Drive Warrior Episode25「未来への戦い」

 

 

 最大の親友、メイも失った。家族、親友、全てを失ったヒカルは、絶望に打ちひしがれていた。

 人気のない草原の真ん中で、ヒカルはメイを抱えて立っていた。

 どんなに願っても、どんなに拒絶してもメイは目を覚まさない。非情の現実を痛感しながら、ヒカルは悲しみを噛みしめた。

「ゴメン、メイ・・・でももうこんな悲劇、あたしが止める・・・」

 呼びかけていくヒカルが、メイをゆっくりと下ろしていく。

「ゆっくり休んでいて、メイ・・メイは頑張ったから・・ムチャなぐらいに頑張ったから・・・」

 ヒカルがメイの前で涙を拭い、笑顔を取り戻す。

「行ってくるね、メイ・・・あたしが何もかも終わらせるから・・・」

 メイに優しく言葉を投げかけてから、ヒカルはゆっくりと歩き出す。彼女は笑みを消して、決意を秘めた真剣な面持ちを浮かべていた。

「カイザー、ギルティアの本拠地まであたしを連れて行って・・・」

The world in space further in the back though the stronghold. It is a different dimension space quite different from this world where you lived.(本拠地といえども、宇宙空間の中のさらに裏の世界。あなたが住んでいたこの世界とは全く異なった異次元空間です。)

 呼びかけるヒカルに、カイザーが注意を投げかける。

What influence goes out to you in the movement until arriving at the stronghold is not understood. The influence might go out to go oppositely when coming here though the influence did not go out because it has the sense that becomes familiar with you.(本拠地に到着するまでの移動の中で、あなたにどのような影響が出るのかは分かりません。ここに来るときはあなたに馴染んだ感覚を持っているため、影響は出ませんでしたが、逆に行くことに影響が出ないとは限りません。)”

「そんなのは覚悟の上だよ・・今までだって、こんなギャンブルを何度もしてきたんだから・・・」

 カイザーからの注意を受けても、ヒカルは動揺しない。

「あたしはカイザーを信じてる・・だからカイザー、お願い・・・」

It has understood. Nothing has been said any longer. Please use power as you think.(分かりました。もう何も言いません。あなたの思うように力を使ってください。)

 信頼を寄せるヒカルの言葉を、カイザーが受け入れる。カイザーがギルティア本部の座標を探る間、ヒカルも意識を集中していく。

(行くよ・・今度こそ、この戦いを終わらせる・・・!)

「カイザー!」

 気持ちを引き締めるヒカルが、バリアジャケットを身にまとう。ギルティア、クロノスと戦うため、彼女は臨戦態勢に入った。

The place of the stronghold was found. It will metastasize in the future.(本拠地の場所を見つけました。これから転移します。)

 カイザーが呼びかけた瞬間、ヒカルが草原から姿を消した。彼女はギルティア本部に向けて転移していった。

 

 メイが倒れ、ウラヌスであるヒカルをクロノスの後継者にしようと企んでいたギルティア。エビルたちがヒカルを迎えようと準備を進めていた。

 だがその真っ最中だった。ギルティア本部の中央エリア、エビルたちが集まっている広場にヒカルが転移してきた。

「お、お前は!?

「ウォーリアー・ウラヌス、ここまで・・!」

 突然のヒカルの出現に、エビルたちが動揺を見せる。

「怖がることないよ・・すぐに倒すから・・・!」

 ヒカルが低い声音でエビルたちに呼びかける。彼女が素早く動くと、エビルたちが昏倒して動かなくなる。速さと重みのある一撃を受けて、エビルたちは痛みを覚える間もなく事切れたのである。

