Angel’ｓ Knight 第３章
ＡＣＴ１「聖なる騎士達が集う地」
成田空港
到着ロビーの前にアインスとフィーアの姿が有った
到着便の表示を見て口を開くアインス
「来た、みたいね。」
アインスの言葉の後、到着ロビーに続々と姿を見せる自衛隊員
その中に見慣れた姿を見つけるアインス
到着ロビーの人物もアインスとフィーアに気付く
荷物を受け取りアインス達の前に来ると口を開く人物
「久し振りね。アインス、フィーア。」
「こちらこそお久し振りです。唯様、ルイメイド長、フィーナさん。」
女性の言葉に請け応えるアインス
「車を用意しております。こちらへ。」
そう言うと駐車場へ唯達を案内するアインスとフィーア
駐車場迄来て、車を見て驚く唯・ルイ・フィーナ
その中で一番最初に口を開く唯
「驚き。ＭＲＦの３３Ｒと３４Ｒじゃない。どうしてここに有るの？」
「とある方が保管してくれておりましたので、受け取って参りました。」
アインスの言葉に笑みを浮かべる唯
「それじゃ、行きましょうか。」
羽咲市
羽咲市警
建物の前に止まる２台のＧＴ―Ｒ
そのＧＴ―Ｒから降りて来る唯・ルイ・フィーナ・アインス・フィーナ
「私とフィーアはお待ちしております。」
「解った。」
アインスの言葉に応えると建物の中に入って行く唯達
建物内
受付迄来ると口を開く唯
「羽咲市警特殊機動部隊隊長水月唯よ。仁科ちゃん出して。」
「…あっ、はい。少々お待ち下さい。」
そう言うと受話器を取る受付の女性
受付に立ち並ぶ唯達
周囲からはざわめきがいつのまにか起きていた
「このざわめきは、私達かな？」
唯の疑問に頷くルイとフィーナ
それと同時に受話器を置き口を開く受付の女性
「お待たせしました。只今参りますのでもう少しお待ち下さい。」
受付の女性にジェスチャーで「ＯＫ」と言うとロビーの椅子に座る唯
椅子に座ると周囲を見渡す唯
「変わってないわね〜、ここは。」
「唯姉。そうそう変わるもんじゃないですよ。」
唯の言葉に突っ込むフィーナ
フィーナの言葉に納得すると奥から男性の声が聞こえる
「唯！」
自分の名前を呼ばれ奥を向き、自身を呼んだ男性の名を口にする唯
「仁科ちゃん。…久し振りね。元気にしてた？」
「あぁ。そっちも…元気そうだな。アカデミーには行ったのか？」
仁科の言葉に首を振る唯
「それじゃ、行こうか。間宮の話によるとビデオレターには興奮してたらしいぞ。」
「へぇ〜。それじゃ、行きましょうか？」
そう言うと移動し始める唯達
ＳＫＡ前
ＳＫＡ前に着く仁科のエボ�此■唯劭突�の３３Ｒ、同じくＭＲＦデモカールイの
３４Ｒ
ＳＫＡ内
ＳＫＡの中を歩き回る唯達
ふと訓練場に着き、中を見渡す唯達
「へぇ〜、中々活気が良いわね。こういう感じ、私は好きよ。」
そう言うと訓練場を中心の方へ進む唯
それと同時にざわつく訓練場内
ざわつく中から姿を現す女性
「お久し振りです。そして、お帰りなさい。唯さん。」
「ただいま、風濫。」
そう言うとおもむろに剣を抜く唯
それを見て口を開く風濫
「紫亜、結界よろしく。」
そう言うと黒き刀身の剣を抜く風濫
紫亜による結界の展開を確認して口を開く風濫
「エスキス！カートリッジロード!!!」
風濫の言葉に排莢するエスキス
それと同時に黒い気が刀身に集まる
「行くよ、風濫。」
「…はい。」
そう言い終わると同時に駆け出す２人
剣が合わさると同時に訓練場内に衝撃破が発生する
周囲からは怖さを感じさせる声が聞こえる
衝撃破が止むと剣を引き、収める唯
「強くなったみたいね。何が有ったか知らないけど。」
そう言うと生徒達を見回す唯
その中で口を開くフィーナ
「さ〜て、居るんでしょう？アーチャー!!!」
フィーナの言葉に姿を見せる紫亜
「お久し振りです。フィーナ＝ラス＝レイピア。」
そう言うと見つめあうフィーナと紫亜
放課後
ＳＫＡ屋上
そこにはフィーナと紫亜の姿が有った
「さて、何の用ですか？」
最初に口を開く紫亜
「私達が居ない間に、羽咲で何が起きたか、教えて欲しいの。」
フィーナの言葉に第２次羽咲聖杯戦争と、
セシリアの襲撃の事を話す紫亜
紫亜の話を聞き考え、口を開くフィーナ
「成る程。紫亜、誰にも言わないで欲しい事が、有るの。この秘密、守れる？」
フィーナの言葉に頷く紫亜
「それじゃ、話すね。」
鍛錬場
鍛錬場で干将・獏耶を持ち、佇む紫亜
「(・・・フィーナの話が本当なら、私達ＳＫＡの生徒はどうすれば良いのだろう？
前回は唯姉が記憶を消して逃した。じゃあ、今回はどうするんだろう？)」
そこまで心の中で思うと誰かが入って来る
「どなたですか？」
「悩み事でも有るの？」
紫亜の問いに問い返す女性
その声を聞き、とある女性の名を口にする紫亜
「マスター青葉。いえ、何でもありません。」
「…そう。けど、何か有ったら直ぐに教えてね。私は勿論、雪と風濫は、あの時の再
現なんて見たくないから。」
青葉の言葉に口を開く紫亜
「…羽咲攻防戦、ですか。」
「えぇ。」
紫亜の言葉に素直に答える青葉
そんな青葉の表情を見て、意を決する紫亜
「マスター青葉。いえ、レイピア。聞いて欲しい事が有ります。」
続く
次回予告
フィーナが告げた事は一体？
驚愕する事実
そして、再び争いが始まる