仮面ライダーオメガ&電王 Past of Justice

第6章

 

 

 光輝たちや竜也に追い詰められ、込み上げてくる怒りを爆発させるドラゴンイマジン。彼からあふれるエネルギーが地面や建物だけでなく、次元をも揺るがしていた。

「まずいぞ!また次元に穴をあけられる!」

 侑斗の呼びかけを受けて、光輝と良太郎が身構える。空に次元の穴が開き、ブラックホールのような吸引力を見せてきた。

「時間の狭間に時の電車はいる!時の電車が破壊されれば、お前たちは元の時間に戻ることができなくなる!特異点はともかく、そうでないオメガたちは時の亡者になり果てる!」

「アイツ、最後まで小賢しいマネを・・・!」

 高らかに言い放つドラゴンイマジンに、一矢が毒づく。

「永久に時間をさまよい、絶望するがいい!絶望したお前たちの顔を見れないのが残念だがな!」

 ドラゴンイマジンが光輝たちに言い放つと、次元の穴へと飛び込んでいった。

「いけない!このままではデンライナーが!」

「僕が行くよ!デンライナーは僕が守る!」

 焦りを覚える光輝に良太郎が声をかける。彼と侑斗が次元の穴へと飛び込んでいった。

「良太郎くん!侑斗くん!」

 声を上げる光輝だが、次元の穴に吸い込まれるのを踏みとどまるしかなかった。

 

 デンライナー、ゼロライナーの破壊に乗り出したドラゴンイマジン。だがデンライナーは走り出しており、ドラゴンイマジンへの迎撃態勢に入っていた。

「おのれ!このまま逃がすものか!」

 デンライナーを追って加速するドラゴンイマジン。だが先に良太郎がデンライナーに乗り込んでいった。

「おおっ!良太郎、戻ってきたか!」

 食堂車に戻ってきた良太郎に、モモタロスが声をかける。

「デンライナーを襲うマナー違反者を見過ごせません。頼みますよ、良太郎くん・・」

 オーナーの言葉を背に受けて、良太郎はデンライナーをつなげている先頭車「ゴウカ」に向かった。戦闘車両群、ゴウカが開かれ、ドラゴンイマジンに対して攻撃態勢に入った。

「それで私を近づけさせないつもりか!」

 いきり立つドラゴンイマジンがデンライナーへの接近を試みる。だがゴウカから放たれた光の弾やミサイルによって行く手を阻まれる。

「おのれ!だがその程度の攻撃で私を阻めると思っているのか!?

 ドラゴンイマジンが全身にエネルギーを集めて、ゴウカに突進を仕掛ける。飛んでくる弾やミサイルをかいくぐり、ドラゴンイマジンがゴウカの上に乗った。

 良太郎がゴウカを動かすが、ドラゴンイマジンを振り払うことができない。

「終わりだ、電王!お前を葬った後、デンライナーも後を追わせてやる!」

 ドラゴンイマジンがゴウカに攻撃を加えて、良太郎を葬り去ろうとした。

「野上、どけ!」

 そのとき、良太郎に向けて侑斗の声が飛び込んできた。侑斗が運転するゼロライナーがドラゴンイマジンのみに突進し、ゴウカから引き離した。

「ありがとう、侑斗・・助かったよ・・・」

「礼を言うなら後回しにしろ!一気に終わらせるぞ!」

 感謝の言葉をかける良太郎に、侑斗がさらに呼びかける。並列するゴウカとゼロライナーが、時間の狭間に浮遊するドラゴンイマジンに向かっていく。

「ゼロノスまで来たか・・ならば2台まとめて叩き潰してやる!」

 ドラゴンイマジンが突き出した両手にエネルギーを集中させる。その瞬間、ゴウカが良太郎が変身している電王・ライナーフォームのエネルギーを受けて、淡い光を宿した。

 ゼロライナーのパワーに加えて、増加したゴウカのパワーも合わさり、ドラゴンイマジンに衝突した。力を振り絞るドラゴンイマジンだが、2台の時の電車の力を抑えきれるほどの力は残っていなかった。