「速い・・・!」

「ただでさえ強いドライブウォーリアーが、ますます力を上げてきている・・・!」

「勝てるはずがない・・我々には、どうすることも・・・!」

 ヒカルが見せつける力に、エビルたちが恐怖する。後ずさりする彼らに、ヒカルが鋭い視線を向ける。

「クロノスはどこなの!?・・・教えてくれたら何もしないよ・・・!」

 ヒカルが問い詰めてくるが、エビルたちは恐怖のあまり、何も答えられない。

「言わなくてもいい・・ただ邪魔はしないで・・邪魔すると容赦しないよ・・・!」

 さらに忠告を送るヒカル。だが恐怖に駆り立てられたエビルたちが、見境を失くして彼女に飛びかかっていく。

 戦意を募らせるヒカルが、向かってきたエビルを打撃で返り討ちにする。彼女には迷いはない。クロノスを倒すことだけを考えていた。

「出てきなさい、クロノス!ギルティアはアンタしかまともに戦えないよ!」

 ヒカルが叫びながら、ギルティア本部の中を駆け抜けていく。わずかに感じられる邪な気配を頼りに、彼女はひたすら前進していった。

 しばらく突き進んで、ヒカルはある部屋の前に来た。彼女はその扉を蹴り飛ばして、中に飛び込んだ。

「さすがは我が後継者、ウラヌス・・こうもたやすく我の居場所を突き止めるとは・・・」

 足を止めたヒカルの耳に、クロノスの声が入ってくる。

「クロノス・・ここにいるの・・・!?

 ヒカルが警戒を強めながら、部屋の中を見回していく。

 部屋の奥にはひとつの球状の塊があった。塊は淡い光を発しており、まるで脈打っているようだった。

I feel huge power from that globe. It is power of existence that threatens not only we and subordinates but also your fates.(あの球体から巨大な力を感じます。私たちや部下だけでなく、あなたの運命をも脅かした存在の力です。)

「もしかして・・・あれが・・・!?

 カイザーの言葉を聞いて、ヒカルが緊迫を覚える。彼女も塊から発せられる巨大な力を感じ取っていた。

「そうだ・・これが私、クロノスの本当の姿だ・・・」

 さらに塊からクロノスの声が発せられる。クロノスがヒカルに正体を明かすのだった。

「私もデバイスとして存在している・・もっとも、元々はお前たちと同じく人の形を取っていたがな・・」

 自らの素性をヒカルに撃ち明かしていくクロノス。

「ギルティアで絶対の存在として君臨するため、私は命を永らえることを求めた・・そして私は人の体を捨て、デバイスとして存在する道を選んだ・・・」

「デバイスとして存在する・・・そんなことが可能なの・・・!?

 クロノスの説明を聞いて、ヒカルが疑問を覚える。

It is not impossible though is considerably dangerous in a scientific manner. The character, it memorizes, power is converted in the electron, and it moves it to the device.(かなり危険ではありますが、科学的に不可能ではありません。人格と記憶、力を電子的に変換して、デバイスに移すのです。)

 カイザーの補足を聞いて、ヒカルは困惑を膨らませていく。

「これにより、私は寿命を大きく伸ばした・・だが永遠の命とは言えない・・我々ギルティアの意思と支配は、未来永劫継承され、存在しなければならない・・」

「そのためにあたしやメイを巻き込んで・・みんなを傷つけて・・・!」

 クロノスの企みを聞いて、ヒカルは憤りを膨らませていく。

「やっぱり、あたしはアンタを許すことはできない!」

「愚かな・・ウラヌスであろうと、我が力に刃向かうことはできぬ・・我が力はこれまでギルティアを統率してきた間も、長い時を経て増大させてきた・・」

 身構えるヒカルをクロノスがあざ笑う。

「仮に私を倒したとして、お前が辿る末路は破滅以外にない・・いかに抗おうとも、お前に与えられた宿命からは逃れられぬ・・・」

「そんなの関係ない!アンタなんかに、みんなの日常を壊させるわけにいかない!」

 ヒカルがクロノスに向かって飛びかかる。だが突如出現した光の壁にぶつかり、ヒカルは弾き飛ばされる。

「うっ!・・何・・・!?

