まじかる☆ふらりん

クロスオーバーズアージュ

後編

 

 

白陵柊某所

 

そこには一人の男女と3人のメイド姿の女性とセシリアにルナの姿が有った

「マスターセシリア!!!

傷付き、膝をつくセシリアに対し叫ぶルナ

「ルナ、貴女だけでも良いから逃げなさい。そしてこの事をシルヴィーとその仲間に

伝えて。」

「で、ですが…。」

「良いから行く!!!

セシリアに叫びに戸惑いながらもその場から駆け出していくルナ

それを見て口を開く黒で長髪なメイドの女性

「賢明な判断ですね。」

「ごもっとも。」

メイドの女性に対し口を返すセシリア

「ですが、貴女を倒して追わせてもらいます。」

「させはしないわ。」

 

柊町駅前

 

駅前迄来たフィーナ・青葉・冥夜は多数のラバーメイドに囲まれていた

その中で口を開く青葉

「困りましたね、フィーナさん。」

「そうね。」

青葉の言葉に口を開くフィーナ

それに対し口を開く冥夜

「こいつらはどうするのだ?」

「一掃するだけ。」

冥夜の問いに答えると両手に銃を持つフィーナ

それと同時に女性の声が聞こえる

「その必要は無い。」

その声の後一掃されるラバーメイドの女性達

それと同時に姿を現す漆黒の鎧に身を包んだ女性

その女性を見て口を開く青葉

「風濫。」

青葉に名を呼ばれ兜を取る風濫

そんな風濫に対し銃を向け口を開くフィーナ

「風濫。私達の前に現れた理由は何ですか?内容によっては撃ちます。」

フィーナに銃を向けられたまま口を開く風濫

「…マスターセシリアのこの土地での協力者が一人歩きを始めました。

マスターセシリアでも止めるのが難しいと言っていたました。だから私はここに居ま

す。」

風濫の言葉を聞き銃を仕舞うフィーナ

「成る程。その影響がこれなのね。」

フィーナの言葉に頷く風濫

「それで、これからどうするの?」

「出来る事なら一緒に行きたいです。なんだかんだ言っても私もSKの一人ですか

ら。」

風濫の答えに表情を明るくし、口を開くフィーナ

「そうね。戦力は少しでも多い方が良いしね。」

フィーナの言葉の後口を開く冥夜

「済まないが、彼女は一体?」

冥夜の疑問に口を開く風濫

「私は風濫。間宮風濫。別名漆黒の薔薇騎士シルヴィーよ。」

「御剣冥夜だ。よろしく。」

互いに自己紹介が終わった直後何かを感じる風濫・青葉・フィーナ

それを見て構える冥夜

すると白陵柊の方向から一人の少女が掛けて来る

その後ろには複数のラバーメイドの姿が見えた

それを見て口を開く風濫

「青葉・フィーナさん、助けますよ!エスキス、カートリッジロード!!!

そう言うと同時にエスキスを抜き、エスキスもそれと同時に薬莢を排する

やれやれと言った感じで銀装を纏い、銀槍を構える青葉

線路を飛び越え着地すると同時に薙ぎ払う風濫

「飛んで!」

そう言うと同時に少女と共に飛び上がる風濫

その直後銀の閃光がその場を走る

ラバーメイド達の浄化が終わると同時に着地する少女と風濫

「大丈夫だった?……って、ルナ!」

「シル姉様!」

声を掛け互いに驚く風濫とルナ

「ルナ、マスターはどうしたの?」

「私を逃す為に一人で。けど、さっきから気配が、気配が…。」

そこ迄言うと泣き出すルナ

「大丈夫!大丈夫だから。」

そう言いながらルナを抱きしめる風濫

「…シル姉様。」

「だから泣き止んで、私達と一緒に行きましょう。ねっ♪」

「・・・はい♪」

そう言うと涙を拭うルナ

それを見ていたフィーナが口を開く

「風濫。そっちの方は任せて良いかしら?」

ふと出たフィーナの言葉に疑問に思うが直ぐに理解し口を開く

「解りました。青葉・御剣さん・ルナ、行くわよ。」

そう言うと走り出す風濫達

風濫達を見送ると口を開くフィーナ

「さてと。私はフィーナ。貴女達は何者かしら?」

フィーナがそう言うと姿を現す2人の女性

「大空寺あゆ。」

「玉野まゆと申します。マスターの命によりお命頂戴致す!」

そう言うとそれぞれ杖と日本刀を構えるあゆとまゆ

「やれやれ。纏めてかかってきなさい!」

そう言って振り返ると同時に両手に干将獏耶を持つフィーナ

 

白陵柊校門

 