 ゴウカとゼロライナーの突進を受けて、ドラゴンイマジンが突き飛ばされる。その勢いのまま、ドラゴンイマジンが次元の壁を破って外に飛び出した。

「外の時代に飛び出していった!」

「追うぞ、野上!」

 声を上げる良太郎に侑斗が呼びかける。ゴウカが切り離されていたデンライナーと再び連結し、ゼロライナーとともに外の時代に向かっていった。

 

 ドラゴンイマジンが飛び出したのは、彼が先ほど破壊活動を行っていた時代だった。彼の前には、その時代に残っていた光輝、一矢、太一がいた。

「お前たち・・元の場所に戻ってきたのか・・・!」

 立ち上がったドラゴンイマジンが声を荒げる。既に次元の穴は塞がれており、光輝たちは無事だった。

「オレたちや良太郎くんたちがいる限り、これ以上はお前の勝手にはさせないぞ!」

 ドラゴンイマジンに向けて光輝が言い放つ。そこへデンライナー、ゼロライナーが走り込み、良太郎と侑斗が降りてきた。

「もう終わりにしよう・・お前に始まりを消させない・・・」

「往生際が悪いようだが、今度こそ倒してやる・・・!」

 声をかける良太郎と、デネビックバスターの銃口をドラゴンイマジンに向ける侑斗。

「行くよ、良太郎くん!」」

「うんっ!」

 光輝の呼びかけに良太郎が頷く。

Full charge.”

 侑斗がデネビックバスターにエネルギーを集中させる。同時に光輝と良太郎が大きく飛び上がる。

 デネビックバスターから高出力のビーム「バスターノヴァ」が放たれる。ドラゴンイマジンもエネルギーを放出して、侑斗の砲撃を受け止める。

「スピリットライダーキック!」

 そこへ光輝が降下しながら、エネルギーを集中させた右足をドラゴンイマジンに突き出してきた。さらに良太郎も続けて飛び蹴りを繰り出す。

 3人の全力の攻撃に、ドラゴンイマジンは押される一方になっていた。

「バカな・・・私が・・怒りの力を手に入れた私が・・・!」

 やがて踏みとどまることができなくなり、ドラゴンイマジンが光輝たちの攻撃の直撃を受けた。爆発が巻き起こるそばで、光輝と良太郎が着地する。

「やった・・・やっと終わった・・・」

「これで、竜也くんの過去は守られたのかな・・・?」

 安堵を覚える良太郎の前で、光輝が困惑を感じていた。ドラゴンイマジンを倒すことが竜也のためになるのか、彼は改めて疑問に感じていた。

「過去が壊れたら、何もかも消えてしまう・・どんなに辛いことでも、起きてしまったことは受け止めないと・・・」

「そうだね・・・辛いからって、過去を変えていいことにはならない・・変えたら、他の何もかもが変わってしまう・・消えてしまう・・・」

 良太郎が投げかけた言葉を聞いて、光輝が小さく頷く。

 そのとき、爆発が異常なほどの激しさを見せてきた。その爆発の中からドラゴンイマジンが姿を現した。

「アイツ!?

「あれだけの攻撃を受けて、まだ生きているのか!?