A strong barrier is put. The reactionary when there is strength and it knocks against is also large.(強力なバリアが張られています。強度がある上にぶつかったときの反動も大きいです。)

 痛みを覚える怒るにカイザーが呼びかける。クロノスは障壁を展開して、ヒカルの行く手を阻んできた。

「こんなの、全力で打ち破ってやる・・・!」

 ヒカルが右手に魔力を集中させていく。クロノスの障壁を打ち破ろうと、彼女が再び駆け出していく。

「バーストミーティア!」

 魔力を込めた打撃を繰り出すヒカル。だがこの一撃でもクロノスの衝撃を打ち破れず、跳ね返されてしまう。

「これでも・・これでもダメなの・・・!?

「最後まで私に逆らおうというのか・・・ならば破壊と殺りくをもって蹂躙するのも悪くない・・・」

 愕然となるヒカルに、クロノスの声が響く。

「これが最後だ・・我が後継者となれ・・さもなくばお前の住んでいた世界を攻撃する・・・」

 ヒカルに忠告するクロノスが、地球への砲撃を企む。しかしヒカルはこの脅しを受け入れようともしない。

「そんなことさせない・・あたしがアンタの言いなりになっても、地球がムチャクチャになるのは同じじゃない・・・!」

「どうしても聞き入れぬか、ウラヌス・・・ならば、この世界を今、滅ぼすだけだ・・・」

 クロノスが地球に向けての砲撃のため、魔力を集中させていく。

「させないって言ってるでしょ!グランドスマッシャー!」

 ヒカルが砲撃魔法を放つが、それもクロノスの障壁に阻まれる。

「攻撃が全然通じない・・どうしたらいいの・・・このままじゃ、世界が・・・!」

 あらゆる攻撃を光の壁で完全に防がれてしまい、ヒカルは絶望感と焦りを募らせていく。

Only this method might exist to defend your world though it is dangerous.(危険ですが、あなたの世界を守るためにはこの方法しかないでしょう。)

 打開の策を求めて思考を巡らせるヒカルに、カイザーが提案してきた。

All power is collected in the whole body and it rushes. If the barrier can be broken by this, the remark that decides an argument will be able to be given to Cronus like the power.(全ての力を全身に集めて突進するのです。これでバリアを破ることができれば、その勢いのままでクロノスに決定打を与えることができるでしょう。)

「全ての力を全身に・・・でももう、これしかあの壁を破ってクロノスを倒すはないね・・・」

 カイザーが持ちかけた案をヒカルが受け入れる。彼女は持てる魔力の全てを集中させて、クロノスを見据える。

 怒りと思いを一身に背負うヒカル。そのとき、彼女は一瞬メイの姿を目にする。

 視界に入ってきたメイが幻であることに、ヒカルはすぐに気付いていた。だがメイに勇気付けられたと、ヒカルは実感していた。

(ありがとう、メイ、みんな・・最後まで、あたしを支えてくれて・・・)

 込み上げてくる感謝を秘めて、ヒカルがクロノスに向かっていく。彼女の行く手を阻もうと、光の壁が淡く輝く。

(みんなが背中を押してくれるなら、絶対に逃げたりよけたりしたらダメ・・真正面からぶつかっていく・・・!)

