Angel’s Knight 第2章
ACT5「それぞれの7日〜八重・灰音〜」

 

 

セシリアからのSKA襲撃予告

寮の談話室にて雪からその話を聞いた八重と灰音

 

雪の居なくなった談話室で向かい合う八重と灰音

先に口を開いたのは八重

「灰音、どうする?」

「えっ?私は、戦うわ。魔術を極めていたのが役に立つみたいだし。八重は、どうす

るの?」

灰音の質問に黙り込む八重

そんな八重に疑問を持つ灰音

「八重、どうしたの?」

灰音の質問に口を開く八重

「灰音。私には、無いの。何か一つ突出している事が!何も!!!

思わず叫ぶ八重

「や、八重。…ゴメン、何か無神経な事、言っちゃって。」

灰音の言葉に落ち着くと口を開く八重

「灰音。ゴメン、私の方こそ。灰音は何も悪くないのに…。」

ふとそこに入って来る雫

「悩んでるみたいね。お二人さん。」

「神月先生。」

灰音のその言葉に何かに気付き口を開く雫

「どうやら、結構深刻そうね。けど大丈夫よ。2人とも、着いてきて。」

雫の言葉に付いて行く八重と灰音

 

雫に連れられて着いた先は「戦術教練室」

主に戦略等をを勉強する指揮官向けの教室

 

「神月先生、ここで一体何を?」

疑問に思う灰音

構うこと無く口を開く雫

「白里。敵は3名。こちらは12名。戦闘場所は学校。貴女ならどう戦う?」

雫の問いに口を開く八重

「閉所、この場合廊下もしくわ教室に誘い込み敵1名に対し4人一組で戦います。

4人の内1人は回復役に徹した方が良いでしょう。」

八重の回答を聞き口を開く雫

「即答で的確な答えをありがとう。そしてこれこそが貴女の優れた部分よ、八重。」

雫に言われ気付く八重

「戦況を直ぐに理解し、敵撃破に向けて最適で安全な方法を生み出す力。八重、これ

が貴女の能力よ。

どう使うかわ貴女の自由よ。それじゃ。」

そう言うと教室を出て行く雫

「やったじゃない八重!貴女にも能力が見つかって!」

「えっ、うん。ありがとう、灰音。」

灰音に対し感謝の礼をする八重

 

それからは戦術・戦略に関する書物を読み漁る八重

対象的に、ひたすら魔力の鍛錬を行う灰音

 

4日目

 

職員室

 

ドアを開け職員室に入る八重

「失礼しま〜す。アインスさん、居ますでしょうか?」

八重の言葉に気付き、口を開くライダー

「アインス、ですか。…武道場に居ると思います。」

「あっ、ありがとうございます。失礼しました。」

そう言うと職員室を出て行く八重

 

武道場

 

中央で剣を交わすアインスとフィーア

そこに顔を出す八重

あまりの剣閃に絶句する八重

ふと八重に気付き剣を止めると口を開くアインス

「え〜と、白里さんだっけ?」

「えっ?あっ、はい。そうです。」

肯定の返事が帰ってきて安心すると再度口を開くアインス

「さて、何の用?」

「あっ、えっと、その、剣を、教えて欲しいんです。」

八重の一言にポカーンとするアインスとフィーア

「私、何か変な事言いました?」

八重の言葉に口を開くアインス

「いいえ、何も。解ったわ。唯様直伝の水月流剣術を教えてあげるわ。フィーア、協

力してね。」

アインスの言葉に頷くフィーア

 

指揮と剣術を向上させる八重

一方魔術を更に極める灰音

 

そして、約束の期日を迎える

 

次回予告

 

約束の期日を迎えたSKA

白き光と黒き闇が交じり合う

次回ACT6「聖光と漆黒」

 

 

 

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