Knight Of Strikers

Last Act「終わりから始まりへ〜聖騎士達の詩〜」

 

 

一夜が明けた首相官邸

 

そこには楓とルナの姿が有った

 

執務室で今回の事を報告する楓とルナ

「成程。解った。ありがとう、聖騎士達よ。」

「いいえ。それでは。」

そう言うと部屋から出て行く楓とルナ

 

首相官邸前

 

「う〜ん、終わった〜。ルナはこれからどうするの?」

「私?ちょっと用事。楓は?」

ルナに問われ悩む楓

「聖ハルイにでも行ったらどうかな?」

ルナの言葉に「そうね。」と返事をする楓

 

大井埠頭

 

そこにはルナと風の姿が有った

「何かと思ったら、何の用かしら?」

「戻っては、来てくれないんですか?」

風に対しそう言い放つルナ

その言葉に仮面を外すと口を開く風

「戻る気は無いわ。アインスさんと共に裏に回ると決めたから。」

風、否風濫の言葉に俯くルナ

「ルナ。これからは貴女や楓の時代。

貴女と楓が先頭に立ち、これからのSKを作っていくのよ。」

シル姉。」

「ほ〜ら笑顔笑顔。自信を持ちなさい。ルナは、強いんだから。」

風濫の言葉に顔を上げるルナ

「頑張りなさい。私の可愛い妹よ。」

そう言うとその場から消える風濫

解りました。シル姉。」

 

聖ハルイ

 

「水代。」

楓の来訪に驚くクリス

「やっほう。一夜明けたけど、どう?」

「お母様もお姉様、それに兵達も無事元通りよ。水代達には感謝しないといけないわね。」

「感謝なんて、別に。」

クリスの言葉に若干照れる楓

「ならば、私の相手をしてくれないか?水代とは手合わせしたいと思っていた。」

「それならば、大丈夫よ。」

そう言うと修練場へと移動する2人

 

修練場

 

剣を抜き構えると口を開くクリス

「水代。本気で来てほしい。私も、全力で行くから。」

そう言うと静かに気を開放するクリス

それを見て、感じ、口を開く楓

「それに、応えてあげるわ。エルスハート。セイントフォーム。」

―Wake Up Set Up Saint Form On―

電子音声と共に白き鎧を纏い、剣を持つ楓

「一撃勝負。それで、良いよね?」

楓の言葉に頷くクリス

若干間を置くと同時に駆け出し、共に一撃を振り抜く

背を見せる形でいると口を開くクリス

「流石だな、水代。」

「クリスもね。」

そう言うとエルスハートを待機モードにする楓

クリスも剣を納める

「すまないな、付き合わせてしまって。」

「気にしないの。私はこれで天宮に戻るわ。また会いましょう、聖騎士クリス。」

「あぁ、そうだな。」

クリスの言葉に握手を交わすクリスと楓

 

聖ハルイから出て飛行する楓

ありがとう、水代

ふとそんな声が聞こえ振り返る楓

そこには消失していく聖ハルイが有った

「クリス。そうか、還るんだね。さよなら、クリス。そして、聖ハルイ。」

そう言うと振り返る楓

 

数日後

 

天宮市警本部

 

本部長室

 

そこには楓の姿が有った

「上総本部長。水代楓、以下特機隊只今戻りました。」

「御苦労だったな。話は中央から聞いている。しばらくは休むと良い。

復帰のタイミングはそちらに任せる。」

「ありがとうございます。それでは失礼致します。」

そう言うと本部長室から出て行く楓

 

本部前

 

外に出てくると空を見上げる楓

音楽、しようかな?」

そう呟くと天宮の町中へ消えていく楓

 

 

 

それから、どうなったか

 

イシュタル=ラス=レイピア

天宮市内で教会を設立

シスターとしての日々を過ごしている

 

フィーナ=ラス=レイピア

母イシュタルの手伝いをする傍ら、

特機隊としても働いている

銀十字の先輩として桜の指導をしているようだ

 

フェンリル

天宮市警特機隊にて後方統括指揮を担当

たまに風濫とは会ってる様子

 

アインス

表には出ず、裏から楓達をサポートする

 

剣風

相変わらずこの名を名乗る。

アインスと共に楓達を裏からサポートしている

 

久住桜

高校卒業後正式に特機隊に配属。

銀十字を使い、楓達と共に奮闘している

 

白月水冬

ルナからナイトオブムーンを受け継ぎ、ルナの補佐をしている

戦闘時には支援に徹している様子

 

月夜瑠那

姉と慕う風濫から「レヴィンクライス」を受け継ぐ

特機隊の副隊長を務め、戦闘時には先陣を切る

特機隊の切り込み隊長と他から言われている

自身の通り名は「蒼光の剣」との事

 

水代楓

初代特機隊隊長。

今回の事件で成長し、冷静な判断をするようになった

戦闘時には前衛or後衛を務めている

それも「エルスハート」のお陰であろう

市警の仲間からは「特機隊のエース」や、

「天宮の聖騎士」等と言われている

 

 

 

市内中央

 

とあるビルの上

 

そこには楓・ルナ・水冬・桜の姿が有った

「桜どう?感じる?」

楓の言葉に口を開く桜

「居ますね。この感じ、間違いなく一連の事件の犯人です。気の感じからして、異形ですね。」

桜の言葉を聞くと口を開く楓

「水冬はバックアップ。私とルナで追い詰めるから桜は締めをお願いね。」

了解

 

終わり

 

 

 

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