよ!あなたとムラサメだけでなんて、みすみす落とされるだけよ!」
出撃を申し出るカガリに、マリューが声を荒げる。
「ここでじっとしているくらいなら、国と一緒に焼かれた方がまだマシだ!」
「そうなっても困る。」
それでもオーブをへ行こうとするカガリを呼び止めたのは、オーブ軍一佐、レドニル・キサカだった。
「どけ、キサカ!お前が止めようとしても、私は行くぞ!」
「どうしても行くというなら、その前にアレを受け取ってからにしろ。ウズミ様の言葉とともに・・」
怒鳴りかかるカガリに、キサカがさらに呼びかける。
「お父様の・・・!?」
この言葉を聞いて、カガリが戸惑いを覚えた。
“カガリ、もしもお前が力を欲する日来たれば、私はこれを贈ろう。教えられなかったことは多くあるが、お前が学ぼうとさえすれば、それは必ずやお前を愛し、支えてくれる人々から受け取ることができるだろう。故に私はただひとつ、これのみを贈る。力はただ力。多く望むのも愚かなれど、無闇と拒むのもまた愚か。守るための剣、今必要ならばこれを取れ。道のまま、お前が定めた成すべき事を成すためならば。真に願うのは、お前がこれを聞く日の来ぬ事だ。今この扉を開けしお前には届かぬ願いかもしれないが。どうか幸せに生きよ、カガリ。”
カガリがキサカに連れられて来た扉のそばの壁面には、彼女に向けての父、ウズミからの遺言が記されていた。
「お父様・・・お父様・・・!」
ウズミからの遺言を読んで、カガリが心を揺さぶられて目から涙をこぼす。彼女は目の前の扉を開いて、その中に入った。
部屋の中にあったのは、金色に輝く機体だった。
「黄金の、モビルスーツ・・・!」
カガリがその金色の機体を見上げて、戸惑いを感じていく。
「この時が来ないことが願い・・私も、同じ気持ちだった・・・!」
自分の正直な思いを口にするカガリ。ウズミの本当の願いに、彼女は共感していた。
「カガリ、乗るのだな・・・?」
「あぁ・・この機体で、発進する・・・!」
キサカの声にこたえて、カガリは涙を拭って機体に乗り込んだ。機体が起動して、天井のハッチが開かれた。
「カガリ・ユラ・アスハ、アカツキ、行くぞ!」
カガリの乗った金色の機体「アカツキ」が発進して、ムラサメ隊と合流してオーブへ向かった。
オーブの行政府へ攻撃を仕掛け、その付近から発進したムラサメと交戦するザフトのモビルスーツ。グフたちが数で優勢を取って、ムラサメを撃墜していく。
「このまま押し切り、行政機関を押さえる!ジブリールの居所を追及する!」
ザフトの指揮官が指示を出して、グフたちがさらに前進していく。
「こちらに接近する機体あり!ムラサメの他、データのない機体が1機・・!」
グフのパイロットの1人が、近づいてくる機体に気付いて声を上げる。向かってきたのはカガリの駆るアカツキと、アマギたちムラサメ隊だった。
「一個小隊、私と来い!国防本部へ向かう!残りは防衛線を立て直せ!」
「はっ!」
カガリが指示を出して、アマギが答えた。アカツキがムラサメ数機を連れて、国防本部へ向かい、残りがグフたちを迎え撃った。
防衛体勢が整わず劣勢を強いられるオーブ軍。行政府も慌ただしくなり、ユウナも動揺を隠せなくなっていた。
「本島防衛線が総崩れです!立て直さなければ全滅します!」
「だったらさっさとやってよ!」
オペレーターが状況を報告すると、ユウナが不満げに言い放つ。
「ですから、そのご命令はユウナ様が出していただかなければ・・!」
「そんなこと言って、負けたら貴様のせいだぞ!僕のせいじゃないからな!」
指揮官が苦言を呈して、ユウナが文句を言う。無責任で責任転嫁をする彼の態度は、指揮官たちの憤りを逆撫でしていた。
「こちらへ近づく友軍部隊あり!ムラサメの中に1機、アンノウン!」
「何っ!?」
そのとき、オペレーターがムラサメ隊の接近をレーダーで確認して、指揮官が声を荒げる。
“私はウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハ!国防本部、聞こえるか!?”
「えっ!?」
カガリの声が響き、ユウナたちが驚きの声を上げる。
“突然のことで驚いているかもしれないが、オーブを守るために尽力したい。この防衛の指揮官は誰だ?”
「カガリ!カガリ〜♪来てくれたんだね、マイハニー♪ありがとー、僕の女神♪指揮官は僕♪僕だよ〜♪」
カガリの呼びかけに、ユウナが喜びを見せて答える。
“信じてくれるのか、ユウナ?私はお前の言う偽者かもしれないぞ?”
「そんなことはない♪僕にはちゃーんと分かる♪彼女は本物♪本物のカガリだよ〜♪」
問いかけるカガリに、ユウナが喜びを振りまいて答える。自分たちの保身のために邪険にしたカガリにすがるユウナの手のひら返しに、指揮官とオペレーターたちは不満を抑えるのに精一杯の気分になっていた。
“ユウナ・・私を本物のカガリと、オーブ連合首長国代表首長、カガリ・ユラ・アスハと認めるか?”