 まだ倒れないドラゴンイマジンに、光輝と侑斗が驚愕の声を上げる。

「これだけの力をもってしても・・お前たちを倒すことができないとは・・・」

 ドラゴンイマジンが弱々しく声を発する。

「なぜそこまで私を上回るのだ・・・オメガ、電王だからか・・・?」

「多分、そうじゃないと思う・・・」

 ドラゴンイマジンが投げかけた疑問に、良太郎が言葉を返す。

「確かにオレたちは、オメガや電王としての力を持っている・・でもオレたちがこれだけの力を出せたのは、単にそれだけだからじゃない・・・」

 光輝が自分の考えを告げて、右手を強く握りしめる。

「世界を、自由を、時間を守りたい・・その気持ちが、オレたち自身を強くしていくんだ・・・そして、怒りや壊す力よりも、守ろうとする力のほうが強いんだ・・・!」

「守ろうとする・・・そんなことで、私を超えたというのか・・・」

 光輝の意思に愕然となるドラゴンイマジン。守ろうとする意思は、良太郎にも宿っていた。

「理解に苦しむな・・お前たちの本当の強さは・・・」

 苦笑をこぼしたドラゴンイマジンが、霧散するように消滅した。本当の最期を迎えたのだった。

「本当の強さか・・・自分でも本当にどういうものなのか、完璧には分かっていない・・・」

 呟きかける光輝が、オメガへの変身を解く。良太郎、侑斗も電王、ゼロノスへの変身を解除する。

「光輝くん、みんな・・・」

 そこへ太一が光輝たちに歩み寄ってきた。

「また光輝たちに手柄を取られるとはな・・・」

 続いて近づいてきた一矢が肩をすくめていた。

 ドラゴンイマジンたちの攻撃で破壊されていた建物が復元されていき、過去は元通りになった。特異点である良太郎たちを起点にして、過去で起きた破壊の消失がもたらされることとなった。

「元に、戻っていく・・・」

「特異点である僕たちがいるからだね・・・」

 当惑する太一と、微笑みかける良太郎。

「こうして何もかもが元に戻っていくけど・・本当は壊れたら、元に戻すことは不可能に近い・・・竜也くんの心は、まだ傷ついたまま・・・」

「でもきっと乗り切れるよ・・僕はそう信じている・・・」

 沈痛の面持ちを浮かべる光輝を、良太郎が励ましの言葉をかける。

(そうだ・・もう信じるしかない・・竜也くんが怒りを乗り切れると・・・)

 竜也を心から信じることを、改めて誓った光輝。だが振り向いたとき、彼は周囲に竜也がいないことに気付いた。

「竜也くん・・・!?

 光輝が周囲を見回すが、竜也の姿を確認できない。

「竜也くん、どこに行ったんだ・・・!?

「まさか、また大学に・・・!?

 声を荒げる光輝と侑斗。光輝が竜也の大学に向かおうとした。

「竜也さんなら、次元の穴から元の時代に戻っていったよ・・」

 そこへハナがやってきて、光輝たちに事情を話した。

「元の時代に戻ったって・・・いつの間に・・・!」

 彼女の知らせを聞いて、光輝が驚きを感じた。

「自分の怒りと力で時間を超えていくとは・・なんてヤツだ・・・!」

 竜也の力に侑斗が思わず息をのんだ。

「だからもう、竜也さんが過去を壊すようなことはないってこと・・・」

「そうか・・そうなるなら、もう過去が壊される心配はないってことだね・・・」

 ハナの言葉を受けて、安堵の笑みをこぼす光輝。だが竜也の心境を気にしての物悲しい笑みを見せていると、良太郎は思った。

「オレたちもそろそろ戻るぞ。いつまでもこの時代に居座るわけにはいかないからな・・」

「そうだね・・デンライナーで休もう、光輝くん・・」

 侑斗と良太郎に声をかけられ、光輝は気持ちを落ちつけて頷いた。彼らはひとまず、デンライナーとゼロライナーに戻ることとなった。

 

 デンライナーとゼロライナーが元の時間に戻るまで、光輝たちは食堂車での時間を過ごすこととなった。良太郎やモモタロスたちが騒動を起こしている中、光輝は窓越しに外の渓谷のような時間の狭間の景色を眺めていた。

