Angel’s Knight
ACT8「アーチャー〜真なる無限の剣製〜」

 

 

二番目の空洞

 

始まりの騎士王ギルガメッシュと対峙している英霊フィーナ

宝具ゲートオブバビロンの前にただ逃げ回り機会を伺う英霊フィーナ

その途中で躓き倒れてしまう

それを見て4〜5の武器の射出してくるギルガメッシュ

(やばい!)

英霊フィーナがそう思った瞬間だった

赤い服に身を包んだ一人の男性がその武器を弾き、英霊フィーナを守るように立ちは

だかった

その男性を見て、口を開く英霊フィーナ

「貴方は、誰?」

その質問に対し口を開く男性

「アーチャーのサーヴァント。そうとだけ言っておく。」

そう言うとアーチャーと名乗った男性の両手には干将・獏耶が握られていた

「さて、冬木以来か?始まりの騎士王。相変わらずセイバーを己の物にしたいの

か?」

アーチャーの言葉に口を開くギルガメッシュ

「冬木だと?…成る程。貴様あの時のアーチャーか。面白い、一度敗れている相手に

挑むとわ。」

そう言うとギルガメッシュの右手には独特の形状の剣、エアが握られていた

「食らうが良い。我が最強の宝具を。」

そう言うとエアから風が発せられる

それと同時にアーチャーの背後からも風が発せられる

疑問に思い後ろを向くアーチャー

そこにはエアを構えた英霊フィーナの姿が有った

そんな中で口を開く英霊フィーナ

「アーチャー、と言いましたね。奇遇ですね。私もですよ。

もしかしたらですが、貴方は私と同じ、投影魔術を使えるのでは無いですか?

それならば…。後は言いません。貴方がそれを使ってくれるのを、信じてますか

ら。」

そう言い終わるとギルガメッシュと同時に口を開く英霊フィーナ

天地乖離す開闢の星―エヌマ・エリシュ―

同質の風がぶつかり合い、均衡する

それを見て口を開くアーチャー

「ならば見せてやろう。真の固有結界と言う物を。」

そう言うと目をつぶると口を開くアーチャー

 

―I am The bone of my sword.

 

Steel is my body, and fire is my blood.

 

I have created over a thousand blades.

 

UnKnown of Death.

 

Not Known of Life

 

Have withstood pain to create many weapons.

 

Yet, those hands will never hold anything.

 

So as I play, unlimited blade works.

 

そう言い終わるとエヌマエリシュの風を消し去ると同時に、炎で周囲を囲まれ、

地面には多数の剣が刺さり、アーチャーの背後には巨大な歯車が回る

そんな空間が展開されていた

側にあった一振りの剣を手に取ると口を開くアーチャー

「行け。ここは自分が引き受ける。」

「大丈夫、なんですか?」

疑問を口にする英霊フィーナ

「心配するな。行け。」

アーチャーの声に奥に向けて走り出す英霊フィーナ

「逃すか!」

ギルガメッシュがそう声を上げると切り込んで来るアーチャー

それに気付きゲートオブバビロンから一振りの剣を取り出しアーチャーの斬撃を防ぐ

 

「貴様の相手は、自分だ!」

アーチャーがそう言った直後

「ギルガメッシュ―――!!!

突然女性の叫び声が聞こえると同時に固有結界が消失する

突然の事に驚くアーチャーとギルガメッシュ

その一瞬でギルガメッシュとの間を詰める女性

その女性を見て一言呟くアーチャー

「…セイバー。」

突撃してきたセイバーはそのままギルガメシュと剣を交し合う

それを見て一振りの剣を投影するアーチャー

左手に弓。右手にはカラドボルグ

そのままカラドボルグを引くアーチャー

「セイバー、退け!」

アーチャーの言葉に横に逸れるセイバー

それと同時にカラドボルグを放つアーチャー

それを避けるギルガメッシュ

「俗物が。人思いに殺してやる。」

そう言うとエアを構えるギルガメッシュ

それに対し構えを取るセイバー

そのセイバーを見て口を開くアーチャー

「セイバー。宝具を放てる状態にしていろ。」

「えっ?アーチャー、それはどう言う意味ですか?」

セイバーが疑問に思った直後

天地乖離す開闢の星―エヌマ・エリシュ―

ギルガメッシュの一言でエアから放たれる突風

織天覆う七つの円環―ロー・アイアス―

アーチャーがそう言うと七つの羽が現れエヌマ・エリシュを防ぐアーチャー

ロー・アイアスでエヌマ・エリシュを防ぎきるアーチャー

「くっ、俗物がぁ!」

ギルガメッシュがそう叫んだ瞬間

約束された―エクス―

何処からともなくセイバーの声が聞こえる

セイバーの声を聞き周囲を見回すギルガメッシュ

ふと上を向くとそこに居たのは…

可憐にして勇敢な女性、セイバーの姿だった

勝利の剣―カリバー―

その声と共にギルガメッシュを一閃するセイバー

「くっ、セイ、セイバー!」

ギルガメッシュがそう言うとギルガメッシュの胸に一振りの剣が刺さっていた

その剣は、螺旋剣、カラドボルグだった

「くっ、くぉぉぉ!」

そう叫ぶと、その場から消失するギルガメッシュ

それを見届けるとアーチャーに対し剣を向けるセイバー

「セイバー、何の真似だ?」

「聞きたいのはこちらの方ですアーチャー。いえ、士郎!何故貴方がここに居るので

すか!」

アーチャーに対し怒鳴るセイバー

「…こちらが聞きたい程だ。気が付いたらこの地に居た。それ以外は解らん。」

「本当にそれだけですか?」

「あぁ。それにお前も同じような体験を今しがたした筈だと思うが、違うか?」

アーチャーの言葉に考えるセイバー

ふと何かを思い付くと剣を下げるセイバー

それと同時に大量に現れるスケルトン

「くっ!」

そう言い構えるセイバー

構えたセイバーの目の前に立つアーチャー

「行け、セイバー。お前にはすべき事がある筈だ。」

「アーチャー。…解りました。お気を付けて。」

そう言うと奥へと駆けて行くセイバー

(この聖杯戦争におけるお前のマスターは、良い人物だな。)

心の中でそう呟くと口を開くアーチャー

「さぁ来い。」

 

一番奥の空洞

 

亡霊兵を相手にする青葉とライダー

その前方では風濫とフィーリアが対峙していた

 

剣閃を交わし間を取ると口を開く風濫

「フィーリアさん、何故貴女と戦わなければいけないのですか!」

フィーリアに対し疑問を投げかける風濫

「理由は簡単よ。貴女達は大聖杯を壊そうとする。私は大聖杯を守る者だから私はそ

れを阻止する!」

フィーリアの言葉に黒神装を解除する風濫

「黒神装を解除?それで私に勝てるのかしら?風濫。」

フィーリアの言葉に漆黒の十字架を取り出す風濫

それを見て口を開くフィーリア

「風濫、それって…。」

「二度と使うまいと決めてたんですけどね。」

そう言うと漆黒の十字架で右手に持ち、顔の前に掲げる風濫

「行くよ、ルーティア。」

Stand By ady Set Up―

その言葉と共に魔術法衣に身を包み右手には杖と成ったルーティアを持つ風濫

「ルーティア、モードセイバー!」

Saver Mode―

ルーティアの声と共に剣に変化するルーティア

「さぁ、始めましょう。最後の戦いを。」

 

続く

 

次回予告

大聖杯を目の前にし、戦いに入る風濫とフィーリア

2人の戦いの結末は如何に?

次回ACT9「黒き力の師弟」

 

 

 

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