そこには武装した風濫・青葉・ルナ・冥夜の姿が有った

そんな彼女達の前に一人の女性が現れる

その女性を見て口を開く冥夜

「綾峰。」

冥夜の言葉に綾峰と呼ばれた女性が口を開く

「御剣。…千鶴がさらわれた。協力して欲しい。」

「榊が!解った、力を貸そう。」

冥夜の言葉に再度口を開く綾峰

「そう。それならこれを。」

そう言って右手を動かした直後

綾峰に対し、首筋に小剣を当てる風濫。右手を制する青葉

そして冥夜をガードするルナ

「何、するの?」

綾峰の言葉に口を開く風濫

「油断させておいて仲間に引き込む。それはお約束よ。」

「…残念。」

そう言うと一瞬姿を消し、距離を置いた所に姿を現す綾峰

それと同時に榊も姿を現す

その姿はラバー製の黒のキャットスーツの上に鎧を纏っていた

それを見て口を開く風濫

「面白い。青葉、私が引き付けるから頃合いを見て良い?」

「良いわよ。」

風濫の言葉に答えると銀槍を手にする青葉

それと同時に小声でルナに話し掛ける風濫

「ルナ、校舎内にスナイパーが居るわ。ここから行ける?」

「大丈夫です。」

ルナの答えを聞きエスキスを抜く風濫

「じゃあお願いね。…エスキス、カートリッジロード。」

風濫の言葉に薬莢を排出する剣、エスキス

「ナイト・オブ・ムーン、シューティングモード。」

それと同時に砲撃形態を取るナイト・オブ・ムーン

その直後銃声と共に風濫の心臓を一発の弾丸が貫く

「風濫!!!