 浮かない顔をしている彼に、モモタロスが声をかけてきた。

「どうしたんだ?戦ってたときの威勢の良さがウソみてぇだぞ?」

「モモタロス・・・」

 モモタロスに当惑を見せる光輝。続けて良太郎も声をかけてきた。

「思いつめちゃう気持ちも分かるよ・・僕もそういうことあるから・・・今は悩んでもいいよ・・明日のために気持ちが切り替わるなら・・・」

「ありがとう、良太郎くん、モモタロス・・・竜也くんのことを気にしていないといったら、ウソになってしまうけど・・・」

 2人に励まされて、光輝が笑顔を取り戻す。彼は竜也のことを深く考えていた。

「竜也くんの心を救うための戦いはこれからだ・・まだ竜也くんは、怒りと力を膨らませているのだから・・・」

「光輝くん・・・」

「怒りそのものが間違いというわけじゃない・・悪を憎む気持ちもまた怒りに結びつく・・問題なのは、その怒りのために、大切なことを見失ってしまうことなんだ・・・」

 戸惑いを見せる良太郎の前で、光輝が記憶を呼び起こす。

「僕は夢を壊された怒りだけで戦ったことがある・・そのために、みんなを危険な目にあわせてしまった・・・怒りが全然正しいとは言い切れない・・時に自分を取り返しのつかないところまで追いやってしまう・・・そう気付かされたから、僕は竜也くんを止めようとしているんだ・・・」

 光輝が席を立ち、決心を口にする。

「僕は戦う・・オメガとして・・・そして竜也くんの心を救ってみせる・・・!」

「光輝くん・・・僕も信じるよ・・そしてこれからも、みんなの時間を守るために頑張るよ・・・」

 光輝に向けて良太郎も決意を口にする。

「よく言った、良太郎!正義のためっていうのはなんか引っかかるが、堂々としてるのは気に入った!」

 モモタロスも光輝と良太郎を褒めてきた。

「正義と悪は表裏一体。言葉の裏には針千本ってね・・」

「良太郎、そして光輝、お前らの心にオレが泣いた!心の涙は、明日のためにしっかり拭いとき!」

「光輝、また僕と遊んでよね♪いい?答えは聞かないけど♪」

 ウラタロス、キンタロス、リュウタロスも声をかけてきた。

「みんな・・・本当にありがとう・・みんなに助けられたし、勇気づけられた・・・」

 光輝がモモタロスたちイマジンたちに感謝を見せた。彼らや良太郎たちの協力が、光輝の心を強くしていた。

「とんだ茶番だったが、なかなか楽しい時間だったぞ・・」

 そこへジークが悠然とした態度で声をかけてきた。

「ではそろそろ私は失礼する。お前たち、また私と会えることを楽しみにするがいい。」

「冗談じゃねぇ!おめぇの偉そうな態度にはウンザリだぜ!」

 きびすを返すジークにモモタロスが不満の声を上げる。彼を無視するように、ジークがデンライナーから去り、自分のいた時代に帰っていった。

「フン。生意気なヤツだった。だがオレには遠く及ばないがな・・」

 一矢がジークに対して強気な振る舞いをした。

「ところで一矢さん、オーナーと勝負をしていたみたいだけど・・・」

 そんな彼にハナが質問を投げかけた。一矢が不敵な笑みを見せたまま答える。

「そんなの楽勝・・と言いたいところだったが、さすがに場数が違ったようだ・・・」

「そ、そう・・オーナーとこういうことで張り合うのは駅長ぐらいだから・・・」

 苦言を呈する一矢にハナが呆れる。オーナーは彼と瓜二つの声高の駅長とチャーハン対決を繰り広げているのである。

「だが次はオレが勝つ。次にオレに会うときは彼の不運のときだ・・」

 勝気に振舞う一矢に呆れ果て、ハナはかける言葉を失くしていた。

 こんなにぎわいのある時間を過ごす光輝たちを乗せて、デンライナーは元の時代に向かって走行していた。

 