 ヒカルが全力疾走のまま、障壁に体当たりする。反動の衝撃が襲いかかるが、ヒカルは跳ね返されず、さらに前進しようとする。

「あたしは負けない!みんなのためにも、クロノス、あたしはアンタを倒す!」

 全ての力を振り絞るヒカルが、障壁を強引に打ち破った。

「おのれ、ウラヌス!」

 ついに声を荒げるクロノス。巨大な球状のデバイスであるクロノスに向けて、ヒカルは集中させていた魔力を解放させた。

「バーストエクスプロージョン!」

 ヒカルの放った強大な魔力がクロノスに押し寄せ、一気にクロノス本部全体に広がっていった。本部が崩壊を引き起こし、内部で次々と爆発が巻き起こる。

「ウラヌス・・これで終わったと思うな・・・」

 落下していくヒカルに向けて、崩れていくクロノスが声を振り絞ってくる。

「たとえ私が倒れようと、ギルティアが滅びようとも・・お前は決して救われることはない・・・愚かな世界の中で、絶望の時を送るがいい・・・」

「クロノス・・・」

「地獄で待っているぞ・・ウォーリアー・クロノス・・・!」

 ヒカルが放った光を浴びて、クロノスが断末魔を上げながら消滅していった。

This place explodes at once. It metastasizes to the earth.(すぐにこの場が爆発します。地球に転移します。)

 カイザーがヒカルを救うために、即座に転移魔法を発動した。白んでいく光の中で、ヒカルの姿が一瞬にして消えていった。

 

 大気圏から離れた宇宙で爆発が起こった。だがこの破裂と轟音に人々は気付いていた。

 この爆発は世界では流星が燃え尽きたと判断され、大気圏内に影響が出ないことから大きく取り上げられることもなかった。

 爆発の事実を知っているのはただ1人。クロノスを倒し、ギルティアを滅ぼしたヒカルだけだった。

 カイザーが発動させた転移魔法で、ヒカルは爆発するギルティア本部から脱出。森の中の草原に転移していた。

 だがクロノスを倒すために力を使い果たしたヒカルは、仰向けに倒れたまま眠りについていた。彼女がまとっていたバリアジャケットも解除されていた。

There is no something wrong in the life though the loss of bodily strength is intense. If time is put, it is likely to recover though sleep and the rest are needed.(体力の消耗が激しいですが、命に別状はありません。睡眠と休養を要しますが、時間をおけば回復するでしょう。)

 カイザーがヒカルの状態を確認して、安堵を覚える。

The organization judges that it ruined from this. However, the lost one was too large.(これで組織は滅びたと判断します。ですが失われたものが、あまりにも大きすぎました。)

 ヒカルの心情を察するカイザー。

 ヒカルの戦いでギルティアは滅び、彼らの企みを止めることができた。だが彼女がこの戦いで、大切なものをたくさん失ってしまった。

 これからどうしていくのだろうか。自分に幸せが訪れるのだろうか。ヒカルは今も不安を抱えている状態にあった。

 報われない勝利を得て、ヒカルは草原で眠り続けた。

 

 ヒカルが回復して目を覚ましたのは、それから一夜が過ぎてからだった。体力が回復したにもかかわらず、ヒカルは元気を見せていなかった。

 もう家族も友達もいない。孤独感が彼女に重くのしかかっていた。

「終わった・・・終わったけど・・あたしは・・・」

 込み上げてくる悲しみを抑えることができず、ヒカルが涙を流す。

「でも・・あたしは1人じゃない・・・カイザーがいてくれてる・・・」

I am glad to put such a word from you.(あなたからそのような言葉をかけてくださって、私は嬉しいです。)

 ヒカルが投げかけてきた言葉に、カイザーが感謝を返す。

「そして、お父さん、お母さん、ネネちゃん、マモルちゃん、メイ・・みんなが見守ってくれてる・・・」

 ヒカルが自分の胸に手を当てて、家族や親友の願いと思いを確かめていく。みんなの気持ちをムダにしてはならないと、彼女は自分に言い聞かせていた。

It even nearby connects with everybody though it is not. The soft heart is transmitted. I came also to understand the feelings. Everything is done by your favor.(たとえそばにいなくても、みなさんとつながっている。優しい心が伝わってくる。その気持ちは私も分かるようになりました。全てはあなたのおかげです。)

「カイザー・・あたしもあなたがいなかったら、あたしも生きていなかった・・・」

 互いに感謝をかけ合うカイザーとヒカル。

I only taught the usage of how to fight and power to the end. It is you that had found the reason and the intention to use my power.(私はあくまで戦い方、力の使い方を教えただけです。自分の力を使う理由や意図を見出したのはあなたです。)

