Angel’s Knight 第3章
ACT6「羽咲市攻防戦決着〜真実の答〜」

 

 

皇居

 

そこにヴァルキリーと唯の姿が会った

 

聖騎士装を纏い皇居に集まった各官僚の前に姿を見せる唯

「水月君、一体何の用だね?」

「田辺防衛省長官、貴方ですね。今回の羽咲侵攻の黒幕は。」

唯の言葉にざわつく一同

「な、何を根拠に言ってるのだね?証拠は有るのか?証拠は?」

「とぼけたって無駄です。」

そう言うと拳銃を向ける唯

それと同時に唯を囲む警官隊

「これで決定的ですね、田辺防衛省長官。今回の黒幕は貴方です。」

そう言いながらも構えた銃を下さない唯

「な、何をしている。う、打て!」

田辺の言葉に発砲する警官隊

全方位からの銃弾を全て銃一丁で弾き落とす唯

その姿を見て驚く田辺

「さて、選んで下さい。死か、降服か?」

唯の言葉に益々怯える田辺

その直後

「使えん男だな。」

その言葉と同時に田辺の影から何かが飛び出し具現化する

その光景に驚く官僚達

「やれやれ、影の一族か。」

「ご名答だ。だがもう遅い。羽咲に向かって核ミサイルは発射された。その数10

基。」

影の男の一言に尚も驚く官僚達

「…それなら、落とせるわね。じゃあ、消えなさい。」

そう言うと同時に銃口から放たれた光が影の男を消し去る

消失を確認するとヴァルキリーへと戻る唯

ふと乗り込む直前に口を開く唯

「今回の件に関しては何も心配しなくて良いです。今まで通りの関係を維持します。

それでは。」

そう言うとコクピットに入りハッチを閉じると皇居から飛び立つヴァルキリー

 

羽咲市上空

 

エクスカリバーブリッジ

 

「ルイ艦長!米軍が撤退を開始。それと同時に遠方から接近する物体10!

…これは、核ミサイルです!」

「距離は!」

「4000!着弾迄300秒!」

「くっ!」

着弾迄の時間を聞いて苦い声を出すルイ

「核ミサイルに向かう熱源3!これは、間宮さんにフィーナさんに、如月さんです!

オペレーターからの報告に疑問を感じるルイ

 

ダークネスヴァルキリーコクピット

 

「フィーナさん・紫亜、上手く弾頭及びロケット部分だけを切り落とすよ。」

「「了解!!!

そう答えるとそれぞれ近接武器を持つ

「来るよ!」

風濫の言葉と同時に全ての核ミサイルの弾頭とロケット部を切り落とす3機

「良し!アーリィ!」

「はい、マスター。」

「このままエクスカリバーに戻って。私は米艦隊を沈めて来る。」

そう言うとルーティアを起動させる風濫

「ご無事で。」

アーリィの言葉を聞くと飛び出す風濫

 

羽咲海浜公園沖

 

米軍艦隊

 

洋上艦の一つに魔術法衣を纏って降り立つ風濫

「ルーティア、モードセイバー。魔力装填。」

Saver ModeMagic Load―

電子音声を発すると剣と成ったルーティア魔力が貯まる

魔力が装填されたのを確認すると飛び上りルーティアを振り上げる

「一刀両断!!!

そう叫び後方迄届くかのようにルーティアを振り下ろすとそのまま着地する

「ルーティア。」

Wind―

ルーティアに呼びかけ浮遊する風濫

その直後真っ二つに分かれ撃沈していく洋上艦

それを見て、撤退して行く米軍艦隊

「風濫からSKA。米海軍は撤退。これで完全撤退かしら?」

―SKA。その通りです。この戦い、私達の勝利です。―

「…了解、帰還するわ。」

そう言うとSKAへと向け飛び立つ風濫

 

その日の夜

 

SKA職員寮屋上

 

そこには唯・風濫・フィーナにセイバー・ライダー・ランサーの姿が合った

「唯さん、お話とは?」

最初に口を開く風濫

「時が迫ってるわ。審判の日が。」

唯の言葉に何かを確信し、口を開くフィーナ

「神々が、人を裁く時。そしてそれには運命の3女神、戦乙女も…。」

フィーナの言葉に納得する風濫

「アルトリア。」

「メドゥサ。」

「お母様。」

3人共自らのサーヴァントの真名を言う

その後唯が代表するかのように口を開く

「皆の力になってあげて。」

唯の言葉に頷くセイバー・ライダー・ランサー

「さぁ、行きましょう。」

そう言うと中に戻って行く唯達

その中で一人残るランサー、イシュタル

「さて、いつから居たのかしら?アーチャー。」

イシュタルの言葉に姿を表すアーチャー、紫亜

「最初からです。…一つだけ言っておきます。風濫は、こちらに残りますから。」

そう言うと去って行く紫亜

「…アーチャー、どう言う事よ。」

 

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