 ドラゴンイマジンが開けた次元の穴を通って、竜也は先に元の時代に戻っていた。人間の姿に戻った彼は、自分が通っていた大学を訪れていた。

 理不尽や権力、偽りの正義が自分の運命を狂わせ、本当の平和をもけがしている。この状態が竜也に怒りを植え付け、膨らませている。

「世界の敵は葬らなければならない・・それが全く間違っているとは言わせない・・そうしなければ世界は何も変わらない・・本当の平和は訪れない・・・」

 怒りの言葉を呟きながら、竜也が両手を握りしめていく。

「だが、絶対に倒さなければならないヤツがいる・・正義の象徴であるオメガ、吉川光輝を・・・!」

 光輝に対する敵対心を胸に秘める竜也。彼の耳にデンライナーのサイレンが入ってきた。

 竜也が振り返った先で、時間の狭間からレールを伸ばしてデンライナーが走っていった。

「今度こそ・・今度こそお前を倒してやるぞ、光輝・・・!」

 込み上げてくる怒りを抱えたまま、竜也は大学を去る。悲劇の始まりではなく、別のところに悲劇の根源はある。そう考えて、彼は新たなる戦いの場に身を投じていくのだった。

 

 元の時代に戻ってきたデンライナー。食堂車から降りた光輝が、周囲の風景を見回して自分の本来の時間を確かめていた。

「戻ってきた・・・僕たちがいた時代に戻ってきたんだね・・・」

 光輝が呟くと、続いて降りてきた良太郎が頷いてきた。

「今でも夢かと思ってしまうよ・・僕が、時間を超えたなんて・・・」

「僕も最初はビックリしたよ・・僕が特異点で電王で、今だけじゃなくて過去も守ることになるなんて・・・」

 互いに時間を超えることへの驚きを口にする光輝と良太郎。

「最初は戦うことに自信がなかったり、モモタロスたちに助けられてばかりだったけど・・みんなの時間を守りたいって、心から願うようになったよ・・・」

「僕も最初は夢や憧れがきっかけだった・・でもオメガとして、仮面ライダーとして戦っていくうちに、心の底から世界やみんなを守りたいと思うようになった・・決心が強くなっていったよ・・・」

 守ろうとする気持ちを確かめていく2人。志に小さな違いはあっても、誰かを、何かを守りたいという決意は共通していた。

「良太郎くん・・・また、どこかで会えるかな?・・・過去とかじゃなくて・・・」

「うん・・・確信はないけど、僕も君とまた会いたいと思っているよ・・・」

 光輝が問いかけると、良太郎も自分の気持ちを口にする。

「僕はこれからも戦っていく・・みんなを守るために・・みんなのいるこの世界を守るために・・・」

「僕も頑張っていくよ・・また君に会ったときに恥ずかしくならないように・・・」

 光輝と良太郎が握手を交わす。再会を約束し、2人はそれぞれの日常と戦いへと戻ることにした。今回のように、もう1度力を合わせて戦うときが来ることを信じて。

 

 過去と正義を守る戦いに、辛くも勝利を収めた光輝と良太郎。だが彼らの戦いを見つめる不気味な視線があった。

 その存在は光輝たちの戦いを見終えると、忽然と姿を消していた。

 

 再会の約束の後、光輝は良太郎の姉、(あい)()が営んでいるカフェ「ミルクディッパー」に招待された。

 あまりコーヒーを口にしない光輝だが、愛理の入れたコーヒーを口にして、おいしさを感じていた。

 このひと時の時間も、守るべき世界のひとつ。愛理のコーヒーに込められた優しさと思いを感じながら、光輝は決意を強めていった。

 いつかまた会えることを信じて、光輝はこの時間を経て、良太郎と別れた。

 どんなことにも始まりがあり、未来に向かう時間がある。たとえ辛い過去があっても、壊すことは悲しみしか呼ばない。

 時間と記憶の重みと大切さを、光輝は良太郎たちとの交流を経て学んだ。

 自由と平和を守るため、光輝は新たな戦いへと走り出した。

 

 

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