「もちろん、もちろん、もちろん♪」
“ならばその権限において命ずる!将兵たちよ、直ちにユウナ・ロマ・セイラン、ウナト・エマ・セイランを国家反逆罪で逮捕、拘束せよ!”
「えっ・・・!?」
カガリが下した命令に、ユウナが耳を疑った。笑顔を凍りつかせた彼に、指揮官が詰め寄った。
「命令により、拘束させていただきます・・・!」
指揮官は鋭く言うと、ユウナを殴り飛ばした。床に倒れたユウナを、そばにいた兵士たちが捕まえて、ロープで縛り上げた。
「な、な、何をするんだ!?どうしてこんなことを!?」
動揺と不満をあらわにするユウナだが、兵士たちに布で口もふさがれた。
「オーブ軍、これより私の指揮下とする!防衛線を立て直し、市街や人々への被害をこれ以上出させるな!ユウナからジブリールの居場所を聞き出し、ヤツを拘束せよ!」
「カ、カガリ様!」
呼びかけて檄を飛ばすカガリに、他のムラサメのパイロットたちが驚きの声を上げる。彼らはすぐに思いを1つにして、体勢を立て直して防衛に集中した。
ギルバートの指令を受けてオーブへ急ぐミネルバ。その間にもオーブの状況を、タリアたちは把握していた。
「オーブが巻き返してきている・・!?」
「はい。ムラサメ隊の増援の他、高性能のモビルスーツ1機が防衛に加わっている模様です。」
声を荒げるアーサーに、メイリンが報告をする。
「万全でなかった体勢を立て直している・・指揮が整ったか、それとも強い力が働いているか・・・」
オーブの抵抗について推測を考えるタリア。彼女はオーブへの進撃に備えて、気持ちを切り替えた。
ザフトとオーブ軍の戦闘が拮抗していることは、シンたちにも伝わっていた。
「オーブが抵抗している!?」
「あぁ。頑固に抵抗している。ジブリールもまた発見できていない。」
シンが声を荒げて、レイが状況を告げる。
「オーブ・・何でアイツを守ろうとするんだ!?・・アイツらがどれだけ世界をムチャクチャにしたのか、分かんないのかよ・・!?」
「シン・・・」
オーブにも憤りを感じていくシンを見て、ルナマリアが深刻な面持ちを浮かべる。
「ミネルバももうすぐ到着する。オーブの強力な1機がいても、今のオレたちなら十分押し切れる。」
「よし!艦長に志願して、出撃するぞ!」
「いや、いきなり3機出ることもない。1機が先行して、他が状況に合わせて出るのが適切だ。3機出た隙を狙って、ジブリールが逃走する危険もある。」
意気込みを見せるシンに、レイがさらに言いかける。
「私が行くわ。シンとレイは私たちの中で力のある2人だから・・!」
「いや、インパルスのエネルギーには限りがある。エネルギーを自力で回復できる機体のほうが、長く活動できる。」
ルナマリアが出撃しようとするが、レイに止められる。
「まずはオレが行く。シンは状況を見計らって出撃するんだ。」
「・・いや、オレが行く・・・!」
出撃しようとするレイに、シンが言いかけてきた。
「デスティニーも長く動ける機体だ。だったらオレが出てもいいはずだ・・」
「でも相手はオーブよ・・シンが暮らしていた場所じゃない・・・!」
「ルナマリアの言う通りだ。やめたほうがいい。感情が先走って、冷静な判断が下せなくなる危険が高まる。」
出撃しようとするシンに、ルナマリアが心配を口にして、レイも呼び止める。
「いや、オレが行く・・オレが暮らしてた場所だからこそ、オレがケリを付けなくちゃならない・・・オーブを討つなら、オレが討つ・・・!」
シンが揺るがない意思を告げて、1人ドックへ向かった。レイはタリアたちのいる指令室へ連絡を取った。
「艦長、シンに出撃の許可をお願いします。」
ドックへ向かってデスティニーに乗り込んだシン。レイから連絡を受けたタリアから、デスティニーへ通信が入った。
“レイから連絡を受けたわ。シン、出撃を許可するわ。”
タリアがシンの出撃許可を言い渡す。
“ただし、私たちの目的はジブリールの捜索と拘束よ。オーブと戦うことでも滅ぼすことでもない。それは忘れないで・・”
「分かっています。しかしそれでも、オーブがジブリールを守ろうとするなら・・・!」
タリアからの注意に答えるも、シンは戦う意思を示した。
“くれぐれも市街地や市民への危害は最小限にとどめるように・・!”
「はい・・!」
タリアからさらに注意を投げかけられて、シンが答えた。ミネルバのハッチが開かされて、デスティニーが発進体勢を整えた。
「シン・アスカ、デスティニー、いきます!」
シンの駆るデスティニーが、ミネルバから発進した。デスティニーがオーブへ向けて、一気に加速した。
次回予告
ジブリールを捕らえるため、彼を庇うオーブを正すため、シンは戦いに臨む。
立ちはだかる黄金の信念は、綺麗事でしかないのか?
怒りと決意を貫くシンの前に、新たな脅威が現れた。
混迷の空へ飛べ、フリーダム!