「それでも、あなたがいたから、あたしは今ここにいる・・・」

 弁解するカイザーだが、ヒカルはカイザーへの感謝を続ける。

「カイザー・・少し、気持ちの整理をさせて・・・」

 ヒカルはカイザーに呼びかけると、ゆっくりと歩いていった。彼女が来たのは家があった場所。

 ギルティアの襲撃によって、家は燃え尽きてしまった。家族も親友ももう誰もいない。強い孤独がヒカルの心を包んでいた。

「いつもあるのが、いつもいるのが当たり前だと思ってた・・でも何もない・・誰もいない・・・」

 悲しみを募らせるヒカルの目から涙があふれてくる。

「どんなに割り切ろうとしても、やっぱり辛くなるよ・・・」

What has been lost doesn't return twice. It is not possible to keep quite the same before any magic is lost.(失ってしまったものは、2度と戻ってきません。どんな魔法でも、失う前と全く同じにすることはできません。)

 悲しみにくれるヒカルに、カイザーが呼びかけていく。分かっていることとはいえ、ヒカルはカイザーが告げた事実を受け入れることを辛く感じていた。

Feelings that it wants to defend the important one even if it does very much might work.(だからこそ、大切なものは何としてでも守りたいという気持ちが働くのでしょうね。)

「うん・・そうなのかもしれないね・・・みんなを守りたいから、あたしは一生懸命になれた・・・」

 カイザーの言葉に頷くヒカル。しかし彼女は悲しみを抑えることができない。

「でも誰も守れなかった・・もうみんな、誰もいない・・・」

 ヒカルの目からあふれた涙が、次々に地面に落ちていく。

「だから・・あたしみたいな人を増やさないために、あたし、これからも頑張るよ・・・」

When I can also do, I want to make it. However, you do not have what uses power.(私もできる限りのことはしたいと思っています。ですがあなたは力を使うことはまずないのですよね?)

「うん・・できる限り、普通の人として頑張っていきたい・・そう思っている・・・」

 ヒカルがカイザーに自分の考えを口にする。

 体は常人を超えているが、人として生きていくことはできる。ヒカルはまだその考えを抱いていた。

 あふれてくる涙を拭って、ヒカルは微笑んだ。

「さようなら・・みんな・・・あたし・・行くよ・・・」

 家族や親友への別れの言葉を口にするヒカル。彼女はここでひとつの区切りをつけた。

Even if how much time flows, memories and bonds are never never lost. Please do not forget that.(思い出と絆は、どれだけの時が流れても決して失われることはありません。そのことを忘れないであげてください。)

「うん・・分かってる・・・別れはするけど、この気持ちは捨てないよ・・・」

 カイザーの言葉に答えると、ヒカルは振り返ってゆっくりと歩き出していった。

 

 世界を支配しようと企んだ組織、ギルティアはヒカルとの戦いで滅びた。

 世界をギルティアから守ったヒカル。しかし彼女は大切なものを守れず、失ってしまった。

 孤独と絶望に打ちひしがれたヒカル。その一方で彼女は、自分が体感した悲劇を他の誰かに体感してほしくないと考えていた。

 そのために戦い続ける。普通の人間として生きる中、悲劇をもたらす敵と戦っていく。

 ヒカルが繰り広げてきた戦いは、世界では取るに足らない出来事になっているかもしれない。

 その世界の裏で何者かが暗躍し、誰かが苦しんでいるかもしれない。

 敵と戦い、悲劇を止めるため、ヒカルは強く生きていく。

 これが自分が守ろうとしてきた大切な人たちのためになると信じて。

「あたしは頑張る・・この世界で、精一杯生きていく・・・みんなのために・・あたし自身のために・・・」

 戦いと交流を経て固めた決意を胸に秘めて、ヒカルは未来に向かって歩いていった。

 

 

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