たまらず叫ぶ青葉

「ルナ、正面!距離800!」

冥夜が冷静に狙撃地点を割り出す

それと同時に口を開くルナ

「行け!」

そう言うと同時に銀色の光に包まれた矢が射出される

「シル姉は?」

「ルナ、駄目。心臓を打ち抜かれてる!」

それを見て口を開く綾峰

「一人減った。」

その言葉を聞き綾峰の方を見る青葉達

「減ってなんかないわよ。」

ふと聞き覚えのある声が聞こえる

それと同時に起き上がる風濫

「心臓射抜いたのに。何故?」

不思議に思う綾峰

「生憎と、私は魔族なのよ。だからコアって言う魔族の心臓が動いていてね。」

そう言うとエスキスを収める風濫

「こっちは時間が無いから手短に行くわよ。青葉!」

「大丈夫。」

青葉の返答を聞くと瞬時にルーティアを纏う風濫

WIND SLASH―

ルーティアの電子音声共に剣状態のルーティアを振るう風濫

それと同時に突風が綾峰と千鶴を襲う

それと同時に銀槍と、銀閃を突き刺す青葉

それと同時に黒き衣から解放され、白陵柊の制服を纏い倒れる二人

「綾峰!榊!」

冥夜がたまらず心配の声を上げる

「大丈夫、気絶してるだけ。直に目を覚ますわ。」

風濫の言葉に安心する冥夜

「新入りは使えないみたいね。」

ふと女性の声がする

それと同時に声のした方を見る青葉達

そこにはメイド服姿の女性が3人と、ボンテージに身を包んだ緑の髪の女性が居た

「マスター愛美、どう致しますか?」

メイド姿の一人が口を開く

それに対し愛美と呼ばれた緑の髪の女性が口を開く

「お仕置きが、必要ですね。」

愛美がそう言うと同時に男性の声が聞こえる

「お仕置きなんざ後でも良いじゃないか。今はとりあえず目の前の彼女達をどうにか

すべきだ。」

その声と同時に愛美の両手を取る男性

「マ、マスター。」

困り果てた愛美を見た後、風濫達を見る男性

「…間宮風濫に月夜瑠那。確かセシリアと言う女性のお供だったな。どうだ?こちら

に来ないか?」

男性の言葉に戸惑うルナ

ルナとは対照的に強気に出る風濫

「断ると言ったら?」

そう言いながらセイバーモードのルーティアを向ける

「君達の主が散るだけだよ。」

男性の言葉を聞き困惑するルナ

「シル姉。」

心配そうなルナの言葉を聞くと口を開く風濫

「断るわ。それにマスターセシリアなら私達の元に居るから。そうでしょう?アー

リィ。」

黒き戦女神の名を呼ぶ風濫

その瞬間黒神装を纏ったセシリアがその場に現れる

「ピッタリよ、アーリィ。」

風濫の言葉を聞くとセシリアから離れ風濫に戻るアーリィ

「御剣さん、ルナ。マスターを、頼んでも良い?」

当然の風濫の問いに戸惑いながらも口を開く冥夜とルナ

「わ、私は構わないが。」

「シル姉の頼みなら。」

両者の返答を聞き口を開く風濫

「ありがとう。ルーティア、コードES―ヴァルキリー、起動!」

―YES。CODE”ES―Varukiley”WAKE―UP

ルーティアの電子音声の後、黒き羽を持ちし、漆黒の鎧を纏う風濫

その直ぐ側では銀装を纏いし青葉の姿が会った

その光景を見て構えるメイド姿の3人の女性

「アメリア・セリユ・マリー、お仕置きを。」

愛美の言葉に一斉に飛び出す3人

それと同時に3人を後方へと吹っ飛ばす青葉

「行って!風濫!」

青葉の言葉に歩みを進める風濫

その目の前には愛美が立ちはだかる

「お仕置きです。」

「邪魔!」

そう言うと一撃で愛美を吹き飛ばす風濫

愛美を吹き飛ばすと男性を見据える風濫

「…独特の気配が見られない。やはり頭は貴方じゃない。…彼女ね。」

そう言うと吹き飛ばした愛美を見据える風濫

「俺様を無視するな!」

「フィーナさん!」

男性のさけびと同時にフィーナの名を呼ぶ風濫

その直後、銀色の光弾が男性の胸を貫く

それと同時に銀色の光を発し元の姿に戻る

「さて、ガチでやりましょうか?穂村愛美!」

風濫の言葉に漆黒の鎧を纏い剣を持つ愛美

その後方では青葉が浄化を終わらせていた

それぞれアメリアが涼宮茜、セリユが涼宮遙、マリーが速瀬水月に戻っていた

「エルフェンスト、魔力装填の後カートリッジロード!!!

風濫の言葉に魔力が溜まるエルフェンスト

その直後薬莢が排出される

「来なさい、穂村愛美!」

風濫の言葉に突っ込む愛美

「…この一閃で、絶つ!」

そう言うと同時に斬り、すれ違う2人

互いに背を向ける風濫と愛美

「私は、魔を断つ剣成り。」

そう言うと同時に何かが割れる音がして倒れ込む愛美

「終わったよ、全て。」

 

柊町駅前

 

距離が開くとふと武装を解除するあゆ

それを見て疑問の声を出すフィーナ

「…降参する気?」

「違うさ。大本が落ちた。あたしらはただ協力してただけさ。」

その言葉を聞き両手の拳銃を仕舞うフィーナ

「ならこれで終わりね。」

そう言うと空を見上げるフィーナ

 

後日

 

白陵柊白秋祭

 

野外ステージ裏

 

そこには遙・茜・水月・孝之に風濫・雪・青葉とフィーナの姿が会った

「う〜、緊張する〜。」

思いっきり緊張している遙

「遙〜、ほ〜らリラックスリラックス。」

そんな遙の緊張を解そうとする水月と茜

「一番最初は鳴海さんなんだから、貴女が緊張してどうするの?」

横からちゃちゃを入れる雪

「はいはい。雪・青葉、スタンバイ良い?」

風濫の言葉に頷くとステージへと向かう雪と青葉

「鳴海さん、一発目、お願いしますよ。」

「任せろ!」

そうやり取りするとギターを持つフィーナとベースを持つ風濫

「それじゃ、行きましょうか?未完成のGUILTY!」

そう言うと同時にギターを鳴らしステージへと出て行く孝之・フィーナ・風濫

その後LAST SMILEGo For ItInfinite Loveと熱唱する孝之

茜に変わりinnocenceを歌い水月へと

その水月は遠い夏の日・Blue Tearsを歌い遙が出てくる

遙・水月・茜でRumbling Heartsを熱唱

その後遙一人で風のゆくえ・翼はPleasure Line・風と星に抱かれてを熱唱

最後は風濫ボーカルでSKのフルムーンを歌った

計12曲のステージとなった

 

その後は御剣邸別邸にて打ち上げと成った

「お疲れ様でした〜!」

風濫の声で飲み物に口をつける一同

ちなみに風濫・雪・青葉・フィーナに遙と水月のみお酒で有る

後は全員ジュースで有る

 

深夜

 

御剣邸別邸前に風濫・雪・青葉・フィーナ・ルナ・セシリアの姿が会った

 

御剣邸別邸を見る一同

「行かれるのか?」

ふと女性の声が聞こえ振り返る

そこに居たのは…

「御剣さん。…はい。ここでの事件は終わりましたから。」

風濫が答える

「そうか。また何か縁が会ったら会って飲もうではないか。」

「少なくとも2年後よ、御剣さん。」

「それもそうだな。」

そう言うと笑い会う冥夜と風濫

「それじゃ、皆さんによろしく。」

「あぁ。さらばだ。」

冥夜の言葉を聞き別邸前から去っていく風濫達

 

後日

 

「ねぇ風濫。」

ふと口を開く青葉

「何?」

「その制服って、もしかして…。」

「そっ、白陵柊の冬制服!デザインが良いから持って帰って来ちゃった♪」

風濫の言葉に呆れる雪と青葉

「そのうちルイさんにエナメル素材で作って貰うの。」

「「良いっちゅ〜ねん!!!」」

 

終わり

 

 

 

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